【10分でわかる】コートジボワールってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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コートジボワールの国旗の画像
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「コートジボワールってどんな国?」

カカオ豆の生産で世界的に知られる、西アフリカの国。

実はこの国、経済発展の高さから “西アフリカの優等生” と呼ばれることもあります。

そして、やっぱり一番耳にするのは サッカー

中でも ディディエ・ドログバ は、一時代を築いたストライカーであり、”内戦を止めた英雄” として国の歴史に名を刻む存在です。

この記事では、コートジボワールのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

コートジボワールってどんな国?

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  • 国名:コートジボワール共和国(西アフリカ)
  • 首都:ヤムスクロ(中心都市はアビジャン)
  • 国土面積:322,000㎢
  • 人口:約2,800万人
  • 言語:フランス語

象牙海岸

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コートジボワールは、かつてフランスの植民地で、1960年に独立して現在の“コートジボワール共和国”が誕生しました。

国名の 「Côte d’Ivoire(コートジボワール) はフランス語で 「象牙海岸」 を意味します。(参照:DIAMOND online

その昔、この地域で”アイボリー(象の牙)の取引”が盛んに行われていたことが、その由来とされています。

独立後もフランスとの関係は非常に深く、移民としてフランスへ渡る人の割合も高い のが特徴です。

カカオ豆の生産量が世界No.1

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チョコレートココアの原料となる”カカオ豆”

その世界生産量の およそ4割 を占めているのが、コートジボワールです。

生産量はもちろん 世界No.1

世界中のチョコレートメーカーが、コートジボワールのカカオを原料として使っています。

日本もカカオ豆を輸入していますが、意外にも 最大の取引相手はコートジボワールではなくガーナ

それでも、コートジボワール産のカカオは重要な輸入先のひとつで、日本の食品産業とも深い関わりがあります。

【ガーナについて詳しく】

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”西アフリカの優等生”の治安は?

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※中心都市の”アビジャン”の様子。

カカオ豆やカシューナッツの生産量は世界有数。

エネルギー資源の開発でも存在感を示すなど、さまざまな文野で成果を残している国です。(参照:JETRO

その発展ぶりから、ついたあだ名は”西アフリカの優等生”(参照:JFTC

「優等生なら、治安も良さそうだ!」

そう思って調べてみたのですが……実は 治安は不安定

都市部は比較的落ち着いているものの、他国との国境付近には”レベル3(渡航中止勧告)が出されています。(参照:外務省

ドログバが内戦を止めた

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2004~2005年にかけて行われた”ドイツW杯アフリカ予選”

当時のコートジボワールは、内戦の影響で 南北に分断 されている状態でした。(参照:朝日.com

そんな政情不安の中でつかんだ、史上初となる W杯出場権

その瞬間、エースの ディディエ・ドログバ は、カメラの前でこう呼びかけます。

「武器を置いて、選挙をしよう」

この言葉をきっかけに、国内で続いていた内戦は 一時停止

そして翌年、ついに 内戦終結の瞬間 が訪れました。(参照:パラサポWEB

そんな奇跡のようなエピソードから、ドログバ「サッカーの枠を超えた英雄」 として、いまも語り継がれています。

コートジボワールってサッカー強いの?

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  • 愛称:エレファンツ
  • FIFAランキング:42位(2025年11月時点)
  • W杯出場回数:4回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:GL敗退

コートジボワール代表の特徴

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コートジボワール代表は、2006年ドイツ大会W杯初出場

その後、3大会連続(2006・2010・2014)で出場しましたが、いずれもグループステージ敗退となっています。

この結果を「意外」と感じる人は多いはず。

なぜなら、当時の代表にはドログバ、コロ&ヤヤ・トゥーレ兄弟、ジェルビーニョといった世界的なスターがずらりと揃っていたからです。

一方で、大陸内での戦いになると話は別。

アフリカネーションズ杯で通算3回の優勝 を誇る強豪国です。

近年では、2023年大会で優勝

W杯では苦戦するものの、アフリカ地域ではトップクラスの実力を維持し続けています。

トルシエ監督とハリル・ホジッチ監督

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※トルシエ監督の写真。

日本代表とコートジボワール代表には、実は “ある共通点” があります。

それが、代表監督を務めた人物が重なっていること。

これまでに 2人の指揮官 が、”コートジボワール代表監督 → 日本代表監督” というキャリアを歩んでいます。

  • フィリップ トルシエ
  • ハリル ホジッチ

2人はともに「激情家」として知られる人物で、選手や協会と揉めていましたね・・・。

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※ハリル・ホジッチ監督の写真。

日本との対戦成績

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通算戦績:3勝2敗(日本から見て)

これまでに5回対戦し、日本が勝ち越し。

しかし、思い出されるのは”2014年ブラジルW杯での悪夢”ではないでしょうか?

本田圭佑のスーパーゴールで先制した日本代表。

「俺たちのサッカーでW杯優勝」というスローガンを掲げて挑んだザックJAPANへの期待は、あの瞬間、”希望から確信へ” 変わりつつありました。

しかし状況は、ドログバの途中出場 で一変。

彼がピッチに入った瞬間、コートジボワールはまるで別のチームのような迫力に。

攻撃の圧力は何倍にも増し、わずかな時間で立て続けに2失点。

逆転負けという結果以上に、”ドログバの存在そのものが脅威” と感じさせられた試合でした。

あの光景は、いまでも日本サッカーにとって小さくないトラウマかもしれません。

注目選手

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近年のコートジボワール代表には、かつてのドログバやトゥーレ兄弟のような“ビッグクラブの絶対的主力” と呼べる選手は多くありません。

しかし、欧州5大リーグでプレーする選手がチームの約半数を占めており、個々のレベルの高さは依然として健在です。

残りの半数は、ベルギー・トルコ・オランダといった欧州中堅国や、サウジアラビアをはじめとする中東クラブ でプレーしています。

フランク・ケシエ

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  • 生年月日:1996年12月19日
  • 所属クラブ:アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)
  • ポジション:MF
  • 身長:183cm
  • 体重:76kg

※過去にACミラン、バルセロナなどでプレー。

ニコラ・ぺぺ

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  • 生年月日:1995年5月24日
  • 所属クラブ:ビジャレアル(スペイン)
  • ポジション:FW
  • 身長:183cm
  • 体重:73kg

※2019~2023年にアーセナルでプレー。

エリック・バイリー

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  • 生年月日:1994年4月12日
  • 所属クラブ:レアル・オビエド(スペイン)
  • ポジション:DF
  • 身長:187cm
  • 体重:77kg

※2016~2023年はマンチェスターUでプレー。

イブラヒム・サンガレ

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  • 生年月日:1997年12月2日
  • 所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
  • ポジション:MF
  • 身長:191cm
  • 体重:77kg

エマニュエル・アグバドゥ

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  • 生年月日:1997年6月17日
  • 所属クラブ:ウォルバーハンプトン(イングランド)
  • ポジション:DF
  • 身長:192cm
  • 体重:80kg

シモン・アディングラ

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  • 生年月日:2002年1月1日
  • 所属クラブ:サンダーランド(イングランド)
  • ポジション:FW
  • 身長:175cm
  • 体重:68kg

コートジボワールのリーグは強いの?

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※ASECミモザの画像。

名称:リーグ・アン

1960年にリーグが創設され、トップカテゴリーには14クラブが参加。

西アフリカではよくあることですが、”若くしてフランスへ渡る” というキャリアが定着しており、
自国リーグでプレーした経験がない代表選手も珍しくありません。

「それだと、リーグのレベルは低めかな?」と思いますよね。

たしかに、アフリカ大陸内での存在感はやや控えめ。

しかし、過去には アフリカチャンピオン(CAFチャンピオンズリーグ)を2度輩出 している実績もあります。

特に有名なのが ASECミモザ

若手育成に定評があり、ジェルビーニョ、サロモン・カルー、トゥーレ兄弟 など世界へ羽ばたいたスター選手たちも、このクラブの下部組織出身です。

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

ドログバ、コロ・トゥーレ、ヤヤ・トゥーレ、ジェルビーニョ。

2010年代前後のコートジボワールの選手層は、今振り返っても“背筋がゾクッとする”ほどの選手層を誇っていました。

だからこそ、「コートジボワール」と聞けば、真っ先に彼らの顔が思い浮かびます。

それほどのタレントが揃っていながら、W杯で一度もグループステージを突破したことがない。

この事実は、やはり驚きと言わざるを得ません。

ただ、近年はアフリカネーションズ杯でも優勝し、若手タレントも続々台頭。

3大会ぶりのW杯では、どんなサッカーを見せてくれるのでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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