「2026年北中米W杯 グループL」
「今大会の死の組は?」。
1つ目は、日本が入ったグループF。
→ グループFの詳細はこちら
2つ目は、フランスやノルウェーが入ったグループI。
→ グループIの詳細はこちら
3つ目は、この記事で紹介する”グループL”。
イングランドやクロアチアという欧州の強豪に加え、強烈な個人技を武器とするアフリカのガーナ。
そして、北中米での実績が十分で、意外とFIFAランクが高いパナマ。
「ここが強いんじゃない?」と思える国はありつつも、決して油断はできない組み合わせ。
今大会でも指折りの難関グループと言えるでしょう。
この記事では、グループLの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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グループLの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| 🏴イングランド (欧州) | 17回目 (8大会連続) | 優勝 (1966年) |
| 🇭🇷クロアチア (欧州) | 7回目 (4大会連続) | 準優勝 (2018年) |
| 🇬🇭ガーナ (アフリカ) | 5回目 (2大会連続) | ベスト8 (2010年) |
| 🇵🇦パナマ (北中米) | 2回目 (2大会ぶり) | GL敗退 |
グループL 各国の愛称
- 🏴イングランド
→「スリーライオンズ」 - 🇭🇷クロアチア
→「ヴァトレニ」(意味:炎の男たち) - 🇬🇭ガーナ
→「ブラックスターズ」 - 🇵🇦パナマ
→「ロス・カバジェロス」(意味:騎士団)
グループLの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループLの試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
ダラス(アメリカ)

アメリカ南部・テキサス州に位置する大都市。
金融やIT産業が発展した「全米有数の経済都市」でありつつ、「カウボーイ文化」との融合が見られる、観光地としても人気の都市です。
6〜7月の平均気温は30℃前後まで上がることが多く、日差しが強く、厳しい暑さになるのが特徴。
移動・練習等では暑さとの戦いになりますが、試合は別物。
スタジアムには開閉式の屋根と空調が完備されており、ピッチ上では猛暑の影響を受けにくいでしょう。
事前のコンディション調整に成功できれば、試合当日はハイパフォーマンスが期待できる環境です。
ダラスでは、グループLの大一番が開催予定。
・6/18(木)AM5時00分 イングランドvsクロアチア(※日本時間)
ボストン(アメリカ)

アメリカ北東部に位置する、歴史ある港町。
ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)など、超有名大学が集まる”学術都市”として知られています。
6〜7月の平均気温は22〜28℃前後で、他の開催都市と比べると比較的涼しく、過ごしやすい気候。
海風の影響もあり、湿度はやや控えめで、コンディションを保ちやすい環境です。
ボストンでは、グループLの1試合が開催予定。
・6/24(水)AM5時00分 イングランドvsガーナ(日本時間)
ニューヨーク(アメリカ)

アメリカ東部に位置する、国内最大の都市。
川沿いにそびえ立つのは、アメリカの象徴とも言える「自由の女神」。
金融系大企業の本社がズラリと立ち並び、「世界経済の中心地」とも言える場所です。
6〜7月の平均気温は25〜30℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが特徴です。
日本の夏に近いコンディションで、体力の消耗が激しくなる可能性も。
ニューヨークでは、グループLの1試合が開催予定。
・6/28(日)AM6時00分 パナマvsイングランド(日本時間)
フィラデルフィア(アメリカ)

アメリカ東部に位置する、歴史ある都市。
独立宣言が採択された地として知られ、アメリカ建国の象徴的な役割を持つ街です。
6〜7月の平均気温は25〜32℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが際立つ気候。
風が通りにくく、暑さがこもりやすいため、体力の消耗が激しくなる環境です。
フィラデルフィアでは、グループLの1試合が開催予定。
・6/28(日)AM6時00分 クロアチアvsガーナ(※日本時間)
トロント(カナダ)

カナダ最大の都市であり、経済・文化の中心地。
「人口の半数が移民」という多民族都市として知られ、北米の中でも独特の雰囲気を持つ都市です。
6〜7月の平均気温は20〜25℃前後と比較的過ごしやすく、湿度もそこまで高くないため、プレー環境としては非常に良好。
極端な暑さや寒さに悩まされることは少なく、選手にとってはコンディションを維持しやすい会場と言えるでしょう。
トロントでは、グループLの2試合が開催予定。
・6/18(木)AM8時00分 ガーナvsパナマ(日本時間)
・6/24(水)AM8時00分 パナマvsクロアチア(日本時間)
グループLの展望
圧倒的な戦力を誇る「イングランドの1強」にも見えるグループK。
ただし、2018年は準優勝・2022年は3位と、近年の実績ではクロアチアが上回ります。
実績面で考えると、「イングランドとクロアチアの2強」と見るのが妥当でしょう。
そこに割って入るのが、アフリカの強豪ガーナ。
強烈な個人技を持つ選手が揃っており、コンディション次第では上位2カ国を脅かす存在です。
一方で、やや評価が難しいのがパナマ。
FIFAランキングは33位(2026年4月時点)と高く、「ワールドカップ2回目なのに?」と感じるかもしれません。
しかし、2023年のゴールドカップで決勝戦に進出するなど、北中米では安定した結果を残しています。
決して“楽に勝てる相手”ではありません。
ここで、試合が行われる都市の環境面を見ていきます。
ボストン、そして2試合が行われるカナダのトロントは比較的涼しい気候。
一方、暑さが際立つダラスでは空調付きスタジアムが使用される予定です。
その点を踏まえると、注意が必要なのはニューヨークとフィラデルフィア。
どちらも夏場は蒸し暑さが厳しい都市ですが、該当する試合はいずれも第3節のみ。
特定のチームが複数回影響を受けることはありません。
結論として、環境面が結果を大きく左右する可能性は低いグループになるでしょう。
それらの状況も考慮すると、大本命になるのはイングランド。
そこにクロアチアとガーナが迫り、パナマはまずは初勝利を目指したい。
「1強・2対抗」という勢力図の中で、”北中米の気候”をよく知るパナマがどこまで抗えるかという展開になりそうです。
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループLの1位
→E組・H組・I組・J組・K組の3位のいずれかと対戦
・グループLの2位
→K組の2位と対戦(コロンビア?)
・グループLの3位
→K組1位と対戦(ポルトガル?)
・グループLの4位
→GL敗退
グループL 各国の特徴・注目選手
この章では、グループLに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
イングランド代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:17回目
- 最高成績:優勝(1966年)
- FIFAランク:33位(2026年4月時点)
欧州予選を「8戦全勝+22ゴール無失点」という完璧なスコアで突破。
自国のプレミアリーグを中心に、世界最高峰の選手が揃っています。
パーマー(チェルシー)やフォーデン(マンチェスターC)といったビッグクラブの主力級ですら、”メンバー入りの当落線”という事実にこそ、選手層の厚さが表れています。
有名どころとしては、ベリンガム(レアル・マドリード)やハリー・ケイン(バイエルン)といった世界トップクラスの選手が在籍しており、今大会でも大きな注目を集めるでしょう。
また、イングランドの最大の欠点とされていたのが指揮官の存在。
ユーロ2024で準優勝という結果を残しながらも”監督交代”という決断を下し、新監督に就任したのはトーマス・トゥヘル。
戦術面での上積みが期待される一方で、「ケイン不在時のセンターフォーワード」には依然として課題を抱えています。
それでも“優勝候補の筆頭”であることは間違いなく、目指すは60年ぶりの「サッカーの母国の復権」です。
クロアチア代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:7回目
- 最高成績:準優勝(2018年)
- FIFAランク:11位(2026年4月時点)
欧州予選を7勝1分で突破し、得失点は”+22”。
やや地味な印象を持たれがちな国ですが、2018W杯では準優勝、2022年W杯では3位と、近年は世界屈指の実績を残しています。
強豪ひしめくグループKにおいても、実績はNo.1と言って良いでしょう。
メンバーの大半は欧州5大リーグでプレーしており、”玄人好みの選手”が勢揃い。
派手さこそないものの、試合巧者としての完成度の高さが光ります。
一方で課題となるのが、中心選手の高齢化。
若手の台頭はあるものの、スタメンには37歳ペリシッチ(PSV)に34歳のクラマリッチ(ホッフェンハイム)などのベテランが名を連ねます。
そして、絶対的な司令塔には、自身5回目のワールドカップ出場となる40歳のモドリッチ(ACミラン)が君臨します。
それでも「欧州予選の結果」からもわかる通り、4年前の強さを維持しているクロアチア。
鍵となるのは、負傷中のグヴァルディオル(マンチェスターC)が万全の状態で復帰できるかどうか。
ガーナ代表(アフリカ)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:5回目
- 最高成績:ベスト16(2010年)
- FIFAランク:74位(2026年4月時点)
アフリカ予選を”8勝1分1敗”という好成績で突破。
約15人が欧州5大リーグでプレーしており、中にはセメンヨ(マンチェスターC)やクドゥス(トッテナム)など、プレミアリーグ屈指のアタッカーも名を連ねています。
2010年ワールドカップではベスト8という好成績も残しており、”強烈な個”を持った選手が多いのがガーナの特徴。
なのに、FIFAランキングは74位。
「ガーナは、なぜFIFAランクがこんなに低いのか?」。
理由のひとつが、結果の不安定さ。
2025年アフリカネーションズカップでは予選敗退を喫し、本大会には出場できず。
親善試合においても、2025年11月の日本戦から始まり、韓国・オーストリア・ドイツを相手に4連敗中。
そこで下されたのが監督交代。
新たに就任したのは、複数の代表チームを率いてきた”カルロス・ケイロス”です。
この決断が、吉と出るか凶と出るか。
パナマ代表(北中米)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:2回目
- 最高成績:GL敗退
- FIFAランク:33位(2026年4月時点)
北中米予選を3勝3分で突破し、2回目のワールドカップ出場権を獲得。
前回の出場は2018年ロシアワールドカップで、3戦全敗という結果に。
その際もイングランドと対戦しており、”1-6”で力の差を見せつけられました。
しかし、2026年4月時点でのFIFAランキングは33位。
「パナマは、なぜFIFAランクがこんなに高いのか?」。
その理由は、北中米No.1を決めるゴールドカップなどで優秀な成績を残しているため。
2025年大会ではベスト16に留まったものの、2023年の準優勝など、”北中米ベスト4”に入ることも珍しくはありません。
ただし、「だからFIFAランクが高い」と言われても、違和感を解消できるわけではなく・・・。
パナマ代表の中心になるのは、メキシコやベネズエラでプレーする選手たち。
注目は18歳のカディル・バリア。
ブラジルの名門・ボタフォゴでプレーするFWで、今大会は「欧州クラブへのアピールの場」にもなるでしょう。
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/18(木) 5:00~ | 🏴イングランド vs 🇭🇷クロアチア (ダラス) | ・DAZN |
| 6/18(木) 8:00~ | 🇬🇭ガーナ vs 🇵🇦パナマ (トロント) | ・DAZN |
| 6/24(水) 5:00~ | 🏴イングランド vs 🇬🇭ガーナ (ボストン) | ・DAZN |
| 6/24(水) 8:00~ | 🇵🇦パナマ vs 🇭🇷クロアチア (トロント) | ・DAZN |
| 6/28(日) 6:00~ | 🇵🇦パナマ vs 🏴イングランド (ニューヨーク) | ・DAZN |
| 6/28(日) 6:00~ | 🇭🇷クロアチア vs 🇬🇭ガーナ (フィラデルフィア) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
「死の組」においても、頭ひとつ抜けた存在感を放つイングランド。
選手の質・選手層ともに文句なしで、監督にはトーマス・トゥヘルがいる。
今回のイングランドには、「ワールドカップ優勝」を期待しても良いかもしれません。
そこに対抗するのは、安定感のあるクロアチアと、一発のあるガーナ。
両極端な特徴を持つ2つの強豪国が「STOP ENGLAND」を狙います。
そして、強敵相手に、”ワールドカップ初勝利”を目指すのパナマ。
評判通り、今大会でも注目度の高いグループになりそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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