「ドイツってどんな国?」
ドイツは、経済・政治・文化など、あらゆる分野で存在感を放つ ヨーロッパ屈指の先進国。
日本人にとっても馴染み深く、「ヨーロッパ旅行といえばドイツ!」と答える人も多い人気の国です。
サッカーでも、言わずと知れた 超・強豪国。
W杯では4度の優勝経験があり、世界のサッカー史を語るうえで欠かせない存在です。
そして、その”世界的強豪”を相手に、実は 日本は勝ち越し中。
2022年W杯、そして2023年の親善試合での2連勝は、日本代表が大きな自信を得るきっかけとなりました。
この記事では、ドイツのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


ドイツってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:ドイツ連邦共和国(ヨーロッパ)
- 首都:ベルリン
- 国土面積:357,000㎢
- 人口:約8,500万人
- 言語:ドイツ語
日本に似ている国!?
Embed from Getty Imagesドイツは、中央ヨーロッパと西ヨーロッパの中間に位置する国。
政治・経済の両面で存在感が大きく、世界を牽引する大国のひとつです。
そしてドイツは、”日本に似ている”と感じる部分が多い国でもあります。
国土面積は37.8万㎢(日本)に対して、 35.7万㎢(ドイツ)と、ほぼ同じ大きさ。
2025年時点のGDPは世界3位(日本)と世界4位(ドイツ)で、規模がほぼ同格の経済大国です。
さらに、両国はともに”モノづくりに強い国”として知られ、国民性も「真面目で勤勉」「几帳面でルールを重んじる」など、非常に共通点が多いのが特徴。
また、歴史的に見ても第二次世界大戦では同盟を結んでいたりと、古くから深い結びつきがあります。
東ドイツ・西ドイツに分裂していた
Embed from Getty Imagesいまでこそ「1つの国」として成立しているドイツですが、1945年~1990年にかけて「2つの国」に分裂していた時期がありました。
原因は、第二次世界大戦後に起きた アメリカとソ連の対立(冷戦)。
戦争に敗れたドイツは、勝った国々に分割統治され、その対立がそのまま”国の分裂”に繋がりました。
- 東ドイツ(ソ連側 [社会主義国家])
- 西ドイツ(アメリカ側 [自由主義国家])
この分断の象徴が、1961年に建設された ベルリンの壁。
東ドイツから西ドイツへと逃げる人が後を絶たなかったため、東ドイツ政府が建設した壁です。
しかし、社会主義経済の崩壊や国民の大規模デモ、ソ連の弱体化などが重なり、1989年に壁が崩壊。
1990年には東西が統一され、現在のドイツ連邦共和国となりました。
ディズニーのモデルになった”ノイシュヴァインシュタイン城”
Embed from Getty Imagesドイツの観光名所のひとつが”ノイシュバインシュタイン城”。
やや長めの名前ですが、ぜひ覚えてほしいです。
なぜなら、「ディズニーのロゴのモデルになった城」として有名なお城だから。(参照:TBS NEWS)
さらに、シンデレラ城 や 眠れる森の美女のお城のモデル になっていることは、ディズニー公式も認めています。
山の上にそびえ立つ姿はまさに”絵本の中の世界”。
ファンタジー作品の世界観が好きな人には、まさに”聖地”ともいえる場所です。
ポルシェやベンツを産んだ自動車大国
Embed from Getty Imagesドイツは”ものづくり”で有名な国。
その中でも、とりわけ強さを発揮しているのが 自動車産業 です。
世界中で人気のある名だたるメーカーが勢揃い。
- ポルシェ
- メルセデス
- BMW
- アウディ
- フォルクスワーゲン など
日本の街中でもよく見かける高級車の多くが、実はドイツ生まれ。
”品質・性能・安全性” へのこだわりは世界トップレベルです。
また、ドイツには有名な 「アウトバーン」 があり、一部区間では”速度無制限”で走行できることでも広く知られています。
ビール&ソーセージの国
Embed from Getty Imagesドイツといえば、やっぱり ビール と ソーセージ。
その種類とおいしさは世界トップクラスで、まさに ”本場” と呼ぶにふさわしい国です。
世界的にも有名なのが、毎年9月〜10月に開催される オクトーバーフェスト。
ミュンヘンで開かれる世界最大級のビール祭りで、伝統衣装を着た人々がビール片手に盛り上がる光景は圧巻そのもの。
さらに面白いのが、バイエルン。ミュンヘンの選手たちもこの祭典に参加すること。
シーズン中にもかかわらず、チーム全員で伝統衣装を着てビールジョッキを持つ姿は、ドイツならではの”文化とサッカーの融合”です。
ドイツってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ディー・マンシャフト(意味:ドイツのチーム)
- FIFAランキング:9位(2025年12月時点)
- W杯出場回数:21回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:優勝4回(1954年、1974年、1990年、2014年)
ドイツ代表の特徴
Embed from Getty Imagesドイツ代表は、サッカー史において “最強国のひとつ” と呼ばれる存在です。
- W杯:優勝4回(歴代2位)
- EURO:優勝3回(歴代1位)
歴代を振り返っても、体格の良さ・戦術の緻密さ・勤勉さ を兼ね備えたチームで、個々の能力が高いのに”全員で戦える”のが最大の強み。
特に 2014年W杯での強さ は圧巻で、縦に速い“ドイツ流パスサッカー” が世界のトレンドになったほど。
中でも、開催国ブラジルを 7-1 で下した準決勝はサッカー史に残る衝撃の1つで、ブラジル国内では「ミネイロンの惨劇」と言われています。
一方で、直近ではW杯で2大会連続のGL敗退と苦戦しており、評価も大きく下落。
メンバーを見ても、ビッグクラブで主力を務めるタレントも揃っているものの、”スター選手”の数は減少傾向です。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:2勝1敗1分(日本から見て)
通算対戦は、なんと日本が勝ち越し中!
試合は前半からドイツが圧倒し、「よく1失点で済んだ…」と思うほどのワンサイドゲーム。
それでも後半、堂安律 と 浅野拓磨 のゴールで大逆転勝利をおさめ、世界中を驚かせることに成功しています。
そして約1年後に、 ”ドイツが日本を招待する形” で再戦。
完全リベンジ態勢で臨んだ相手に対し、またしても日本が勝利し、スコアはなんと 4-1。
内容も素晴らしく、「W杯での勝利は偶然ではない」ということを証明しました。
この2連勝をキカッケに、「史上最強の日本代表」という呼び声はより大きなものに。
注目選手
Embed from Getty Imagesメンバーの大半が自国のブンデスリーガでプレー。
その他の選手も、プレミアリーグなどの強豪リーグでプレーしており、選手層の厚さは抜群です。
「強かった頃のドイツ」と比べると、見劣りするのは事実。
しかし、ムシアラやヴィルツ、ヴォルデマーテなど、20代前半の選手たちも頭角を表しています。
フロリアン・ヴィルツ
Embed from Getty Images- 生年月日:2003年5月3日
- 所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:176cm
- 体重:70kg
ニック・ヴォルデマーテ
Embed from Getty Images- 生年月日:2002年2月14日
- 所属クラブ:ニューカッスル(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:198cm
- 体重:90kg
ムシアラ
Embed from Getty Images- 生年月日:2003年2月26日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:184cm
- 体重:72kg
アレクサンダー・パブロビッチ
Embed from Getty Images- 生年月日:2004年2月22日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:188cm
- 体重:75kg
レオン・ゴレツカ
Embed from Getty Images- 生年月日:1995年2月6日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:189cm
- 体重:82kg
ヨシュア・キミッヒ
Embed from Getty Images- 生年月日:1995年2月8日
- 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ポジション:MF
- 身長:176cm
- 体重:73kg
ドイツのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:ブンデスリーガ
1963年にリーグが創設され、トップカテゴリーには18クラブ参加。
「欧州5大リーグ」の1つであり、レベルの高さは世界トップクラスです。
中でも、バイエルン・ミュンヘン の強さは圧倒的。
国内では”絶対王者”として君臨し、世界的に見ても トップ5に入るレベルの超名門クラブ です。
日本では ドルトムント も大人気。
香川真司の大活躍をきっかけに、いまもなお根強いファンが多いクラブです。
また、ブンデスリーガには多くの日本人選手がプレーしており、5大リーグの中でも 日本人にとって最も馴染みのあるリーグ と言えるでしょう。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
ドイツ国民のサッカー熱は世界最高峰。
リーグ戦でも代表戦でもスタジアムは満員で、まさに「サッカー大国」の名にふさわしい存在です。
そんなドイツが、”W杯で2大会連続のグループリーグ敗退”という結果に終わったのは、にわかには信じがたいこと。
「ドイツの凋落」と言われてしまうのも、優勝候補に名前の上がる”超・強豪国”だからこそ。
しかし、近年頭角を現している 2000年代生まれのタレントたち は、スターになれる器を持っています。
チームの世代交代が進んだいま、再び世界の舞台で輝く可能性は十分。
2026年W杯では、“ドイツの復権” が見られるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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