「2026年北中米W杯 グループK」
組み合わせを見て真っ先に感じることは、「ポルトガルとコロンビアがいる」。
言い換えれば、グループKは2強が軸となるグループです。
どちらも上位進出を狙える実力国で、グループリーグ突破の本命と言っていいでしょう。
一方で、残るは”ほぼ初出場”と言えるコンゴ民主共和国と、”初出場”のウズベキスタン。
例年なら「2強2弱」に見える組み合わせかもしれませんが、今大会からは3位突破が導入。
そうなると、この2カ国にも十分チャンスがあります。
しかもグループKは、高地のメキシコや酷暑のマイアミなど、環境面の難しさも大きなポイント。
実力だけでは測れない、”波乱の余地”がある組とも言えそうです。
この記事では、グループKの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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グループKの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| 🇵🇹ポルトガル (欧州) | 9回目 (7大会連続) | 3位 (1966年) |
| 🇨🇩DRコンゴ (アフリカ) | 2回目 (13大会ぶり) | GL敗退 |
| 🇺🇿ウズベキスタン (アジア) | 初出場 | – |
| 🇨🇴コロンビア (南米) | 7回目 (2大会ぶり) | ベスト8 (2014年) |
グループK 各国の愛称
- 🇵🇹ポルトガル
→「セレソン・ダス・キナス」(意味:紋章の戦士) - 🇨🇩DRコンゴ
→「レオパード」(意味:豹) - 🇺🇿ウズベキスタン
→「ホワイトウルブス」(意味:白い狼) - 🇨🇴コロンビア
→「ラ・トリコロール」
グループKの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループKの試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
ヒューストン(アメリカ)

アメリカ南部・テキサス州に位置する大都市。
石油・エネルギー産業で発展し、NASAの宇宙センターがあることでも知られています。
6〜7月の平均気温は30℃を超える日も多く、湿度も非常に高いのが特徴。
蒸し暑さが厳しく、特にヨーロッパ勢にとっては慣れない環境となり、コンディション管理が勝敗を分ける要素になりそうです。
ただし、試合に関しては”空調完備の屋内スタジアム”で開催されるため、ピッチ上で猛暑の影響を直接受ける可能性は比較的小さいでしょう。
それでも、移動や調整時の暑さは避けられず、そうした点も踏まえると事前準備の質が重要になりそうです。
ヒューストンでは、グループKの2試合が開催予定。
・6/18(木)AM2時00分 ポルトガルvsDRコンゴ(※日本時間)
・6/24(水)AM2時00分 ポルトガルvsウズベキスタン(※日本時間)
マイアミ(アメリカ)

アメリカ南東部のフロリダ州に位置する「美しいビーチ」で有名なリゾート都市。
サッカー界では、リオネル・メッシやルイス・スアレスといったスター選手が加入したことで、「インテル・マイアミの本拠地」として世界中の注目を集めました。
年間を通して温暖で、6〜7月の平均気温は30〜34℃前後。
高温に加えて湿度も非常に高く、過酷な気候が特徴。
体感温度はさらに高くなりやすく、今大会でも屈指の”消耗戦”が予想される会場です。
また、スコールも多く、試合展開に影響を与える可能性もあります。
マイアミでは、グループKの1試合が開催予定。
・6/28(日)AM8時30分 コロンビアvsポルトガル(※日本時間)
アトランタ(アメリカ)
Embed from Getty Imagesアメリカ南東部に位置する、ジョージア州の中心都市。
近年は企業の進出も進み、経済・文化の両面で発展を続ける都市として知られています。
また、サッカーファンにとっては、「アトランタ五輪で日本がブラジルを破った場所」としても有名です。
6〜7月の平均気温は28〜33℃前後で、湿度も高く、蒸し暑さが特徴。
非常に過酷な環境ですが、アトランタには「屋根付きドーム型スタジアム」があります。
自然エネルギーも活用した最先端の空調設備を備えており、試合時の快適さは今大会でもトップクラスと言えるでしょう。
ただし、移動や屋外での調整時には暑さの影響を受ける可能性もあり、事前準備やコンディション管理の重要性は変わりません。
アトランタでは、グループKの1試合が開催予定。
・6/28(日)AM8時30分 コロンビアvsポルトガル(※日本時間)
メキシコシティ(メキシコ)

メキシコ中部に位置する、同国の首都。
標高約2,200mに位置する”高地都市”で、ワールドカップ開催都市の中でも特殊な環境として知られています。
サッカーファンにとっては、1970年・1986年W杯の決勝が行われた地としても有名で、歴史的な名勝負が数多く生まれてきました。
6〜7月の平均気温は20〜25℃前後と、気温自体は比較的穏やか。
しかし最大の敵となりうるのは「酸素の薄さ」。
普段と同じ感覚でプレーすると、スタミナの消耗が激しくなります。
特に、高地に慣れていないチームにとっては大きなハンデとなり、試合展開にも影響を与える可能性があります。
メキシコシティでは、グループKの1試合が開催予定。
・6/18(木)AM11時 ウズベキスタンvsコロンビア(※日本時間)
グアダハラ(メキシコ)

メキシコ西部に位置する、同国第2の都市。
伝統文化と近代都市が融合した街で、近年は経済面でも存在感を高めています。
IT産業の発展も目覚ましく、「メキシコのシリコンバレー」とも呼ばれています。
標高は約1,500mと、メキシコシティほどではないものの、高地に位置。
6〜7月の平均気温は25〜30℃前後。
日差しの強さに加えて風も通りにくく、蒸し暑さを感じやすい環境です。
グアダハラでは、グループKの1試合が開催予定。
・6/24(水)AM11時 コロンビアvsDRコンゴ(※日本時間)
グループKの展望
『グループK=ポルトガルとコロンビアの2強』。
全ポジションに超一流を揃えるポルトガルは、今大会の優勝候補のひとつ。
強豪ひしめく南米予選を勝ち抜いたコロンビアも含め、実力・実績面でこの2カ国が一歩抜けているのは間違いありません。
その一方で、3位突破を狙うのが、初出場のウズベキスタンと、国名変更後は初出場となるコンゴ民主共和国。
構図としては、「2強2弱」になるでしょう。
ただし、環境面でのハズレくじとなったのがグループK。
なにせ、酷暑のマイアミと、高地のメキシコが揃っています。
暑さと標高によるダブルパンチになりますが、ヒューストンとアトランタには空調付き室内スタジアムがあります。
練習等での暑さはあれど、快適な環境で2試合を行うポルトガル・DRコンゴ・ウズベキスタン。
それに対し、メキシコシティ(高地)、グアダハラ(暑さ+高地)、マイアミ(酷暑)で試合を行うコロンビア。
もしかしたら、環境による下克上が起きる可能性も・・・?
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループKの1位
→D組・E組・I組・J組・L組の3位のいずれかと対戦
・グループKの2位
→L組の2位と対戦(クロアチア?)
・グループKの3位
→L組の1位と対戦(イングランド?)
・グループKの4位
→GL敗退
グループK 各国の特徴・注目選手
この章では、グループKに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
ポルトガル代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:9回目
- 最高成績:3位(1966年)
- FIFAランク:5位(2026年4月時点)
欧州予選ではアイルランドに敗戦するなど、やや苦戦した印象もありましたが、7大会連続でワールドカップ出場権を獲得。
欧州での実績は申し分なく、ユーロ2016優勝に加え、2018年に新設されたネーションズリーグでは最多2回の優勝を誇ります。
その一方、ワールドカップでの優勝歴はいまだなし。
2000年代以降の最高成績は、2006年ドイツ大会でのベスト4。
今回のワールドカップでは”悲願の初優勝”を目指す大会であり、それが実現できるだけのタレントが揃っています。
全ポジションに実力者が並び、個の力だけでなく、チームとしての完成度も高いのが今のポルトガル。
ヴィティーニャ(PSG)がゲームを作り、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスターU)やベルナルド・シルバ(マンチェスターC)が攻撃を彩る。
そして、最前線にはクリスティアーノ・ロナウドが君臨し、貪欲にゴールを狙います。
DRコンゴ代表(アフリカ)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:2回目
- 最高成績:GL敗退
- FIFAランク:46位(2026年4月時点)
正式名称は「コンゴ民主共和国」で、通称「DRコンゴ」。
アフリカ予選ではセネガルと”勝ち点2差”の2位になり、大陸間プレーオフではジャマイカに勝利。
「ザイール」という国名だった1974年大会以来、52年ぶりのワールドカップ出場を決めました。
ザイール時代には2度のアフリカ王者に輝いた実績があり、現在もアフリカネーションズカップでベスト16以上に進むことも珍しくありません。
世界的な知名度こそ高くないものの、アフリカの強豪であることは間違いなし。
5大リーグでプレーする選手も10人ほど在籍しており、戦力は侮れないものがあります。
ウィサ(ニューカッスル)やバカンプ(ベティス)、ワン=ビサカ(ウェストハム)など、欧州で高い評価を得る選手も複数在籍。
アフリカ勢らしい身体能力とカウンターの鋭さは、強豪にとっても嫌な武器になりそうです。
ウズベキスタン代表(アジア)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:初出場
- 最高成績:-
- FIFAランク:50位(2026年4月時点)
アジア最終予選(グループA)を、イランに次ぐ2位で突破。
1998年に予選に初参加して以来、8度目の挑戦でワールドカップ初出場を果たしました。
メンバーの大半はアジア圏でプレーしている中、飛び抜けた存在が22歳のクサノフ(マンチェスターC)。
速さ・高さを兼ね備えたディフェンダーで、世界屈指のビッグクラブにおいても堂々たるプレーを見せています。
そして、選手以上の知名度を誇るのが、イタリア代表の主将として2006年ワールドカップ王者に輝いたファビオ・カンナバーロ監督です。
世界を知る監督のもと、組織力と粘り強さで戦うのが特徴。
アンダー世代ではアジア制覇を果たすことも増えており、今後の伸びしろは十分。
この大会をきっかけに、一気に化ける可能性もあるかもしれません。
コロンビア代表(南米)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:7回目
- 最高成績:ベスト8(2014年)
- FIFAランク:13位(2026年4月時点)
南米予選を3位で突破。
コパアメリカ2024での準優勝を筆頭に、強豪ひしめく南米大陸においても屈指の強豪です。
日本とは2014年・2018年と2大会連続で対戦しており、戦績は1勝1敗。
特に、2014年大会では”世界との差”を痛感させられました。
意外にもワールドカップでの最高成績は、同大会でのベスト8となっています。
メンバー構成は、欧州5大リーグ所属選手が10人ほどに加え、中南米の強豪クラブでプレーする選手たち。
大会期間中に35歳を迎えるハメス・ロドリゲス(ミネソタ)を攻撃の中心に据え、覚醒を遂げたルイス・ディアス(バイエルン)が個人で打開します。
問題となるのは、酷暑と標高の高い試合環境。
ただし、コロンビアも暑さ+高地であることを考えると、さほど大きな問題ではないかもしれません。
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/18(木) 2:00~ | 🇵🇹ポルトガル vs 🇨🇩DRコンゴ (ヒューストン) | ・DAZN |
| 6/18(木) 11:00~ | 🇺🇿ウズベキスタン vs 🇨🇴コロンビア (メキシコシティ) | ・DAZN |
| 6/24(水) 2:00~ | 🇵🇹ポルトガル vs 🇺🇿ウズベキスタン (ヒューストン) | ・DAZN |
| 6/24(水) 11:00~ | 🇨🇴コロンビア vs 🇨🇩DRコンゴ (グアダハラ) | ・DAZN ・日本テレビ |
| 6/28(日) 8:30~ | 🇨🇴コロンビア vs 🇵🇹ポルトガル (マイアミ) | ・DAZN |
| 6/28(日) 8:30~ | 🇨🇩DRコンゴ vs 🇺🇿ウズベキスタン (アトランタ) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
優勝候補であり、各ポジションに世界的なタレントを揃えるポルトガル。
すべてを勝ち取ってきたクリスティアーノ・ロナウドにとっては、ただひとつ欠けているのが”ワールドカップ優勝”という実績です。
実力だけでなく、ストーリーの面でも”ポルトガルがグループKの主役”になるでしょう。
「第3節 コロンビアvsポルトガル」の一戦は、グループKの頂上決戦になる可能性も。
それと同時に、「ロナウドとハメスの再会」という、往年のサッカーファンにとっては”エモいシーン”が見れるかもしれません。
また、グループKには実質初出場のDRコンゴと、初出場のウズベキスタンもいます。
同じアジアの国としては、ウズベキスタンが「世界でどれだけ戦えるのか」に注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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