『CLでプレーした歴代日本人選手』
欧州サッカーの頂点を決める大会―UEFAチャンピオンズリーグ(CL)。
世界最高峰のクラブ・選手が集うこの舞台に、日本人選手も少しずつ名前を刻んできました。
かつては数えるほどだった日本人の挑戦も、今では歴代38人にまで拡大。
この記事では、そんな「CLでプレーした日本人選手たち」を、画像とともに紹介しています。
さらに、クラブごとの所属人数やポジション別の傾向など、データからも楽しめる情報を盛り込んでいます。
サッカー初心者の方も、プレミア通の方も、ぜひ最後まで楽しく読み進めてください!
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CLでプレーした歴代日本人選手
選手名 | 所属クラブ(当時) | 年代 |
---|---|---|
奥寺康彦 | ・🇩🇪ケルン | ・1978-79年 |
稲本潤一 | ・🏴アーセナル ・🇹🇷ガラタサライ | ・2001-02年 ・2006-07年 |
小野伸二 | ・🇳🇱フェイエノールト | ・2001-02年 ・2002-03年 |
鈴木隆行 | ・🇧🇪KRCヘンク | ・2002-03年 |
中村俊輔 | ・🏴セルティック | ・2006-07年 ・2007-08年 ・2008-09年 |
長谷部誠 | ・🇩🇪ヴォルフスブルグ ・🇩🇪フランクフルト | ・2009-10年 ・2022-23年 |
本田圭佑 | ・🇷🇺CSKAモスクワ | ・2009-10年 ・2011-12年 ・2013-14年 |
内田篤人 | ・🇩🇪シャルケ | ・2010-11年 ・2012-13年 ・2013-14年 ・2014-15年 |
長友佑都 | ・🇮🇹インテル ・🇹🇷ガラタサライ ・🇫🇷マルセイユ | ・2010-11年 ・2011-12年 ・2018-19年 ・2019-20年 ・2020-21年 |
香川真司 | ・🇩🇪ドルトムント ・🏴マンチェスターU | ・2010-11年 ・2011-12年 ・2012-13年 ・2013-14年 ・2014-15年 ・2015-16年 ・2016-17年 ・2017-18年 ・2018-19年 |
宇佐美貴史 | ・🇩🇪バイエルン | ・2011-12年 |
宮市亮 | ・🏴アーセナル | ・2013-14年 |
柿谷曜一朗 | ・🇨🇭バーゼル | ・2014-15年 |
岡崎慎司 | ・🏴レスター | ・2016-17年 |
清武弘嗣 | ・🇪🇸セビージャ | ・2016-17年 |
西村拓真 | ・🇷🇺CSKAモスクワ | ・2018-19年 |
南野拓実 | ・🇦🇹ザルツブルグ ・🏴リヴァプール ・🇫🇷モナコ | ・2019-20年 ・2020-21年 ・2021-22年 ・2024-25年 ・2025-26年 |
伊東純也 | ・🇧🇪KRCヘンク | ・2019-20年 ・2021-22年 |
奥川雅也 | ・🇦🇹ザルツブルグ | ・2019-20年 ・2020-21年 |
中島翔哉 | ・🇵🇹ポルト | ・2020-21年 |
酒井宏樹 | ・🇫🇷マルセイユ | ・2020-21年 |
古橋亨梧 | ・🏴セルティック | ・2022-23年 ・2023-24年 ・2024-25年 |
前田大然 | ・🏴セルティック | ・2022-23年 ・2023-24年 ・2024-25年 |
旗手怜央 | ・🏴セルティック | ・2022-23年 ・2023-24年 ・2024-25年 |
守田英正 | ・🇵🇹スポルティング | ・2022-23年 ・2024-25年 ・2025-26年 |
鎌田大地 | ・🇩🇪フランクフルト ・🇮🇹ラツィオ | ・2022-23年 ・2023-24年 |
岩田智輝 | ・🏴セルティック | ・2023-24年 |
久保建英 | ・🇪🇸レアルソシエダ | ・2023-24年 |
冨安健洋 | ・🏴アーセナル | ・2023-24年 |
上田綺世 | ・🇳🇱フェイエノールト | ・2023-24年 ・2024-25年 |
遠藤航 | ・🏴リヴァプール | ・2024-25年 |
荻原拓也 | ・🇭🇷ディナモザグレブ | ・2024-25年 |
チェイス・アンリ | ・🇩🇪シュトゥットガルト | ・2024-25年 |
川村拓夢 | ・🇦🇹ザルツブルグ | ・2024-25年 |
伊藤洋輝 | ・🇩🇪バイエルン | ・2024-25年 |
橋岡大樹 | ・🇨🇿スラヴィアプラハ | ・2025-26年 |
板倉滉 | ・🇳🇱アヤックス | ・2025-26年 |
堂安律 | ・🇩🇪フランクフルト | ・2025-26年 |
これまでにCLでプレーした日本人選手は歴代38人です。(2025年9月時点)
表を見ると、2020年頃からCLに参戦する日本人選手が劇的に増えていることがわかります。
これは、「サッカー強豪国」に近づいている証と言えるでしょう。
少し意外だったのは、世界選抜に入った実績もある”中田英寿”の名前がないこと。
9大会に参加した香川真司
Embed from Getty Imagesドルトムントで大活躍し、いまでも尚”日本人の最高到達点”と称される香川真司。
CLでは通算9大会に出場しており、この数字は歴代日本人の中でも圧倒的です。
2位の選手たちが5大会参加ということを考えても、圧倒的な数字です。
以下に、「CL参戦回数のランキング」を掲載します。
・1位:9回(香川真司)
・2位:5回(長友佑都、南野拓実)
・4位:4回(内田篤人)
・5位:3回(中村俊輔、本田圭佑)

複数クラブでCL出場
Embed from Getty Imagesクラブを渡り歩き、複数のチームでCLに出場した日本人選手もいます。
その筆頭が、長友佑都と南野拓実。
両者はそれぞれ3クラブでCLを経験しており、日本人としては最多記録です。
・長友佑都 … インテル、ガラタサライ、マルセイユ
・南野拓実 … ザルツブルク、リヴァプール、モナコ
中村俊輔の衝撃FK
Embed from Getty Images「CLで活躍した日本人」と聞いて、最初に名前が挙がるのが中村俊輔でしょう。
2006-07シーズン、当時世界最強クラスだったマンチェスター・ユナイテッドを相手に、直接FKでゴールを決めました。
しかもホームとアウェーの2試合連続での快挙。
圧巻のキック精度は「日本史上最高のプレースキッカー」と呼ばれるにふさわしく、”FKの名手”として世界でも知られる存在です。
国・クラブ・ポジションごとのCL出場者・人数
Embed from Getty Images冒頭でもお伝えした通り、これまでに38人の日本人選手がチャンピオンズリーグでプレーしてきました。
そこで気になるのが、
- 「どこの国が多いのか?」
- 「どこのクラブが多いのか?」
- 「どこのポジションの選手が多いのか?」
以下に、国別・クラブ別・ポジション別のデータをまとめました。
複数クラブでプレーした選手は、それぞれでカウントしています。
(例)長谷部誠がドイツの2クラブでプレー→ドイツに2カウント。
国ごとの人数
国名 | 人数 |
---|---|
🇩🇪ドイツ | 10人 |
🏴イングランド | 7人 |
🏴スコットランド | 5人 |
🇫🇷フランス | 3人 |
🇳🇱オランダ | “ |
🇦🇹オーストリア | “ |
🇪🇸スペイン | 2人 |
🇮🇹イタリア | “ |
🇵🇹ポルトガル | “ |
🇧🇪ベルギー | “ |
🇹🇷トルコ | “ |
🇷🇺ロシア | “ |
🇨🇭スイス | 1人 |
🇨🇿チェコ | “ |
🇭🇷クロアチア | “ |
これまで日本人がCLに出場したクラブは、15カ国に広がります。
その中で最も多いのはドイツ(10人)。
次点はイングランド(7人)で、「5大リーグ」の国々が上位にランクインしています。
やはりCLは欧州最高峰の舞台。
日本人が挑戦する環境も、自然と強豪国に集中していることがわかります。
クラブ別の人数
クラブ名 | 人数 | 所属した選手 |
---|---|---|
🏴セルティック | 5人 | ・中村俊輔 ・古橋亨梧 ・前田大然 ・旗手怜央 ・岩田智輝 |
🏴アーセナル | 3人 | ・稲本潤一 ・宮市亮 ・冨安健洋 |
🇩🇪フランクフルト | “ | ・長谷部誠 ・鎌田大地 ・堂安律 |
🇦🇹ザルツブルグ | “ | ・南野拓実 ・奥川雅也 ・川村拓夢 |
ここでは、3人以上の日本人がCLに出場したクラブをピックアップします。
最も多いのはセルティック(5人)。
つまりスコットランドからのCL出場は、すべてセルティック所属によるものです。
この数字からも、セルティックがいかに日本人にとって縁の深いクラブなのかが伺えます。
ポジションごとの人数
ポジション | 人数 |
---|---|
GK | 0人 |
DF | 10人 |
MF | 20人 |
FW | 8人 |
最も多いのは”MF(20人)”で、日本人のCL出場者の中でも圧倒的多数を占めています。
これは他国リーグでの傾向とも重なり、改めて「日本=MF大国」と言えるでしょう。
一方で、近年はDFのCL出場が増加傾向にあります。
かつて課題とされてきた守備の分野でも、世界と十分に渡り合える選手が育ってきていることを示しています。
CLでの最高成績
成績 | 選手名 | 年度 |
---|---|---|
準優勝 | 宇佐美貴史 | 2011-12年 |
ベスト4 | 内田篤人 | 2010-11年 |
ベスト8 | 本田圭佑 | 2009-10年 |
“ | 長友佑都 | 2010-11年 |
“ | 香川真司 | 2013-14年 |
“ | “ | 2016-17年 |
“ | 岡崎慎司 | 2016-17年 |
“ | 冨安健洋 | 2023-24年 |
日本人選手のCL最高成績は、2011-12シーズンにおける宇佐美貴史(バイエルン)の準優勝です。
決勝(vs チェルシー)では、20歳になったばかりでベンチ入りを果たしましたが、出場機会はありませんでした。
一方で、「実際にピッチに立った選手」としての最高成績は、2010-11シーズンの内田篤人(シャルケ)のベスト4です。
また、「日本人対決」という括りでは、準々決勝で内田(シャルケ)vs長友(インテル)が実現。
この戦いは、ベスト8という好成績であると同時に、CL史上初の日本人対決となりました。
Embed from Getty Images2025-26年にCLでプレーする日本人選手
選手名 | 所属クラブ |
---|---|
遠藤航 | リヴァプール (イングランド) |
高井幸大 | トッテナム (イングランド) |
伊藤洋輝 | バイエルン・ミュンヘン (ドイツ) |
堂安律 | フランクフルト (ドイツ) |
南野拓実 | ASモナコ (フランス) |
守田英正 | スポルティングCP (ポルトガル) |
板倉滉 | アヤックス (オランダ) |
橋岡大樹 | スラヴィア・プラハ (チェコ) |
鈴木淳之介 | コペンハーゲン (デンマーク) |
2025-26年にチャンピオンズリーグでプレーしているのは、上記の9選手です。
より詳しくは、以下の記事にて紹介しています。
- CL・EL・ECL
- 5大リーグ
- その他欧州クラブ など
欧州でプレーする日本人選手についての情報が満載です。
ぜひそちらもチェックしてみてください!

まとめ
これまでに38人の日本人選手がチャンピオンズリーグの舞台に挑戦してきました。
奥寺康彦から始まり、中村俊輔や本田圭佑、香川真司といったスターを経て、近年は久保建英など次世代の選手たちへと受け継がれています。
その歩みの中で、中村俊輔の伝説的なFKや宇佐美貴史が20歳で決勝ベンチ入りを果たした準優勝、内田篤人がピッチに立って掴んだベスト4など、数々の歴史的瞬間が生まれました。
CLはまさに「欧州最高峰の舞台」。
ここに挑む日本人選手の姿は、日本サッカーの成長と可能性を映し出すものです。
そしてそう遠くない未来に、「CL制覇を果たす日本人選手」が現れることを期待しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
当サイトでは、「リーグごとの歴代日本人選手」についても記事にしています。
ぜひそちらも読んでみてください。
・プレミアの歴代日本人選手
・ラ リーガの歴代日本人選手
・セリエAの歴代日本人選手
・ブンデスの歴代日本人選手

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