「オーストリアってどんな国?」
美しい自然と音楽の都ウィーンを抱える、中央ヨーロッパの平和主義国家。
街並みの美しさや治安の良さ、生活水準の高さも相まって、どこか“オシャレな国”という印象を持つ人も多いはずです。
毎年世界中から観光客が訪れる人気国ですが、「サッカー」でオーストリアの名前を聞く機会は決して多くありません。
最後にW杯本大会に出場したのは1998年で、25年以上も前の話。
しかし、メンバーを見ると、”欧州5大リーグの選手”が当たり前のように並ぶ実力国です。
この記事では、オーストリアのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


オーストリアってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:オーストリア共和国(中央ヨーロッパ)
- 首都:ウィーン
- 国土面積:83,879㎢
- 人口:約900万人
- 言語:ドイツ語
中央ヨーロッパの永世中立国
Embed from Getty Imagesオーストリアは、ドイツやイタリア、スイスなどに囲まれた 中央ヨーロッパの内陸国。
その歴史は複雑で、長く続いた”オーストリア帝国”の時代を経て、19世紀には”オーストリア=ハンガリー帝国”としてヨーロッパ最大級の大国となりました。
しかし、戦争の影響により帝国は解体。
一時期はナチス・ドイツに併合されるなど、20世紀前半は激動の時代を歩んでいます。
そして1955年、現在の 「オーストリア共和国」 として独立。(参照:外務省公式HP)
その際に掲げられたのが、“永世中立国” という立場です。
戦いに左右されてきた国が、”戦争に介入しない”という選択を下し、隣国のスイスと同様に現在もその立ち位置を守っています。

国土の60%がアルプス
Embed from Getty Imagesオーストリアは、森林や湖に恵まれた 雄大な自然に囲まれた国。
国土の約60%がアルプス山脈に覆われており、まさに“アルプスの国”と呼ぶにふさわしい景観が広がっています。
その最高峰が、標高3,798mのグロースグロックナー山。
ホーエ・タウエルン国立公園に属する山で、観光客からも非常に人気のあるスポットです。
また、冬は地域によって 氷点下まで冷え込む厳しい寒さ に。
その気候を活かし、オーストリアではスキーが国民的スポーツとなっています。
冬季オリンピックでは、スキーやスノーボードで数多くのメダルを獲得しており、“冬季五輪メダル数TOP10の常連国” として世界に知られています。(参照:讀賣新聞)
音楽の国
Embed from Getty Imagesオーストリアは、”音楽の国”として世界的に知られています。
モーツァルト、シューベルト、ヨハン・シュトラウス など、「音楽に詳しくなくても名前は知っている」ほどの大作曲家を数多く輩出。
その伝統は現代まで受け継がれており、音楽文化は今も国の象徴になっています。
世界屈指の少年合唱団として知られるウィーン少年合唱団もオーストリアの楽団。
その活躍は自国のみにとどまらず、その人気が世界ツアーが行われるほど。
さらに、アカデミー賞で5部門を受賞した映画『サウンド・オブ・ミュージック』 の舞台となったのも、オーストリアのザルツブルク。
クラシック音楽から映画まで、“音楽”と聞いて真っ先に名前が挙がる、芸術に長けた国です。
観光大国
Embed from Getty Images※世界遺産の「シェーンブルン宮殿」の画像。
オーストリアは「観光大国」としても知られ、年間の観光客数は 世界TOP10 に入るほど。
国土面積は”北海道より少し小さいくらい”ですが、訪れる観光客は”日本と同じ〜それ以上”の規模にのぼります。(参照:ELEMINIST)
人気の理由は、先述したアルプスや湖などの 雄大な自然 はもちろん、街並みに溶け込む 歴史的建造物の美しさ にもあります。
中でも有名なのが、作曲家モーツァルトの故郷として知られる ザルツブルク。
その風格ある街並みは、街全体が世界遺産 に登録されているほどで、世界中から観光客が訪れる人気スポットです。
ウィンナーコーヒー発祥の地
Embed from Getty Imagesコーヒーの上にたっぷりの ホイップクリーム を乗せたウィンナーコーヒー。
日本でも人気のメニューですが、実は オーストリア・ウィーン生まれ の飲み物です。
「Wiener(ヴィーナー)」はドイツ語で “ウィーン風の” という意味。
つまり、ウィンナーコーヒーとは “ウィーン風のコーヒー” を表しています。
現地では「アインシュペナー」と呼ばれ、ウィーンのカフェでは昔から親しまれてきた伝統的なスタイルの一杯です。
オーストリアってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ヴンダーチーム(奇跡のチーム)
- FIFAランキング:24位(2025年11月時点)
- W杯出場回数:8回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:3位(1954年)
オーストリア代表の特徴
Embed from Getty Imagesサッカーで”オーストリア”という名前を聞く機会は多くありませんが、実は”第2回W杯”から出場している歴史のある国。
1954年には3位に入賞しており、いわゆる「古豪」といった存在です。
しかしその後は低迷期が長く続き、グループリーグ敗退どころか 欧州予選で敗退 することも珍しくありません。
また、1998年フランス大会を最後に、W杯本大会に出場できていないのが現状です。
欧州No.1を決める「EURO(ユーロ)」に初出場したのは2008年のこと。
その後もしばらく本大会で結果を残せない日々が続きましたが、2021年・2024年大会では2大会連続でベスト16に進出しています。
データ上でも、「以前の強さを取り戻しつつある」ということは明らかです。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:1分
日本とオーストリアの対戦は 2007年の1試合のみ。
当時のオシムJAPANが敵地ウィーンに乗り込み、試合は 0-0のスコアレスドロー で決着しました。
注目選手
Embed from Getty Images実は、サッカー通が「おっ!」って思うような実力者の宝庫です。
代表メンバーの大多数がブンデスリーガ(ドイツ)でプレーしており、中にはスペインやイングランドの強豪クラブでプレーする選手も。
最も有名なのはレアル・マドリードでプレーする”デヴィド・アラバ”。
長年にわたってオーストリアを引っ張る”アルナウトビッチ”も世界的に知られる大型FWです。
傾向としては、”DF~MF”に一流選手が多く揃っています。
デヴィド・アラバ
Embed from Getty Images- 生年月日:1992年6月24日
- 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
- ポジション:DF
- 身長:180cm
- 体重:78kg
コンラッド・ライマー
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年5月27日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:180cm
- 体重:72kg
ケヴィン・ダンソ
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年9月19日
- 所属クラブ:トッテナム(イングランド)
- ポジション:DF
- 身長:190cm
- 体重:85kg
マルセル・ザビツァー
Embed from Getty Images- 生年月日:1994年3月17日
- 所属クラブ:ドルトムント(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:178cm
- 体重:76kg
マルコ・アルナウトビッチ
Embed from Getty Images- 生年月日:1989年4月19日
- 所属クラブ:レッドスター(セルビア)
- ポジション:FW
- 身長:192cm
- 体重:83kg
※2013-19年はプレミアリーグ、2021-25年はセリエA(インテルなど)でプレー。
オーストリアのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:オーストリア・ブンデスリーガ
1911年に創設された歴史のあるリーグで、トップカテゴリーには12クラブが参加。
”絶対的王者”として君臨しているのが、レッドブル資本の”ザルツブルグ”。
国内リーグで優勝するのはもはや当たり前。
欧州での存在感も強めており、2021年にはクラブ史上初のCLベスト16進出 を果たしました。
日本人との縁も深く、これまでに7選手が在籍。
さらに、ザルツブルクは 育成クラブとして世界的に評価 されており、マネ(セネガル)、ハーランド(ノルウェー)など、
後に欧州トップの舞台で活躍するスターを多数輩出しています。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
「DFやMFにワールドクラスの選手が多い」。
この事実を知った時に、「ちょっと日本に似てるなぁ」と思ったのは私だけでしょうか?
2000年代に入ってからはW杯本大会出場は未だなし。
ただ、それはオーストリアが弱いからではなく、ハイレベルな国が集う欧州だからこそ。
渋い国ではありますが、間違いなくサッカーが強い国の1つです。
いま欲しいのは、大舞台での好成績。
あとは、”GKとFW”にスペシャルな選手が台頭してくれば、オーストリアは再び”強豪国”として脚光を浴びることになるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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