「スペインってどんな国?」
”闘牛”や”フラメンコ”で有名な情熱の国。
芸能や観光の面や、”お昼寝文化”もよく知られています。
一方、あまり知られていないのは、「スペインから独立したい」と思っている地域がけっこう多いこと・・・。
そして、サッカーにおいては”最強格”のひとつ。
2010年W杯での優勝はまさに圧巻で、あのパスワークに魅了されたサッカーファン、憧れたサッカー少年が数えきれないほど。
この記事では、スペインのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


スペインってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:スペイン王国(ヨーロッパ)
- 首都:マドリード
- 国土面積:506,000㎢
- 人口:約4,800万人
- 言語:スペイン語
情熱の国「スペイン」
Embed from Getty Imagesスペインは、西ヨーロッパに位置する先進国。
国民はラテン気質で、とても陽気。
感情表現が豊かで、喜びも悔しさもストレートに表に出す人が多く、「情熱の国」と呼ばれるのも納得です。
日常会話でも身振り手振りが大きく、感情を共有することを大切にする文化が根付いています。
また、この項で触れておきたいのが、「スペイン語=世界中で使われている言語」という点。
スペイン語は約4.7億人が使う言語で、その数は中国語について世界No.2。(参照:INTER BOOKS)
※2025年時点のランキング。
特に、南米大陸においては”ブラジル以外すべての国がスペイン語”という、圧倒的なスペイン語率を誇ります。
独立志向の強い”カタルーニャ”と”バスク”
Embed from Getty Images※カタルーニャ州の”スペインからの独立”を求めるデモの様子。
スペインという国は、実は一枚岩ではありません。
情熱的な国民性も影響しているのか、国内には 独立心の強い地域 がいくつも存在します。
日本で例えると、「東京都が日本から独立しようとしている」というイメージです。
特に有名なのは、”カタルーニャ地方”と”バスク地方”。
カタルーニャ地方は、バルセロナを中心とする地域で、「もしカタルーニャ代表が存在したら、世界でどれくらい戦えるのか」といった議論が、たびたび話題になります。
そして、バスク地方の独自性はさらに顕著です。
代表例が、バスク地方を代表するクラブ、アスレティック・ビルバオ。
いわゆる「バスク純血主義」を貫いており、基本的に バスク地方出身(または育成)の選手のみ でチームを構成しています。(参照:Number)
これは単なるクラブ方針ではなく、地域の誇り・アイデンティティそのものと言えるでしょう。
両地域では”スペイン語”ではなく、”カタルーニャ語”と”バスク語”が使われています。
「方言」というわけではなく、それぞれが「独立した言語」です。
伝統芸能の”闘牛”と”フランメンコ”
Embed from Getty Images「情熱の国」を象徴する伝統芸能が、”闘牛”と”フラメンコ”。
闘牛は、人と牛が向き合う真剣勝負。
命を懸けた緊張感の中で、度胸や覚悟が試されます。
賛否はあるものの、スペインでは長い歴史を持つ伝統文化として受け継がれてきました。
一方、フラメンコは、歌・ギター・踊りが一体となった芸能。(参照:日本フラメンコ協会)
喜びや悲しみ、怒りといった感情を、体全体で表現するのが特徴です。
この2つに共通しているのは、感情を隠さず、表に出すということ。
スペインでは、感情を表現することがごく自然なものとして受け入れられています。
Embed from Getty Imagesお昼寝文化の「シエスタ」
Embed from Getty Images「シエスタ」を知っていますか?
シエスタとは、スペイン発祥の”お昼寝の文化”のこと。
昼食後にしっかり休憩を取り、午後に備えるという生活スタイルです。
「無理に働き続けるより、休むときは休む」。
そんな考え方が、生活の中に自然と根付いています。
お昼に1時間もお昼寝できるなんて、個人的にはかなり羨ましい文化 です。
ただし、近年はシエスタ文化が廃止されつつあり、眠る場合も”10~20分の仮眠”になっているのだとか。
理由はシンプルで、社会全体が止まってしまうから。
欧州の観光大国
Embed from Getty Imagesスペインは、観光客数が世界トップクラスを誇る 欧州有数の観光大国。(参照:GLOBAL NOTE)
2020年代においては、フランスに次いで”世界No.2”の座をキープしています。
上の項目でも紹介した通り、”闘牛”や”フラメンコ”を楽しむも良し。
焼き飯と魚介類が楽しめる”パエリア”を食べるのも良し。
さらに、見どころとなる観光スポットも非常に豊富。
「未完の大聖堂」として知られる”サグラダ・ファミリア”や、イスラム建築の”アルハンブラ宮殿”、豪華絢爛な”マドリード王宮”など、歴史的建造物も数多く存在します。
また、イビサ島 やマジョルカ島 といったビーチリゾートには、オフ期間のサッカー選手が訪れることも珍しくありません。
スペインってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ラ・ロハ(意味:赤)
- FIFAランキング:1位(2026年1月時点)
- W杯出場回数:17回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:優勝1回(2010年)
スペイン代表の特徴
Embed from Getty Images「スペイン代表=無敵艦隊」。
この愛称には”強さへの賞賛”と”勝ちきれないことへの皮肉”が込められていました。
歴史的に見ると、「強いけど、そこそこのところまで」というイメージを持たれていた国。
「せいぜいベスト8止まり」。
そんな印象から、つけられた”無敵艦隊”という愛称。
この言葉の由来は16世紀。
スペインが イギリス征服 を目指して出航させた強力な艦隊にあります。
”無敵”と呼ばれたその艦隊は、結果的にイギリスに敗北。
そこから転じて、「強いが、肝心なところで勝てない」という皮肉を込めた呼び名として、サッカースペイン代表に対しても使われるようになりました。
この流れが変わったのは2010年頃。
代表チームの中心をレアル・マドリードとバルセロナのスペイン2強で固め、「クラブチームですか?」と思えるほどの連携を披露。
細かいパスを何本もつなぎ、相手にボールを触らせないスタイルは「ティキ・タカ」 と呼ばれ、世界に衝撃を与えました。
実際に、
- 2008年:欧州王者(EURO)
- 2010年:W杯王者(南アフリカ大会)
- 2012年:欧州王者(EURO)
といった具合に、主要タイトルを立て続けに獲得。
ティキ・タカが一時代を築いたことに疑いの余地はありません。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:1勝1敗(日本から見て)
初対初対戦は、2001年にスペインで行われた親善試合。
スコアは 0-1 と僅差だったものの、試合内容はほぼ 攻められっぱなし でした。
超・守備的な戦術を敷いたうえで、川口能活 の大活躍がなければ、スコア以上の差がついていても不思議ではありません。
それから21年後、スペインとの再戦が実現。
舞台は 2022年カタールW杯・グループリーグ。
日本にとっては、グループリーグ突破をかけた大一番 でした。
結果はご存知の通り、2-1で日本が逆転勝利。
かの有名な「三笘の1mm」が生まれたのもこの試合。
誰もが「スペイン勝利」を予想した中で、その予想を裏切るまさかの大金星となりました。
カタールの地でドイツ、そしてスペインという強豪2カ国を破ったこの快挙は、「ドーハの歓喜」 と呼ばれています。
注目選手
Embed from Getty Imagesかつてのスペイン代表には、ラウールやフェルナンド・トーレスといった強烈なFWが君臨。
スペインの全盛期とも言える2010年代には、シャビ・イニエスタ・ブスケツという黄金の中盤が揃い、圧巻のパスワークで世界を制しました。
彼らがピッチを去った2020年前後は、”衰退期”とも言える時期でした。
しかし、ここ数年で状況は一変。
20代前半にして、レアル・マドリードやバルセロナの中核 を担う若手が次々と台頭。
スペインは再び、”才能あふれる若手の宝庫”へと戻りつつあります。
その象徴とも言える存在が、ラミン・ヤマル です。
2023年、わずか15歳でプロデビュー。
現在は18歳にして スペイン代表 & バルセロナのエース を務め、すでに世界最高峰の一人として数えられる存在となりました。
そんな彼には、「欧州制覇したEURO2024に、高校の宿題を持ち込んでいた」というエピソードも。
ラミン・ヤマル
Embed from Getty Images- 生年月日:2007年7月13日
- 所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
- ポジション:FW
- 身長:180cm
- 体重:72kg
ペドリ
Embed from Getty Images- 生年月日:2002年11月25日
- 所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
- ポジション:MF
- 身長:174cm
- 体重:60kg
ディーン・ハイセン
Embed from Getty Images- 生年月日:2005年4月14日
- 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
- ポジション:DF
- 身長:195cm
- 体重:87kg
ミケル・オヤルサバル
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年4月21日
- 所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
- ポジション:FW
- 身長:181cm
- 体重:79kg
ミケル・メリーノ
Embed from Getty Images- 生年月日:1996年6月22日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:MF/FW
- 身長:189cm
- 体重:83kg
マルク・ククレジャ
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年7月22日
- 所属クラブ:チェルシー(イングランド)
- ポジション:DF
- 身長:174cm
- 体重:66kg
スペインのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:ラ・リーガ
欧州5大リーグのひとつに数えられる、世界最高峰のリーグです。
特に、2010年代は”最強リーグ”と称されると同時に、”メッシ と クリスティアーノ・ロナウド”という世界最高の選手たちが鎬を削ってきた舞台です。
現在は、放映権収入や資金力の面でプレミアリーグに後れを取っている印象もありますが、それでもスペインの2強は別格。
レアル・マドリードとバルセロナ。
そして、アトレティコ・マドリードを加えたスペイン3強に関しては、世界中にファンを持つ”超・ビッグクラブ”です。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
W杯という真剣勝負の舞台で、日本代表が勝利をおさめた国。
それだけ聞くと、「意外と勝てる国では?」と錯覚してしまいそうです。
しかし、2022年当時と現在では、状況が大きく異なります。
若手が中心となった新チームは、EURO2024で優勝。
FIFAランキングも 世界1位 に立ち、その実力は改めて証明されました。
スペイン代表は、単なる復活にとどまらず、”新たな黄金期”を迎えつつあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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