「2026年北中米W杯 グループE」
優勝候補の一角であるドイツが入ったグループE。
2大会連続でグループリーグ敗退を喫したこともあり、ドイツへの評価が厳しくなっていることも事実。
ですが、”新フォワード”が定着してからのドイツは、間違いなく強いチームへと進化しています。
そこに「対抗馬」として立ち塞がるのが、コートジボワールとエクアドル。
それぞれアフリカ予選無敗、南米予選2位という成績でワールドカップ出場権を獲得しました。
実力は拮抗しており、ジャイアントキリングが起きても不思議ではありません。
そしてもうひとつの注目が、「人口約15万人の小国・キュラソー」。
初出場となる今大会、目指すは悲願の初勝利です。
この記事では、グループEの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


グループEの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| 🇩🇪ドイツ (欧州) | 21回目 (19大会連続) | 優勝 (4回) |
| 🇨🇼キュラソー (北中米) | 初出場 | – |
| 🇨🇮コートジボワール (アフリカ) | 4回目 (3大会ぶり) | GL敗退 |
| 🇪🇨エクアドル (南米) | 5回目 (2大会連続) | ベスト16 (2006年) |
グループE 各国の愛称
- 🇩🇪ドイツ
→「ディー・マンシャフト」(意味:ドイツのチーム) - 🇨🇼キュラソー
→「ブルーウェーブ」 - 🇨🇮コートジボワール
→「レ・エレファンツ」(意味:象) - 🇪🇨エクアドル
→「ラ・トリコロール」
グループEの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループEで試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
フィラデルフィア(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ東部に位置する、歴史ある都市。
独立宣言が採択された地として知られ、アメリカ建国の象徴的な役割を持つ街です。
6〜7月の平均気温は25〜32℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが際立つ気候。
風が通りにくく、暑さがこもりやすいため、体力の消耗が激しくなる環境です。
フィラデルフィアでは、グループEの2試合が開催予定。
・6/15(月)AM8時00分 コートジボワールvsエクアドル(※日本時間)
・6/26(金)AM5時00分 キュラソーvsコートジボワール(※日本時間)
ヒューストン(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ南部・テキサス州に位置する大都市。
石油・エネルギー産業で発展し、NASAの宇宙センターがあることでも知られています。
6〜7月の平均気温は30℃を超える日も多く、湿度も非常に高いのが特徴。
蒸し暑さが厳しく、試合中の消耗はかなり激しくなる可能性があります。
特にヨーロッパ勢にとっては慣れない環境となり、コンディション管理が勝敗を分ける要素になりそうです。
ヒューストンでは、グループEの1試合が開催予定。
・6/15(月)AM1時00分 ドイツvsキュラソー(日本時間)
カンザスシティ(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ中西部に位置する都市で、「バーベキュー文化」や「ジャズの街」として知られています。
6〜7月の平均気温は25〜32℃前後と高く、日中は強い日差しにさらされることも。
一方で湿度は控えめで、気温の割にはプレーしやすい環境と言えるでしょう。
ただし、時間帯によっては一気に暑さが増すため、試合時間によってコンディションに差が出る可能性もあります。
カンザスシティでは、グループEの1試合が開催予定。
・6/21(日)AM9時00分 エクアドルvsキュラソー(日本時間)
ニューヨーク(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ東部に位置する、国内最大の都市。
金融系大企業の本社がズラリと立ち並び、「世界経済の中心地」とも言える場所です。
6〜7月の平均気温は25〜30℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが特徴です。
日本の夏に近いコンディションで、体力の消耗が激しくなる可能性も。
ニューヨークでは、グループEの1試合が開催予定。
・6/26(日)AM5時00分 エクアドルvsドイツ(日本時間)
トロント(カナダ)
Embed from Getty Imagesカナダ最大の都市であり、経済・文化の中心地。
「人口の半数が移民」という多民族都市として知られ、北米の中でも独特の雰囲気を持つ都市です。
6〜7月の平均気温は20〜25℃前後と比較的過ごしやすく、湿度もそこまで高くないため、プレー環境としては非常に良好。
極端な暑さや寒さに悩まされることは少なく、選手にとってはコンディションを維持しやすい会場と言えるでしょう。
トロントでは、グループEの1試合が開催予定。
・6/21(日)AM5時00分 ドイツvsコートジボワール(日本時間)
グループEの展望
グループEを一言で表すのであれば、「1強:2対抗:1弱」。
「1強」に該当するのは、もちろんドイツ。
2大会連続でGL敗退しているとはいえ、近年は世代交代も進み、復活の兆しを見せています。
「対抗馬」になりうるのが、コートジボワールとエクアドル。
コートジボワールはアフリカ予選を無敗で勝ち抜け、エクアドルは過酷な南米予選を2位で突破。
どちらも地力は高く、「予選通りの力」を発揮できれば、決勝トーナメント進出も十分に狙える存在です。
それに対して、「1弱」となる可能性が高いのが初出場のキュラソー。
未知数な部分はあるものの、これまでの国際大会での実績を踏まえると、厳しい戦いになることが予想されます。
グループEの試合会場を見てみると、アメリカ中西部から東部、さらにカナダまで広がっており、移動負担の大きさも特徴のひとつ。
中でもエクアドルは、東部と中西部を行き来する日程となっており、移動距離の面では最も厳しい条件に置かれる可能性があります。
一方でドイツは、ヒューストンの蒸し暑さ(第1節)からトロントの涼しい気候(第2節)、そして再び湿度の高い東海岸(第3節)へと移るスケジュール。
環境の変化に対応する難しさはあるものの、それでも総合力では一歩抜けており、「ドイツ=大本命」であることに変わりはないでしょう。
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループEの1位
→A組・B組・C組・D組・F組の3位のいずれかと対戦
・グループEの2位
→I組の2位と対戦(ノルウェー?)
・グループEの3位
→B組・D組・G組・K組の1位のいずれかと対戦
・グループEの4位
→GL敗退
グループE 各国の特徴・注目選手
この章では、グループEに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
ドイツ代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:21回目
- 最高成績:優勝(1954年、1974年、1990年、2014年)
2014年ワールドカップを圧倒的な強さで制したものの、その後は2018年・2022年と2大会連続でグループリーグ敗退。
その影響もあり、FIFAランキングは二桁順位にまで低下し、かつて栄華を誇った”ドイツブランド”は揺らいでいます。
しかし、今のドイツは間違いなく強い。
メンバーはブンデスリーガ(ドイツ)を中心に、欧州トップクラブでプレーする選手が揃う世界屈指の陣容。
クラブとは見違えるプレーを見せるフロリアン・ヴィルツ(リヴァプール)に加え、長年にわたって人材難に苦しんだ「センターフォワード」のポジションには198cmのニック・ヴォルテマーデ(ニューカッスル)が定着。
さらに、18歳のレナート・カール(バイエルン)などの若手が台頭し、世代交代も順調に進んでいます。
間違いなく、グループEの大本命。
そして今大会では、”復権”を目指します。
キュラソー代表(北中米)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:初出場
- 最高成績:-
北中米予選ではジャマイカを抑え、初のワールドカップ出場権を獲得。
「人口約15万人の小国」の出場に、世界中からの注目が集まります。
戦力を見ると、「オランダ領」という背景もあり、エールディビジ(オランダ)でプレーする選手が10人ほど在籍。
PSVのオビスポや、NECのフォンビルなど、欧州で経験を積む選手はいるものの、世界的なスターは不在です。
また、北中米No.1を決めるゴールドカップでは、3大会連続で本大会出場を逃すなど、「大陸内での強豪国」とは言えないのが現状です。
さらに、2026年2月に指揮官が辞任するなど、本大会に向けて不安要素も抱えています。
グループEの中では戦力的に厳しい立場にあり、決勝トーナメント進出のハードルは高いと言わざるを得ません。
まずは「勝ち点獲得」、あわよくば「初勝利」が現実的な目標となるでしょう。
コートジボワール代表(アフリカ)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:4回目
- 最高成績:GL敗退
2014年に日本代表が”力の差”を見せつけられた相手ですが、意外にも”あの時”以来のワールドカップ出場。
アフリカ予選を無敗で突破し、3大会ぶりの出場権を獲得しました。
メンバーの大半が欧州でプレーしており、そのうちの10人ほどが欧州5大リーグでプレー。
ケシエ(アル・アハリ)やディアロ(マンチェスターU)などの有名選手はいるものの、ドログバやヤヤ・トゥーレがいた頃のような”圧倒的な個”は不在です。
それでも、身体能力の高さとアフリカ特有の「ハマった時の爆発力」は健在。
グループEにおいても、決勝トーナメント進出を十分に狙える存在と言えるでしょう。
エクアドル代表(南米)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:5回目
- 最高成績:ベスト16(2006年)
南米予選を2位で突破。
ホームではブラジルやアルゼンチンに勝利するなど、強豪を倒せるだけの実力は証明済みです。
メンバーの半数以上がMLSや南米でプレーしている選手たちで、欧州5大リーグは7~8人ほど。
中でも守備陣は充実しており、モイセス・カイセド(チェルシー)、インカピエ(アーセナル)、パチョ(PSG)、エストゥピニャン(ACミラン)など、ビッグクラブの主力が揃っています。
彼らがボールを奪い、得意の「堅守速攻」でジャイアントキリングを狙うスタイルです。
グループEにおいても、上位進出を十分に狙える存在と言えるでしょう。
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/15(月) 2:00~ | 🇩🇪ドイツ vs 🇨🇼キュラソー (ヒューストン) | ・DAZN |
| 6/15(月) 8:00~ | 🇨🇮コートジボワール vs 🇪🇨エクアドル (フィラデルフィア) | ・DAZN |
| 6/21(日) 5:00~ | 🇩🇪ドイツ vs 🇨🇮コートジボワール (トロント) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/21(日) 9:00~ | 🇪🇨エクアドル vs 🇨🇼キュラソー (カンザスシティ) | ・DAZN |
| 6/26(金) 5:00~ | 🇨🇼キュラソー vs 🇨🇮コートジボワール (フィラデルフィア) | ・DAZN |
| 6/26(金) 5:00~ | 🇪🇨エクアドル vs 🇩🇪ドイツ (ニューヨーク) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
最注目となるのは、やはりドイツ。
W杯最多得点記録を持つクローゼが代表を退いてから早12年。
なかなか見つからなかった後継者問題も、ついに解決の兆しが見えてきました。
ヴォルテマーデやヴィルツにとっては、さらに知名度を高める大会になりそうです。
もちろん、コートジボワールやキュラソーの存在も見逃せません。
その中で、個人的に推したいのはエクアドル。
南米予選を2位で突破した実力に加え、欧州のビッグクラブで活躍する選手も揃っています。
特に、普段から欧州サッカーを見ている方にとっては、絶対に見逃せないチームのひとつです。
余談ですが、グループEの試合はすべてグループF(日本のグループ)と同日に開催。
日本におけるグループEの視聴率が「どう動くのか」にも注目したいところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



コメント