「イングランドってどんな国?」
サッカーの母国として知られるイングランド。
一方で、「ご飯がまずい」という不名誉なイメージも語られがちです。
しかし、サッカーに関しては間違いなく世界トップクラス。
代表チームはもちろん、国内リーグのプレミアリーグも世界中から注目を集めています。
この記事では、イングランドのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

イングランドってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:イングランド(欧州)
- 首都:ロンドン
- 国土面積:130,300㎢
- 人口:約5,600万人
- 言語:英語
イギリスの構成国の1つ
Embed from Getty Images“イングランド”は独立国家ではなく、イギリスを構成する4つの地域(カントリー)の1つです。
正式には「グレートブリテン 及び 北アイルランド連合王国」の構成地域にあたります。
イギリスを構成する4つの地域は以下の通り。
- 🏴イングランド
- 🏴スコットランド
- 🏴ウェールズ
- 北アイルランド
サッカーW杯に関しては、この4地域が“国”として扱われ、それぞれが別々の代表チームとして出場しています。(参照:footbezzies)
これは、FIFA(国際サッカー連盟)が「イギリスを4つの独立したサッカー協会として扱う」というルールを設けているからです。
一方で、オリンピックでは事情が異なります。
陸上や水泳などの競技では、選手たちは“イギリス代表”として出場します。
こちらは、IOC(国際オリンピック委員会)が国家単位で出場資格を認めていることが理由です。

王室文化
Embed from Getty Imagesイングランドには、世界的に有名な “王室(ロイヤルファミリー)“ があります。
バッキンガム宮殿を中心に、長い歴史の中で”国の象徴”として親しまれてきました。
政治の実権は持たないものの、王室の行事や祝典への関心度は絶大なもの。
ロンドンには王室ゆかりの建物が多く、イングランドの文化そのものと深く結びついています。
また、サッカーの試合にロイヤルファミリーが姿を見せることもあり、王室はスポーツの面でも身近な存在です。
オックスフォード大学とケンブリッジ大学
Embed from Getty Images「オクスブリッジ」と呼ばれる、イングランドが世界に誇る2つの大学。
- オックスフォード大学
- ケンブリッジ大学
2025年の”世界大学ランキング”では、それぞれ世界1位(オックスフォード)と世界5位(ケンブリッジ)。
日本の最高峰である東京大学が28位であることを考えると、そのレベルの高さがよくわかります。(参照:ELEMINIST)
卒業生は、政治・経済・科学・文学など、あらゆる分野で世界を動かす人材ばかり。
キャンパスの街並みには中世の雰囲気が残り、観光地としても非常に人気があります。
ご飯はまずいのか?
Embed from Getty Imagesイングランドの食文化には、昔から「ご飯がまずい」というイメージがつきまといます。
これはイングランドというより、イギリス全体に広がる評判と言えるでしょう。
経済もスポーツも世界トップクラスの国なのに、なぜか料理だけは不名誉な評価を受けがち。
とはいえ、味の感じ方は人それぞれで、最近は美味しい料理も増えてきています。
代表的な名物といえば、サクッと揚がった”フィッシュ&チップス”。
観光客にも定番の一品で、イングランドの”庶民の味”として親しまれています。
サッカーの母国
Embed from Getty Imagesイングランドといえば、”サッカーの母国”。
1863年に世界最古のサッカー協会「FA(フットボール・アソシエーション)」が設立され、現在につながるルールがここで整えられました。(参照:サッカーキング)
その後、競技は国内で一気に広まり、やがてイギリス全土、そして世界へと広がっていきます。
長い年月の中で戦術やトレンドが変ってきたサッカーですが、“最初の一歩”を作ったのはイングランド。
歴史の深さに加え、プレミアリーグという世界最高峰のリーグを持つ国でもあり、まさに「サッカー文化の中心」と言える存在です。
イングランドってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:スリーライオンズ
- FIFAランキング:4位(2025年11月時点)
- W杯出場回数:17回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:優勝(1966年)
イングランド代表の特徴
Embed from Getty Imagesいつだって”優勝候補”に名前が挙がる、超・強豪国のイングランド。
それなのに、大事な一戦であっさり敗れたり、格下相手に苦戦したりすることから、ネット上では「珍グランド」と揶揄されることも。
それでも、どの時代を見ても世界屈指のタレントが揃うチームであることは間違いありません。
EURO(ユーロ)では直近2大会連続で準優勝。
「そろそろ大舞台でのタイトルを…」と願うファンが多いのも、実力があるからこそ。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:2敗1分(日本から見て)
これまでに3試合対戦し、日本は勝利なし。
直近の対戦は2010年。
オーストリアで行われた試合で、日本は1-2で敗れています。
なお、日本開催の試合はこれまで一度もなく、対戦はすべて欧州で行われています。
注目選手
Embed from Getty Imagesイングランド代表は、選手の大半がプレミアリーグ所属という豪華な顔ぶれ。
海外組も、5大リーグの強豪クラブで”エース級”として活躍する選手ばかりです。
その結果、「え? この選手が入れないの?」ということが珍しくありません。
選手層の厚さはまさに世界屈指。
フランスと並び、”タレントの宝庫”と呼ばれるのも納得のメンバー構成です。
ハリー・ケイン
Embed from Getty Images- 生年月日:1993年7月28日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:FW
- 身長:188cm
- 体重:86kg
ジュード・ベリンガム
Embed from Getty Images- 生年月日:2003年6月29日
- 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
- ポジション:MF
- 身長:186cm
- 体重:75kg
ブカヨ・サカ
Embed from Getty Images- 生年月日:2001年9月5日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:178cm
- 体重:72kg
デクラン・ライス
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年1月14日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:188cm
- 体重:84kg
エベレチ・エゼ
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年6月29日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:178cm
- 体重:73kg
フィル・フォーデン
Embed from Getty Images- 生年月日:2000年5月28日
- 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:171cm
- 体重:63kg
イングランドのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:プレミアリーグ
1888年に前身となるフットボールリーグが創設され、1992年の再編によって現在の”プレミアリーグ”が誕生しました。
2025年現在では、誰もが認める 「世界最強リーグ」 と称されています。
世界的な人気があり、放映権には莫大なお金が動くため、クラブの財政規模も桁違い。
それに伴い選手のサラリーも高額になり、世界トップクラスのタレントが集まるリーグとして定着しています。
特に人気が高いのは、「ビッグ6」と呼ばれる以下のクラブです。
- マンチェスター・シティ
- マンチェスター・ユナイテッド
- アーセナル
- リヴァプール
- チェルシー
- トッテナム
いずれも世界的ブランド力を持ち、どの試合も注目カードになるのがプレミアの特徴です。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
歴史、文化、教育、観光、エンタメなど、どれを取っても世界トップクラスの魅力を持つ国。
もちろん、代表チームの実力も折り紙つき。
毎大会「今回こそは…!」と思わせるほどのタレントが揃いますが、あと一歩届かないもどかしさもイングランドらしさ。
それでも、近年はEUROで結果を残し、世代交代も順調。
”次こそ世界の頂点へ”という期待は、これまで以上に高まっています。
W杯本大会では、イングランド代表の躍進に注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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