「2026年北中米W杯 グループI」
「死の組」と呼ぶに相応しい強豪揃いのグループI。
圧倒的なタレントを擁する優勝候補のフランスに、ベテランがいまだ輝きを放つアフリカの強豪・セネガル。
ハーランドを最前線に据えるノルウェーは、今大会のダークホース候補の筆頭です。
そして、大陸間プレーオフを勝ち抜き、40年ぶりのワールドカップ出場権を勝ち取ったイラク。
間違いなく、世界中のサッカーファンが”グループI”に注目しています。
その一方、イラクからすれば、「とんでもないグループに入ってしまった」という思いを抱えていることでしょう。
この記事では、グループIの組み合わせや各国の特徴を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
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グループIの組み合わせ
| 国名 (地域) | 出場回数 | 最高成績 |
|---|---|---|
| 🇫🇷フランス (欧州) | 17回目 (7大会連続) | 優勝 (2回) |
| 🇸🇳セネガル (アフリカ) | 4回目 (3大会連続) | ベスト8 (2002年) |
| 🇮🇶イラク (アジア) | 2回目 (10大会ぶり) | GL敗退 |
| 🇳🇴ノルウェー (欧州) | 4回目 (7大会ぶり) | ベスト16 (1998年) |
グループI 各国の愛称
- 🇫🇷フランス
→「レ・ブルー」 - 🇸🇳セネガル
→「テランガのライオン」 - 🇮🇶イラク
→「メソポタミアのライオン」 - 🇳🇴ノルウェー
→特になし
グループIの試合会場
今大会は、史上初となる3カ国共同開催。
アメリカ・カナダ・メキシコの合計16会場で試合が行われます。
大きな特徴としては、「移動距離のスケール」。
3カ国はいずれも世界最大級の国土面積を誇ります。
- 🇨🇦カナダ:約998万㎢(世界2位)
- 🇺🇸アメリカ:約983万㎢(世界3位)
- 🇲🇽メキシコ:約196万㎢(世界13位)
これらを合計すると約2,177万㎢。
日本(約38万㎢)と比較すると、”約57倍”という圧倒的な広さになります。
ここまで国土が広くなると、「単なる移動」という言葉では片付けることはできません。
・長距離移動による疲労
・時差によるコンディションのズレ
・地域ごとの気候差
上記のような、「ピッチ外の要素」も勝敗を左右する重要なポイントに。
この章では、「グループIの試合が開催される都市」に注目し、6〜7月の気温や標高など、
それぞれの違いを見ていきます。
ニューヨーク(アメリカ)

アメリカ東部に位置する、国内最大の都市。
川沿いにそびえ立つのは、アメリカの象徴とも言える「自由の女神」。
金融系大企業の本社がズラリと立ち並び、「世界経済の中心地」とも言える場所です。
6〜7月の平均気温は25〜30℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが特徴です。
日本の夏に近いコンディションで、体力の消耗が激しくなる可能性も。
ニューヨークでは、グループIの2試合が開催予定。
・6/17(水)AM4時00分 フランスvsセネガル(日本時間)
・6/23(火)AM9時00分 ノルウェーvsセネガル(日本時間)
ボストン(アメリカ)

アメリカ北東部に位置する、歴史ある港町。
ハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)など、超有名大学が集まる”学術都市”として知られています。
6〜7月の平均気温は22〜28℃前後で、他の開催都市と比べると比較的涼しく、過ごしやすい気候。
海風の影響もあり、湿度はやや控えめで、コンディションを保ちやすい環境です。
ボストンでは、グループIの2試合が開催予定。
・6/17(水)AM7時00分 イラクvsノルウェー(日本時間)
・6/23(火)AM9時00分 ノルウェーvsセネガル(日本時間)
フィラデルフィア(アメリカ)

アメリカ東部に位置する、歴史ある都市。
独立宣言が採択された地として知られ、アメリカ建国の象徴的な役割を持つ街です。
6〜7月の平均気温は25〜32℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが際立つ気候。
風が通りにくく、暑さがこもりやすいため、体力の消耗が激しくなる環境です。
フィラデルフィアでは、グループIの1試合が開催予定。
・6/23(火)AM6時00分 フランスvsイラク(※日本時間)
トロント(カナダ)

カナダ最大の都市であり、経済・文化の中心地。
「人口の半数が移民」という多民族都市として知られ、北米の中でも独特の雰囲気を持つ都市です。
6〜7月の平均気温は20〜25℃前後と比較的過ごしやすく、湿度もそこまで高くないため、プレー環境としては非常に良好。
極端な暑さや寒さに悩まされることは少なく、選手にとってはコンディションを維持しやすい会場と言えるでしょう。
トロントでは、グループIの1試合が開催予定。
・6/27(土)AM4時00分 セネガルvsイラク(日本時間)
グループIの展望
「死の組」と呼ばれる、今大会の中でも最も難しいグループのひとつ。
前評判では、「3強1弱」という構図が予想されています。
「3強」と呼ばれるのは、フランス・セネガル・ノルウェーの3カ国。
その中でも、頭ひとつ抜けているのがフランス。
全ポジションにワールドクラスの選手が揃い、層の厚さも含めて”世界選抜”のような構成です。
セネガルは、アフリカ予選を”10試合22ゴール3失点”という圧倒的な成績で突破。
アフリカ王者に輝きながら、「2ヶ月後に大会結果が取り消される」という異例の事態はあったものの、王者になれるだけの実力を備えています。
ノルウェーもまた、”高さと強さ”を兼ね備えたタレント集団。
1998年以来、7回ぶりの出場となりますが、「今大会のダークホース最有力候補」であることは間違いありません。
対して、「1弱」に括られるのがイラク。
40年ぶりのワールドカップ出場になりますが、大陸間プレーオフでは南米のボリビアに勝利しており、決して侮れない存在です。
とはいえ、「他の3カ国が強烈すぎる」と見るのが妥当でしょう。
環境面を見てみると、蒸し暑さのあるニューヨークとフィラデルフィアでの試合があるものの、他のグループに比べると恵まれた印象。
酷暑が際立つマイアミや、高地のメキシコでの試合は回避しています。
そう考えると、環境差が小さいからこそ、「純粋な実力勝負」になりやすいグループとも言えそうです。
最後に、最注目カードになるのは、「第3節ノルウェーvsフランス」。
グループ最終戦ということもあり、状況次第では両国ともにメンバーを落としている可能性もあります。
ただ、サッカーファンとしては、”エンバペvsハーランド”の世界最強FW対決は見たいですよね。
グループリーグ突破の条件
今大会からは、出場国の数が『32カ国→48カ国』に増加。
その影響で、決勝トーナメントには『32カ国』が出場できるようになりました。
グループ1位と2位は決勝トーナメントに進出。(ベスト32)
3位は他グループの3位と比較し、上位8位に入る成績の場合に決勝トーナメントに進出できます。
・グループIの1位
→C組・D組・F組・G組・H組の3位のいずれかと対戦
・グループIの2位
→E組の2位と対戦(エクアドル?)
・グループIの3位
→A組・B組・D組・G組・K組・L組の1位のいずれかと対戦
・グループIの4位
→GL敗退
グループI 各国の特徴・注目選手
この章では、グループIに入った4カ国についてご紹介します。
これまでのワールドカップでの実績やチームの特徴、注目選手を中心に、各国の強みをわかりやすく見ていきましょう。
フランス代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:17回目
- 最高成績:優勝2回(1998年、2018年)
- FIFAランク:1位
欧州予選を5勝1分と危なげなく突破した、今大会の優勝候補。
タレントの豊富さは、ほぼ間違いなく世界No.1。
サッカー通からすれば、「控えの選手まで知っている」どころか、「メンバー外になった選手まで知っている」と言っても大げさではないほどの選手層を誇ります。
特に、オフェンス陣には世界最高のサッカー選手の1人とされるエンバペ(レアルマドリード)や、2024-25シーズンにバロンドールを獲得したデンベレ(PSG)など、「サッカーを知らなくても名前を聞いたことがある」というレベルのスター選手も。
加えて、いまノリに乗っているオリーセ(バイエルンM)やシェルキ(マンチェスターC)など、世界屈指のアタッカーも揃っています。
また、2018年大会は優勝、2022年大会は準優勝と、2大会連続で決勝戦に進出中。
もちろん狙うは「3大会連続の決勝進出」であり、2大会ぶりの「王座奪還」です。
セネガル代表(アフリカ)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:4回目
- 最高成績:ベスト8(2002年)
- FIFAランク:14位
アフリカ予選を”10試合22ゴール3失点”という圧倒的な強さで突破した強豪国。
2025年のアフリカネーションズカップではアフリカ王者に輝いたものの、「2ヶ月後に剥奪される」という異例の出来事もありました。
なんとも”アフリカっぽさ”を感じるエピソードではありますが、「王者になれる実力」を示した事実は変わりません。
中心になるのは、マネ(アル・ナスル)、ゲイエ(エバートン)、クリバリ(アル・ヒラル)など、30代半ばを迎えるベテラン選手たち。
やや高齢化も感じさせるものの、メンバー表には欧州強豪クラブの名前がずらり。
さらに、ニコラス・ジャクソン(バイエルン)を筆頭に、若手選手も頭角を表しています。
イラク代表(アジア)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:2回目
- 最高成績:GL敗退
- FIFAランク:57位
アジア最終予選(3次)、4次予選では勝ちきれなかったものの、大陸間プレーオフの末に40年ぶりにW杯出場権を獲得。
プレーオフ決勝戦では南米のボリビアを撃破。
さらに、2024年のアジアカップのグループリーグでは、日本が1-2で破っており、一筋縄ではいかない相手です。
ただ・・・。
入ったグループが厳しすぎました。
エースのアル・ハマディ(ルートン)はイングランド3部でプレーする選手で、他の3カ国のように”世界的スター”が並ぶ陣容ではありません。
個のタレント力で見れば、戦力差は明らかです。
今大会は、「強豪相手にどこまで守り切れるか」の勝負になるでしょう。
ノルウェー代表(欧州)
Embed from Getty Images- W杯出場回数:4回目
- 最高成績:ベスト16(1998年)
- FIFAランク:31位
欧州予選を8戦全勝で突破し、得失点はなんと”+32”。
イタリアとの対戦では”2戦連続で3点差”で勝利をおさめるなど、その強さは本物です。
長身選手が多く、セットプレーは脅威そのもの。
世界最強ストライカーのハーランド(マンチェスターC)を頂点に、最高級のパスを送るウーデゴール(アーセナル)のコンビでゴールを襲います。
このホットラインは、今大会No.1かもしれません。
最後にワールドカップに出場したのは1998年で、実に7大会ぶり。
長きにわたって”世界”から遠ざかっていたものの、”台風の目”になる可能性は十分。
勢いに乗れれば「優勝」もあり得る話です。
試合日程・放送予定
| 日時 | 対戦カード | 放送予定 |
|---|---|---|
| 6/17(水) 4:00~ | 🇫🇷フランス vs 🇸🇳セネガル (ニューヨーク) | ・DAZN |
| 6/17(水) 7:00~ | 🇮🇶イラク vs 🇳🇴ノルウェー (ボストン) | ・DAZN |
| 6/23(火) 6:00~ | 🇫🇷フランス vs 🇮🇶イラク (フィラデルフィア) | ・DAZN |
| 6/23(火) 9:00~ | 🇳🇴ノルウェー vs 🇸🇳セネガル (ニューヨーク) | ・DAZN |
| 6/27(土) 4:00~ | 🇳🇴ノルウェー vs 🇫🇷フランス (ボストン) | ・DAZN |
| 6/27(土) 4:00~ | 🇸🇳セネガル vs 🇮🇶イラク (トロント) | ・DAZN |
ワールドカップは「地上波」と「DAZN」で視聴できます。
地上波では、開幕戦・決勝戦、日本代表の試合など、注目カードを中心に放送予定。
一方、DAZNでは全104試合をライブ配信に加え、見逃し配信にも対応しています。
サッカーは大会ごとに視聴方法が異なるため、「この試合はどこで見れるの?」と迷うことも多いですよね。
そんな方のために、2026年ワールドカップだけではなく、欧州5大リーグやチャンピオンズリーグ(CL)、Jリーグの各種大会など、サッカーの放映権をまとめた記事を作成しています。
まとめ
今大会の優勝候補最有力とされるフランス。
ダークホースとしての特大の注目を受けるノルウェー。
セネガルも含め、グループIはまさに「死の組」。
どこが勝ち抜いてもおかしくないハイレベルな争いになりそうです。
その中でも、やはり最も楽しみなのは『第3節ノルウェーvsフランス』。
世界最高峰のストライカー同士がぶつかるこの一戦は、今大会屈指の好カードと言えるでしょう。
そして、もしかすると・・・。
このカードが、決勝戦で再戦する可能性も・・・?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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