「2026年北中米W杯 グループF」
我らが日本代表は、2022年カタールワールドカップに引き続き、2大会連続で「死の組」に入ってしまいました。
「前回大会ほどではない」という見方もできますが、「ここなら勝てる」と言い切れる相手がいないのは難しいところ。
加えて、今大会は「暑さ」や「移動距離」といった環境面での問題も大きなポイントに。
大会前の事前合宿を含め、「環境に適応できるかどうか」が勝敗を分ける要素になりそうです。
さらに、グループFは「突破後の組み合わせ」にも恵まれているとは言えません。
「ベスト8以上」という目標を実現するには、優勝候補を倒すことが求められます。
この記事では、グループFの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
日本代表が入ったグループということもあり、多くのメディアで特集されるであろうグループF。
それらのメディアをより楽しむためにも、ぜひこの記事を読んでみてください。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


グループFの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| 🇳🇱オランダ (欧州) | 12回目 (2大会連続) | 準優勝3回 |
| 🇯🇵日本 (アジア) | 8回目 (8大会連続) | ベスト16 |
| 🇸🇪スウェーデン (欧州) | 13回目 (2大会ぶり) | 準優勝1回 |
| 🇹🇳チュニジア (アフリカ) | 7回目 (3大会連続) | GL敗退 |
グループF 各国の愛称
- 🇳🇱オランダ
→「オランイェ」(意味:オレンジ軍団) - 🇯🇵日本
→「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」 - 🇸🇪スウェーデン
→「ブローグルト」(意味:青と黄色) - 🇹🇳チュニジア
→「カルタゴの鷲」
グループFの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループFで試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
ダラス(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ南部・テキサス州に位置する大都市。
金融やIT産業が発展した「全米有数の経済都市」でありつつ、「カウボーイ文化」との融合が見られる、観光地としても人気の都市です。
6〜7月の平均気温は30℃前後まで上がることが多く、日差しが強く、厳しい暑さになるのが特徴。
体力の消耗が激しくなりやすく、試合中の運動量や終盤のパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。
ダラスでは、グループFの2試合が開催予定。
・6/15(月)AM5時00分 オランダvs日本(※日本時間)
・6/26(金)AM8時00分 日本vsスウェーデン(※日本時間)
ヒューストン(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ南部・テキサス州に位置する大都市。
石油・エネルギー産業で発展し、NASAの宇宙センターがあることでも知られています。
6〜7月の平均気温は30℃を超える日も多く、湿度も非常に高いのが特徴。
蒸し暑さが厳しく、試合中の消耗はかなり激しくなる可能性があります。
特にヨーロッパ勢にとっては慣れない環境となり、コンディション管理が勝敗を分ける要素になりそうです。
ヒューストンでは、グループFの1試合が開催予定。
・6/21(日)AM2時00分 オランダvsチュニジア(※日本時間)
カンザスシティ(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ中西部に位置する都市で、「バーベキュー文化」や「ジャズの街」として知られています。
6〜7月の平均気温は25〜32℃前後と高く、日中は強い日差しにさらされることも。
一方で湿度は控えめで、気温の割にはプレーしやすい環境と言えるでしょう。
ただし、時間帯によっては一気に暑さが増すため、試合時間によってコンディションに差が出る可能性もあります。
カンザスシティでは、グループFの1試合が開催予定。
・6/26(金)AM8時00分 チュニジアvsオランダ(※日本時間)
モンテレイ(メキシコ)
Embed from Getty Imagesメキシコ北東部に位置する、同国有数の工業都市。
アメリカとの国境にも近く、経済・ビジネスの拠点として発展を続けています。
サッカー面では、モンテレイやティグレスといった「クラブW杯」でもお馴染みの強豪クラブが本拠地を構え、国内でも屈指のサッカー熱を誇る都市です。
標高は約500mと、これまでの開催都市と比べると高地の影響は小さいものの、その分「暑さ」が最大の特徴。
6〜7月の平均気温は30〜35℃前後に達し、日中はさらに気温が上昇することもあります。
乾燥した空気と強い日差しにより、体力の消耗が激しく、試合終盤には運動量の低下が顕著になる可能性もあるでしょう。
モンテレイでは、グループAの1試合が開催予定。
・6/15(月)AM11時 スウェーデンvsチュニジア(※日本時間)
・6/21(日)AM13時 チュニジアvs日本(※日本時間)
グループFの展望
「死の組」と呼ぶに相応しい強豪国揃いのグループ。
実績・選手の質で考えれば、以下のような予想になるでしょう。
- 1番手→🇳🇱オランダ
- 2番手→🇯🇵日本・🇸🇪スウェーデン
- 3番手→🇹🇳チュニジア
メンバーを見ると、やはりオランダが一歩リード。
ビッグクラブの主力級が勢揃いしており、選手層の厚さでも「優勝候補」に相応しい陣容です。
ただし、サッカーは”個人能力”だけでは計算できないもの。
日本の組織力は世界でもトップクラスで、アジア予選では圧倒的な強さを見せ、W杯出場権獲得の1番乗り。
また、近年はドイツ・スペイン・ブラジル・イングランドといった強豪国を撃破するなど、世界から注目される存在になっています。
対するスウェーデンは”強烈な2人のストライカー”を擁する一方で、欧州予選では最下位に転落するなど、苦しんだ末のW杯出場。
安定感という面では、やや不安が残ります。
チュニジアはアフリカ予選を無失点で突破しており、堅守を誇るチームです。
今大会では格上との3連戦が待っていますが、「引いて守ってカウンター」がハマるかどうかにかかっています。
次に、環境面を見ていきます。
グループFの試合が開催される4都市は、総じて「暑さ」が過酷。
特に、「30℃超えの暑さ+標高500mのモンテレイ」と「30℃超え+湿気のあるヒューストン」の2会場では、選手・観客ともに厳しい戦いになりそうです。
上記2会場で2試合を行うのが、スウェーデンとチュニジア。
特に、北欧のスウェーデンにとっては、慣れない環境に苦戦する可能性は高いでしょう。
それは、同じく欧州のオランダにとっても同様です。
対して、日本はモンテレイでの試合があるとはいえ、「シンプルに暑いダラス」での試合が2試合。
しかも、「2014年ブラジルW杯での失敗」を踏まえ、事前合宿では暑熱順化に努めるようです。
これらの点も踏まえると、「日本の1位突破」も現実味を帯びてきます。
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループFの1位
→C組の1位と対戦(ブラジル?)
・グループFの2位
→C組の2位と対戦(モロッコ?)
・グループFの3位
→A組・B組・D組・E組・I組の1位のいずれかと対戦
・グループFの4位
→GL敗退
グループF 各国の特徴・注目選手
この章では、グループFに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
オランダ代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:12回目
- 最高成績:準優勝3回(1974年、1978年、2010年)
- FIFAランク:7位(2026年4月時点)
今大会の優勝候補のひとつ。
2000年代に入ってからは、2002年大会・2018年大会と2度の欧州予選敗退を喫しているものの、本大会に出場すれば”決勝トーナメント進出”が当たり前の強豪国です。
2010年には準優勝、2014年には3位に輝くなど、世界トップクラスの実績を誇ります。
前回大会はベスト8とやや物足りない結果に終わったものの、その実力に疑いの余地はありません。
ネームバリューでも飛び抜けており、欧州5大リーグでプレーする選手がメンバーの大半を占めています。
ファン・ダイク(リヴァプール)やフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)を筆頭に、世界的スター選手も在籍。
総合力で見れば、グループFの中では一歩抜けた存在と言えるでしょう。
ただし、前回大会で日本が対戦したドイツ・スペインと比較すると、一段落ちる印象もあります。
弱点となりうるのは、「絶対的なストライカー」がいないこと。
また、日本とオランダはワールドカップでは2回目の対戦で、前回は「0-1」で日本が敗れています。(2010年南アフリカ大会)
日本代表(アジア)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:8回目
- 最高成績:ベスト16
- FIFAランク:18位(2026年4月時点)
前回大会ではドイツ・スペインから大金星をあげ、「死の組」を首位突破してベスト16に進出。
アジアカップでは足元を掬われたものの、W杯アジア予選では”3試合が消化試合”になるほどの圧倒的な強さを見せました。
メンバーの大半が欧州クラブでプレーしており、中には三笘薫(ブライトン)や鎌田大地(クリスタルパレス)など、プレミアリーグで主力を担う選手も。
個人の質や層の厚さが増していることは間違いありませんが、それ以上に武器となるのが”組織力の高さ”。
直近の親善試合では、ブラジルやイングランドといった強豪国を破るなど、その強さは本物です。
ただし、複数の大金星をあげたことで、日本に対する”油断”はすでに消えていることでしょう。
それでも、「史上最強の日本代表」を証明するためには、「ベスト8以上」という結果が不可欠です。
スウェーデン代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:13回目
- 最高成績:準優勝(1958年)
- FIFAランク:38位(2026年4月時点)
長きに渡ってイブラヒモビッチが君臨したポジションには、ギョケレシュ(アーセナル)とイサク(リヴァプール)というプレミアリーグ屈指のフォワードが定着。
他のポジションを見ても、知る人ぞ知る名選手が勢揃い。
欧州5大リーグの選手が20人近く在籍しており、日頃から欧州サッカーを見ている人からすると、「お馴染みの選手たち」かもしれません。
ただし、今大会出場国の中でも、予選で最も苦戦したチームのひとつであることは間違いありません。
欧州プレーオフでは1勝もできず、本来であれば敗退していてもおかしくない状況でした。
それでも、「別の大会で好成績だった(ネーションズリーグ)」という欧州独自のルールに救われ、プレーオフ進出。
そのチャンスをものにし、2014年大会以来のワールドカップ出場を決めました。
選手の質は折り紙つきですが、「集団としての恐さ」は少ないのでは?
チュニジア代表(アフリカ)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:7回目
- 最高成績:GL敗退
- FIFAランク:44位(2026年4月時点)
アフリカ予選を”無失点”で突破。
同グループにW杯出場歴のある強敵が不在だったとはいえ、「10試合無失点」は立派な数字です。
2022年大会は1分2敗に終わったものの、失点数はわずか2失点。
強豪・フランスを相手に1失点に抑えるなど、守備力の高さは世界でも通用するレベルと言えるでしょう。
一方、2025年末に行われたアラブカップでは、シリア・パレスチナ・カタールを相手に”1分2敗”でグループリーグ敗退。
大会によってパフォーマンスに波がある点は、不安材料のひとつです。
メンバー構成は、自国リーグや欧州中堅リーグの選手が大半を占めており、欧州のビッグクラブでプレーする選手は限られています。
特に有名な選手は、マンチェスターUでのプレー歴もあるハンニバル・メイブリ(バーンリー)。
強豪揃いのグループFにおいてはやや格落ちの印象もありますが、「引いて守ってカウンター」は日本にとっても脅威となるはずです。
また、日本とチュニジアはワールドカップでは2回目の対戦で、前回は「2-0」で日本が勝利しています。(2002年日韓大会)
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/15(月) 5:00~ | 🇳🇱オランダ vs 🇯🇵日本 (ダラス) | ・DAZN ・NHK |
| 6/15(月) 11:00~ | 🇸🇪スウェーデン vs 🇹🇳チュニジア (モンテレイ) | ・DAZN |
| 6/21(日) 2:00~ | 🇳🇱オランダ vs 🇸🇪スウェーデン (ヒューストン) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/21(日) 13:00~ | 🇹🇳チュニジア vs 🇯🇵日本 (モンテレイ) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/26(金) 8:00~ | 🇯🇵日本 vs 🇸🇪スウェーデン (ダラス) | ・DAZN ・NHK |
| 6/26(金) 8:00~ | 🇹🇳チュニジア vs 🇳🇱オランダ (カンザスシティ) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
グループFは、今大会でも上位3つには入るハイレベルな組。
「死の組」であることに加え、決勝トーナメント1回戦では「グループCの突破国」と対戦します。
言い換えると、ブラジルとモロッコという強豪2カ国のどちらかとの対戦が濃厚です。
※グループCについてはこちら。
そんな困難な状況であっても、「日本代表が躍進する」と予想する人は多いでしょう。
メンバーの大半が欧州クラブでプレーしており、「史上最強」であることは間違いありません。
一方で、「死の組」に入ったこともあり、他国と比較すると「クラブの格」に見劣りを感じるのも事実です。
その差を埋めるのが、数々の強豪国を倒してきた”森保JAPANの組織力”。
きっと今回も、我々を驚かせるような戦いを見せてくれるはずです。
そして、その先を見据えるのであれば・・・。
ベスト8以上という目標を実現することで、日本代表の評価はさらに高まり、選手たちには強豪クラブからのオファーが舞い込む可能性もあります。
特に、久保建英、佐野海舟、鈴木彩艶(ザイオン)、鈴木淳之介らの若手選手にとっては、大きなチャンスとなるでしょう。
2030年ワールドカップでは、ビッグクラブの選手が多数在籍する「サッカー強豪国」として出場する。
そんな夢のような未来が、待っているかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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