【10分でわかる】カタールってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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カタールの国旗の画像
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「カタールってどんな国?」

“超”がつくほどの富裕国家として知られるカタール

豊富な資源を背景に急速な経済発展を遂げ、サッカーでも一気に力をつけてきた新興勢力です。

そして日本にとっては、1993年の「ドーハの悲劇」と、2022年の「ドーハの歓喜」という絶望と歓喜の両方を味わった特別な地でもあります。

この記事では、カタールのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

カタールってどんな国?

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  • 国名:カタール国(西アジア)
  • 首都:ドーハ
  • 国土面積:11,381㎢
  • 人口:約300万人
  • 言語:アラビア語

カタール人の比率はたったの10%

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1971年にイギリスから独立した、アラビア半島の小さな国・カタール。

国土は約11,381㎢で、日本でいえば”秋田県”とほぼ同じサイズ。

人口は約300万人ですが、そのうちカタール人はわずか10%ほど

つまり、残りの90%は外国人労働者です。

建設業、サービス業、IT、医療など、あらゆる産業の中心は外国人。

カタール人は公務員の比率が非常に高く、住宅補助や医療費などがかなり手厚くされています。

また、カタール人・外国人問わず”所得税0円”という羨ましい制度も。

裕福な近未来都市

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カタール「世界一裕福な国」と称されることもあるほど、超富裕国家。

首都ドーハにはガラス張りの高層ビルが立ち並び、まるで映画のような“近未来都市”が広がっています。

では、なぜこれほどまでにお金持ちになったのか?

最大の理由は、世界有数の天然ガスと石油資源

特に液化天然ガス(LNG)では、世界トップクラスの輸出量を誇り、世界のエネルギー市場を支える存在です。

一言で言えば、「豊かな資源が、国そのものを押し上げた」

ただし、弱点もあります。

それは、“夏は50℃を超える”という極端な気候。

屋外活動はほぼ不可能で、2022年W杯も気温対策のため冬開催になったほどです。

世界1のカタール航空

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海外旅行好きなら、一度は耳にしたことがあるであろう「カタール航空」

航空格付けで知られるSkytrax社のランキング世界1位の常連という、名実ともにトップクラスの航空会社です。(参照:トラベルボイス

カタール航空を英語表記にすると、「QATAR AIRWAYS」

サッカーファンにはお馴染みですよね?

パリ・サンジェルマンの胸スポンサーを務め、2010年代にはバルセロナの公式スポンサーを担当。(参照:カタール航空公式HP

他にも、FIFA(国際サッカー連盟)に出資するなど、莫大な資金力でサッカー界を支援しています。

FIFAとズブズブ!?

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莫大な資金力があり、サッカー界を支援している。

それだけなら「素晴らしい!」、「ありがたい!」といった感謝の声で溢れかえるでしょう。

ただ、最近は怪しい展開になってきました。

色々ありますが、代表例としては2026年W杯アジア予選での出来事。(参照:サッカーダイジェスト

みなさんもご存知の通り、アジア3次予選にて、日本代表グループCを首位突破。

この時、予選を突破し、W杯出場を決めたのは”各グループの上位2カ国”

  • グループA:イラン、ウズベキスタン
  • グループB:韓国、ヨルダン
  • グループC:日本、オーストラリア

そして、各グループの3~4位の合計6カ国アジア4次予選へ。

2グループに分かれ、W杯出場権を争う戦いが”中立地”で行われました。

  • グループA:カタール、UAE、オマーン
  • グループB:サウジアラビア、イラク、インドネシア

グループAの開催地はカタールグループBの開催地はサウジアラビアになったのですが・・・。

中立地とは?っていうお話。

しかも、他国が”中2日”で試合をする中、カタールとサウジは”中5日”という、日程的にも「ん?」な状況に。

無事にカタールとサウジがW杯出場権を獲得し、FIFAも安心していることでしょう。

もちろん、公式からは“問題なし”の声明が出ています。

ドーハの悲劇とドーハの歓喜

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1993年に、”W杯初出場”あと数秒のところで逃した日本代表。

ドーハで行われたこの1戦は、「ドーハの悲劇」として今でも語り継がれています。

あれから約30年後。

2022年カタールW杯にて、「死の国」に入った日本代表。

  • 🇯🇵日本
  • 🇩🇪ドイツ
  • 🇨🇷コスタリカ
  • 🇪🇸スペイン

ドイツ、スペインという世界最強クラスの2チームと同居。

「あ、終わった」。

私もそう思いました。

しかし、日本代表は初戦でドイツに逆転勝ち

コスタリカ戦は落としたけれど、スペインにも逆転勝ち

「死の組を首位通過」というまさかの状況に、日本国民は大歓喜しました。

絶望を味わったドーハの地が、約30年後に歓喜の地に。

まさに、“ドーハの悲劇”から“ドーハの歓喜”へ。

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カタールってサッカー強いの?

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  • 愛称:アル・アナービ(預言者)
  • FIFAランキング:52位(2025年10月時点)
  • W杯出場回数:2回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:GL敗退(2022年)

カタール代表の特徴

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カタール代表は、近年急激に力をつけてきたアジアの新興勢力

大きな特徴は、帰化選手を積極的に起用してきた強化戦略。

自国開催にして、初出場となった2022年W杯では3戦全敗という悔しい結果に終わりましたが、アジアでの実績は十分。

アジアカップでは2019年大会・2023年大会と2連覇を達成しています。

アスパイアアカデミー

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カタール“帰化戦略”だけでなく、育成にも本気です。

その象徴が、国が運営するエリート育成機関の「アスパイア・アカデミー」(参照:footballista

元々は陸上・フェンシング・卓球など、幅広い競技の強化を目的としていましたが、”2022年カタールW杯”を見据えてサッカーの強化を最優先に。

豊富な資金最新設備世界各国から招いた指導者を背景に、“スポーツ科学×世界のスカウト網”という独自の育成モデルを構築しました。

その試みが功を奏し、アカデミー出身選手が次々にカタール代表入りしています。

また、プレー環境も充実しており、ユース年代の国際大会が開催されることも。

日本との対戦成績

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通算戦績:2勝3敗4分(日本から見て)

通算対戦戦績は”ほぼ互角”ですが、正確に言えば負けが先行

中でも印象深い試合は、2019年アジア杯決勝戦。

試合開始早々にリードを奪われ、「カタールってこんなに強いの・・・!?」って驚いたのは、きっと私だけではないはず。

注目選手

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ほぼ全選手が”カタールリーグ”でプレー。

欧州で勝負できる力を持つ選手もいるうえに、地理的にも数時間でヨーロッパへアクセス可能。

それでも海外移籍が少ない理由はシンプル。

国内で稼げてしまうから

とくに代表クラスとなれば、「欧州中堅クラブより好待遇」というケースも珍しくありません。

アルモエズ・アリ

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  • 生年月日:1996年8月19日
  • 所属クラブ:アルドゥハイル(カタール)
  • ポジション:FW
  • 身長:180cm
  • 体重:68kg

アクラム・アフィフ

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  • 生年月日:1996年11月18日
  • 所属クラブ:アル・サッド(カタール)
  • ポジション:FW
  • 身長:177cm
  • 体重:69kg

アル・ハイドス

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  • 生年月日:1990年12月11日
  • 所属クラブ:アル・サッド(カタール)
  • ポジション:MF
  • 身長:174cm
  • 体重:62kg

カタールのリーグは強いの?

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名称:カタール・スターズリーグ

1963年に創設されたリーグで、トップカテゴリーには12クラブが参加。

リーグ全体が資金力に恵まれており、選手に払える給料はアジアでもトップクラスです。

そのため、「欧州のスター選手がキャリア終盤に選ぶリーグ」という側面を持ちながら、レベルの高さもアジア屈指。

実際に、ACLでは上位の常連で、西アジア最大勢力の1つ。

ただ、近年は”破格の投資”をするサウジアラビアにやや遅れをとっている印象も。

日本人では、過去に中島翔哉谷口彰悟らがプレー。

2020年にJリーグMVP&得点王に輝いたオルンガも長年プレーしています。

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

莫大な資金を武器に、サッカー強国へと駆け上がる新興国・カタール。

W杯アジア4次予選では「ん?」と感じる場面こそありましたが、しっかりと出場権を獲得。

その強化スピードは、いまも確かに続いています。

欲を言うならば、「カタール人選手が欧州のリーグでどこまで通用するのか」は見てみたいところです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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