「2026年北中米W杯 グループD」
開催国アメリカが入った、予測不能な組み合わせ。
その事実は、FIFAランクの順位を見れば一目瞭然です。(2026年4月時点の順位)
- アメリカ→16位
- トルコ→22位
- オーストラリア→27位
- パラグアイ→40位
4カ国の順位が非常に近いことに加え、すべての国に”W杯ベスト16以上の実績”があります。
言い換えれば、飛び抜けて強い国も、飛び抜けて弱い国もいない「超混戦グループ」です。
そして、日本代表にとっては因縁のあるグループが勢揃い。
というのも、グループDの3カ国とワールドカップでの対戦歴があり、そのすべてで黒星を喫しているのです・・・。
- トルコ→2002年大会ベスト16
- オーストラリア→2006年大会グループリーグ
- パラグアイ→2010年大会ベスト16(PK負け)
そんな「実力拮抗+日本との因縁」のグループD。
この記事では、グループDの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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グループDの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| アメリカ (北中米) | 12回目 (2大会連続) | 3位 (1930年) |
| パラグアイ (南米) | 9回目 (4大会ぶり) | ベスト8 (2010年) |
| オーストラリア (アジア) | 7回目 (6大会連続) | ベスト16 (2006年、2022年) |
| トルコ (欧州) | 3回目 (6大会ぶり) | 3位 (2002年) |
グループD 各国の愛称
- 🇺🇸アメリカ
→「スター&ストライプス」(星条旗が由来) - 🇵🇾パラグアイ
→「ラ・アルビロハ」(意味:白&赤) - 🇦🇺オーストラリア
→「サッカルーズ」(意味:サッカー×カンガルー) - 🇹🇷トルコ
→「アユルズズラー」(意味:月星軍団)
グループDの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループDで試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
ロサンゼルス(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ西部・カリフォルニア州に位置する大都市で、映画産業の中心地「ハリウッド」を構えています。
そして、日本人にとっては、大谷翔平が活躍する「ドジャースの本拠地」としても馴染み深い場所です。
6〜7月の平均気温は25〜30℃前後と高く、今大会の開催都市の中でも暑さが際立つ会場。
気温の上昇により運動量が落ちやすく、試合終盤にはスタミナ面の差が勝敗を分ける可能性もあります。
グループBの他の開催地と比べると、最も暑さの影響を受けやすい”要注意の会場”と言えるでしょう。
ロサンゼルスでは、グループDの2試合が開催されます。
・6/13(土)AM10時 アメリカvsパラグアイ(日本時間)
・6/26(金)AM11時 トルコvsアメリカ(日本時間)
サンフランシスコ(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ西部・カリフォルニア州に位置する都市で、IT企業が集まる「シリコンバレー」の玄関口として知られています。
海に面した立地の影響もあり、年間を通して冷涼な気候が特徴。
6〜7月の平均気温は15〜20℃前後と比較的涼しく、真夏でも気温が大きく上がりにくい環境です。
一方で、海風の影響を受けやすく、「強風」がプレーに影響を与える可能性も。
ロングボールやセットプレーの精度に差が出るなど、思わぬ形で試合展開を左右する要素となるかもしれません。
サンフランシスコでは、グループDの2試合が開催されます。
・6/20(土)PM0時 トルコvsパラグアイ(日本時間)
・6/26(金)AM11時 パラグアイvsオーストラリア(日本時間)
シアトル(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ北西部・ワシントン州に位置し、スターバックスやAmazonの本社がある都市。
カナダとの国境に近く、6〜7月の平均気温は15〜22℃前後。
気候的にはとても涼しく、「プレーしやすい環境」と言えるでしょう。
また、年間を通して雨が多い地域としても知られており、天候次第ではピッチが滑りやすくなる可能性も。
パスやボールタッチに影響が出るなど、技術面での適応力が求められる会場になりそうです。
シアトルでは、グループDの1試合が開催されます。
・6/20(土)AM4時 アメリカvsオーストラリア(日本時間)
バンクーバー(カナダ)
Embed from Getty Imagesカナダ西部に位置する港湾都市。
豊かな自然と都市機能が融合した人気の観光地で、北米屈指の景観を誇ります。
6〜7月の平均気温は15〜20℃前後と涼しく、今大会の開催都市の中でもトップクラスに快適な環境。
気温が上がりにくく、選手たちは最大限のパフォーマンスを発揮しやすくなるでしょう。
また、西海岸に位置しているため、同じく西側にあるアメリカ開催都市(シアトル、サンフランシスコなど)との移動距離が比較的短い点も特徴です。
移動によるコンディションへの影響が少ないことも、選手にとってはプラスに働きそうです。
バンクーバーでは、グループDの1試合が開催されます。
・6/14(日)PM1時 オーストラリアvsトルコ(日本時間)
グループDの展望
グループDは、今大会で「最も予想が難しいグループ」ではないでしょうか?
開催国のアメリカがいて、FIFAランキングでもグループ内では最上位。
「それならアメリカが最有力なのでは?」と考えるのが一般的で、その意見は理にかなっています。
しかし、グループDの4カ国には、「FIFAランキングの差がほとんどない」という特徴があります。
FIFAランキングの平均(グループごと)
・1位:グループI→25.75位
・2位:グループD→26.25位
・3位:グループF→26.75位
・4位:グループK→28.5位
・5位:グループJ→29.5位
※2026年4月時点の順位で計算。
トップ5に入ったグループの多くには、「FIFAランク一桁の強豪国」が含まれています。
しかし、グループDの最上位はアメリカの16位で、最下位はパラグアイは40位。
突出した強豪がいない一方で、どの国も一定の実力を持っている。
このことからも、「どこが勝ってもおかしくない混戦グループ」であることがよくわかります。
とはいえ、「さすがにホームアドバンテージのアメリカでしょ?」となるのも事実。
ただ、ここでひとつ気になるのが“会場の条件”です。
グループDの試合が行われる4会場は、ロサンゼルスを除いて比較的涼しい都市が中心。
そして、そのロサンゼルスで唯一2試合を戦うのがアメリカです。
開催国でありながら、「気候面でのアドバンテージを最大限に活かせるとは言い切れない」。
この点も含めて、グループDは最後まで展開が読めないグループになりそうです。
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループDの1位
→B組・E組・F組・I組・J組の3位のいずれかと対戦
・グループDの2位
→G組の2位と対戦(エジプト?)
・グループDの3位
→E組1位 or G組1位と対戦(ドイツorフランス?)
・グループDの4位
→GL敗退
グループD 各国の特徴・注目選手
この章では、グループDに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
アメリカ代表
Embed from Getty Images- W杯出場回数:12回目
- 最高成績:3位(1930年)
グループDの本命であると同時に、今大会のダークホースになりうるのがアメリカ。
FIFAランクはグループ最上位の16位。
陽気な国民性を考えると、スタジアムは”アメリカムード”に包み込まれるはずです。
選手の質の面でも、プリシッチ(ACミラン)やマッケニー(ユベントス)を筆頭に、ワールドクラスの選手は明らかに増加中。
守備陣こそMLSでプレーする選手が多いものの、攻撃陣の多くが欧州主要リーグで活躍。
かつては「サッカー不毛の地」とも呼ばれていましたが、そのような気配は微塵も感じさせません。
一方で、懸念点があるとすれば”環境面”。
先述の通り、パラグアイ戦(第1節)とトルコ戦(第3節)を、酷暑のロサンゼルスで戦うことになります。
開催国でありながら、決して楽な条件とは言えません。
パラグアイ代表
Embed from Getty Images- W杯出場回数:9回目
- 最高成績:ベスト8(2010年)
南米予選を6位で突破し、4大会ぶりにワールドカップ出場権を獲得。
出場国が32カ国だった前回大会までは、
・南米5位→大陸間プレーオフ出場
・南米6位→予選敗退
という条件であったことを考えると、「出場枠増加の恩恵を受けた国」とも言えるでしょう。
また、サナブリア(クレモネーゼ)やディエゴ・ゴメス(ブライトン)など、欧州5大リーグで活躍する選手はわずか。
メンバーの大半はMLSや南米(ブラジル・アルゼンチンなど)でプレーしてます。
この情報だけを見ると、「戦力的にやや厳しいのでは?」という印象を受けるかもしれません。
しかし、このチームを侮ることはできません。
というのも、パラグアイ代表は南米予選(ホーム)でブラジルとアルゼンチンに勝利。
組織的な守備と球際の強さを武器に、強豪国相手でもしぶとく勝ち点を積み上げてきました。
「個の力」ではなく、「チームとしての完成度」で勝負するのがパラグアイ代表の特徴。
戦術がハマったときの厄介さは、このグループでも随一かもしれません。
オーストラリア代表
Embed from Getty Images- W杯出場回数:7回目
- 最高成績:ベスト16(2006年、2022年)
アジア3次予選を、日本に次ぐ2位で突破。
「アジア枠」に移籍した2006年大会以降、全ての大会で出場権を獲得しています。(※南アフリカ大会からアジア枠)
メットカーフ(ザンクトパウリ)やジョーダン・ボス(フェイエノールト)など、日本代表選手とチームメイトの選手も在籍。
ただ、メンバーの大半は欧州中堅国や英国2部などでプレーしており、全体的なタレント力はやや控えめな印象です。
かつてのキューウェルやビドゥカ、ケーヒルらを擁した2006年大会のような「欧州トップリーグに主力が揃うチーム」とは、状況が大きく異なります。
また、従来の”フィジカルを活かしたサッカー”から”パスサッカー”への転換を図っていますが、現時点では完成度に課題あり。
2025年10月以降の親善試合では4戦4敗と、結果も振るっていない状況です。 ※カナダ、アメリカ、ベネズエラ、コロンビアに敗戦。
それでも、前回大会(2022年)ではベスト16入りの実績があり、今大会も本番に照準を合わせてくる可能性は十分にあります。
代表入りする可能性のあるJリーガー
・ジェイソン・ゲリア(アルビレックス新潟)
トルコ代表
Embed from Getty Images- W杯出場回数:3回目
- 最高成績:3位(2002年)
欧州プレーオフでルーマニアとコソボを倒し、6大会ぶりにワールドカップ出場権を獲得。
「ギリギリで出場できた」という点は間違いありません。
ただし、欧州予選ではスペインと同じ組に入り、「最終節まで可能性を残しての2位」という事実にこそ、トルコの強さが表れています。
メンバー構成としては、欧州5大リーグの選手が10人ほど。
キックの名手であるチャルハノール(インテル)を筆頭に、「主力の所属クラブ」に関しては今大会でも上位に入る陣容です。
最注目はアルダ・ギュレル(レアルマドリード)とケナン・ユルディズ(ユベントス)の”2005年生まれ”の若手アタッカ2人。
2002年大会のように、”台風の目”になりうる戦力が揃っています。
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/13(土) 10:00~ | 🇺🇸アメリカ vs 🇵🇾パラグアイ (ロサンゼルス) | ・DAZN |
| 6/14(日) 13:00~ | 🇦🇺オーストラリア vs 🇹🇷トルコ (バンクーバー) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/20(土) 4:00~ | 🇺🇸アメリカ vs 🇦🇺オーストラリア (シアトル) | ・DAZN |
| 6/20(土) 12:00~ | 🇹🇷トルコ vs 🇵🇾パラグアイ (サンフランシスコ) | ・DAZN |
| 6/26(金) 11:00~ | 🇹🇷トルコ vs 🇺🇸アメリカ (ロサンゼルス) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/26(金) 11:00~ | 🇵🇾パラグアイ vs 🇦🇺オーストラリア (サンフランシスコ) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
優勝候補はいないので、「死の組」とは言われにくい。
ただし、”勝ちが計算できる相手”がいない難しさは非常に厄介なもの。
すべての国が「決勝トーナメントにいける!」と本気で考えているはず。
おそらく、サッカー解説者の予想も分かれることでしょう。
それでもあえて予想をするのであれば・・・
アメリカとトルコが強そうな気がします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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