「欧州での実績No.1」
”香川真司”といえば、本田圭佑と並んで『日本代表のダブルエース』。
2011年から2018年にかけて”10番”を背負い、W杯には2回出場。
人気・実力ともに日本トップを誇る選手でしたが、特に真価を発揮したのは”クラブチーム”。
ヨーロッパ6カ国で活躍し、ドイツ・イングランドではリーグ優勝の立役者に。
ヨーロッパでの実績は、日本人No.1のプレーヤーです。
今回は、香川真司のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

香川真司について
Embed from Getty Images- 名前:香川真司(かがわ しんじ)
- 生年月日:1989年3月17日
- 出身地:兵庫県神戸市
- 所属クラブ:セレッソ大阪
- ポジション:MF
- 背番号:8番
- 身長:175cm
- 体重:68kg
- 利き足:右足
香川真司のインスタグラムはこちら。
日本代表歴
Embed from Getty Images- A代表:97試合31ゴール
- 世代別:U-15~U-23(ロンドン世代)
香川選手は、17歳の時にU-19日本代表に飛び級で選出。
その後、19歳で日本代表デビュー。(2008年)
日本代表の”10番”を背負い、W杯には2回出場。
97試合31得点の記録を持つ、元・日本代表のエースです。
サポートメンバーなのに1番上手い
Embed from Getty Images2010年南アフリカW杯でベスト16に進出した日本代表。
過去最低の期待度を覆し、日本のサッカー人気復活のきっかけになった大会です。
この大会では、香川選手は惜しくもメンバー外。
サポートメンバーとして日本代表に帯同しました。
しかし、練習では抜群のパフォーマンスを披露。
「サポートメンバーの香川が1番上手い」。(参照:SOCCER DIGEST)
大会後、すぐにドイツで活躍し、優勝の立役者に。
当時の練習を見た人からすれば、「香川のドイツでの活躍」は当然に思えたかもしれません。
日本人No.1の経歴
Embed from Getty Images- ブンデスリーガ2連覇(ドイツ)
- プレミアリーグ優勝(イングランド)
世界トップリーグで優勝を経験。
ただ所属していただけではなく、”優勝チームの主力”です。
そんな香川真司は、”世界的名将”からも大人気。
- クロップ監督に寵愛される(ドルトムント時代)
- ファーガソン監督が重用(マンチェスター・ユナイテッド時代)
- モウリーニョ監督がレアルに呼びたがっていた
これだけ多くの名将に評価された日本人選手は、歴史を遡ってもいないはず。
まさに、「日本人選手の最高到達地点」です。
香川真司の着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー:アディダス
香川選手の着用スパイクは、”F50”シリーズ。
スピードプレーヤー向けに作られており、フィット感に優れた人工皮革のスパイクです。
※2024年までは”X(エックス)”という名前のシューズでした。
香川真司のプレースタイル
Embed from Getty Images「忍者のようなクイックネス」
若い頃の香川選手は、とにかく”素早い選手”。
- 初速の速さ
- 柔らかいボールタッチ
- 正確なキック
忍者のような俊敏性と、正確なボールタッチでゴール・アシストを量産。
勝負強さも際立っており、ダービーでの活躍でサポーターの心を鷲掴みにしています。
現在はベテランの域に突入し、プレースタイルが変化。
ポジションは、1列後ろのボランチに。
両足からの正確なキック、戦術眼を武器に、ゲームメイクを担っています。
香川真司の経歴
- マリノFC
- 神戸NKサッカークラブ
- FCみやぎバルセロナユース
- セレッソ大阪
- ドルトムント(ドイツ)
- マンチェスターユナイテッド(イングランド)
- ドルトムント(ドイツ)
- ベジクタシュ(トルコ)
- サラゴサ(スペイン2部)
- PAKO(ギリシャ)
- シント=トロイデン(ベルギー)
- セレッソ大阪
小学生時代
小学生時代は、マリノFCでプレーしています。
小学1年生でサッカーをはじめ、4年生には神戸トレセンにも選出。
5年時には神戸NKサッカークラブ(現・センアーノ神戸)に籍を移し、技に磨きをかけます。(参照:ジュニアサッカーを応援しよう!)
神戸NKサッカークラブは、森島康仁さん(通称:デカモリシ)も輩出しています。
中学・高校生時代
Embed from Getty Images中学・高校時代は、FCみやぎバルセロナユースでプレーしています。
神戸の親元を離れ、宮城県の”街クラブ”でのプレーを自ら希望。
個人技を重視するチームで、得意のボールタッチに磨きをかけます。(参照:ジュニアサッカーを応援しよう!)
そして、高校3年時にはセレッソ大阪とプロ契約を締結。
Jリーグ下部組織以外では、高校卒業を待たずにプロになった選手の第一号です。
セレッソ大阪
Embed from Getty Images2006年にセレッソ大阪に入団します。
意外にも、香川選手がJ1でプレーしたのはたったの半年。
海外移籍前にJリーグでプレーしたのは4年間で、その大半はJ2でプレー。
そのJ2で圧倒的な成績を残し、得点王に。
「香川・乾・カイオ」のスリートップは、J2では反則レベルの攻撃陣でした。
・2006:0試合0ゴール
・2007:35試合5ゴール
・2008:35試合16ゴール
・2009:44試合27ゴール(J2優勝、得点王)
・2010:11試合7ゴール(J1[途中退団])
ドルトムント(ドイツ)
Embed from Getty Images2010年7月にドルトムントに移籍します。
初の海外挑戦で、いきなり4大リーグの強豪へ移籍。
そして、この移籍が大成功。
絶対王者バイエルンミュンヘンを抑え、ブンデスリーガ2連覇を達成。
香川選手は”エース級”の活躍を見せ、現地サポーターから「セレッソ時代の応援歌」を歌われるほどの愛され方でした。
ドルトムントでの成績
・2010-11:18試合8ゴール(リーグ優勝)
・2011-12:31試合13ゴール(リーグ優勝)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
Embed from Getty Images2012年6月にマンチェスター・ユナイテッドに移籍します。
世界最高峰のビッグクラブで、アジア圏の選手で入団するのはパク・チソン(元韓国代表)以来2人目。
スタメン定着とはいきませんでしたが、リーグ戦でハットトリックを記録するなどインパクトは十分。
その後、27年間にわたって指揮を執った”ファーガソン監督”が退任。
以降、クラブは迷走状態に。
「この迷走がなければ・・・」と感じるサッカーファンも、きっと多いはずです。
マンチェスターユナイテッドでの成績
・2012-13:20試合6ゴール(リーグ優勝)
・2013-14:18試合0ゴール
・2014-15:0試合0ゴール(途中退団)
ドルトムント(ドイツ)
Embed from Getty Images2014年8月にドルトムントに復帰します。
クロップ監督のラブコールが叶い、復帰が決定。
”香川真司の復帰”は、世界トップの熱さを誇るサポーターも待ち望んでいました。
Embed from Getty Images復帰初年度こそ苦しいシーズンとなったものの、徐々に本領を発揮。
”ファンタスティック4”の一角として、欧州随一の魅了的な攻撃を演出しました。(参照:FOOT BALL CHANNEL)
ドルトムント(2度目)の成績
・2014-15:28試合5ゴール(途中加入)
・2015-16:29試合9ゴール
・2016-17:21試合1ゴール(ポカール杯優勝)
・2017-18:19試合5ゴール
・2018-19:2試合0ゴール(途中退団)
ベジクタシュ(トルコ)
Embed from Getty Images2019年1月にベジクタシュに移籍します。
トルコの強豪に在籍したのはたったの半年間。
この短い期間でも、持ち前の”高い技術”で熱狂的なサポーターの心を掴みました。
ベジクタシュでの成績
・2018-19:14試合4ゴール
サラゴサ(スペイン2部)
Embed from Getty Images2019年8月にサラゴサに移籍します。
「なんでスペイン2部リーグ?」という声もありましたが、蓋を開ければ”絶不調”。
サポーターに愛され続けてきた香川選手にとって、初めて”期待はずれ”と言われる移籍になりました。
サラゴサ時代の成績
・2019-20:31試合4ゴール
PAOK(ギリシャ)
Embed from Getty Images2020年1月にPAOKに移籍します。
鳴物入りで加入するも、またしても不調。
最終的には、”契約解除”という形でギリシャを去ります。
PAOKでの成績
・5試合0ゴール(リーグ杯優勝)
シント=トロイデン(ベルギー)
Embed from Getty Images2022年1月にシント=トロイデンに移籍します。
与えられた背番号は10番。
盟友・岡崎慎司選手らと共に、ON・OFF問わずチームを牽引。
ステップアップを目指す日本人選手たちにとって、”香川との共演”は財産になったはずです。
シント=トロイデンでの成績
・2021-22:6試合0ゴール
・2022-23:12試合2ゴール(途中退団)
セレッソ大阪
Embed from Getty Images2023年2月にセレッソ大阪に復帰します。
12年ぶりのJリーグ復帰。
「元日本代表とはいえ、全盛期からだいぶ経っている」。
シーズン前は懐疑的な声もあった中、「香川はやっぱり上手かった」。
プレースタイルの変化はあれど、さすが元・日本代表の10番。
ボランチとして攻守に躍動し、2手・3手先を読んでゲームをコントロールしています。
C大阪での成績
・2023年:34試合2ゴール(J1)
・2024年:10試合1ゴール(J1)
まとめ
セレッソ大阪の象徴である”8番”を着用。
キレキレのプレーで輝きを放っていた若かりし頃とは異なり、落ち着いたプレーを見せる司令塔。
共通しているのは、一目で「上手い」とわかるほどに”高い技術”があるということ。
元・日本代表10番。
そして、「欧州で最も評価された日本人」の実力は、今でも健在です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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