【10分でわかる】コロンビアってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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「コロンビアってどんな国?」

かつては”危ない国”というイメージが強かった南米の国、コロンビア

コーヒーではお馴染みなのに、「麻薬」「カルテル」「治安最悪」という言葉がセットで語られる、どこか“怖い存在”だった印象があります。

しかし近年、治安は劇的に改善。

場所を選べば観光も楽しめるほど、明るさを取り戻しつつあります。

そして、日本サッカーファンにとっては忘れられない国でもあります。

「2014年クイアバの屈辱」

4年後にリベンジを果たしたはずなのに、どうしても”2014年W杯”を思い出してしまいます。

この記事では、コロンビアのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

コロンビアってどんな国?

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  • 国名:コロンビア共和国(南米)
  • 首都:ボゴタ
  • 国土面積:1,141,748㎢
  • 人口:約5,200万人
  • 言語:スペイン語

太平洋とカリブ海

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1819年にスペインから独立した、南米北西部の国。

国土面積は約114万㎢日本の約3倍

そのうち約2/3をアンデス山脈が占め、標高の高い都市が多いのが特徴です。

首都ボゴダの標高2,600mで、富士山の5号目と同じくらいの高さになります。

さらに地形は多彩で、

  • 南部→アマゾンの熱帯雨林
  • 西部→太平洋
  • 北部→カリブ海

と、海×山×ジャングルの自然を一度に味わえる国でもあります。

ちなみに、太平洋とカリブ海の両方に面しているのは、南米ではコロンビアだけ。

コーヒー豆の名産地

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「コロンビアといえばコーヒー」。

そう言われるほど、コーヒー豆の生産地として有名な国。

生産量はブラジル・ベトナム・インドネシアに次いで世界4位。(参照:グローバルノート

18世紀後半(西暦1750~1800年ごろ)からコーヒー豆の栽培がスタートとしており、現在もアンデス山脈付近で栽培中。(参照:UCC

高地・昼夜の寒暖差・肥沃な土壌が、香りが豊かでバランスの良いコーヒー豆を育てています。

もちろん日本でも大人気で、コロンビアは日本にとって世界3位のコーヒー輸入先です。

せっかくなので、UCCのコロンビアコーヒーも掲載しちゃいます。

元・治安最悪の国

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1900年代後半は、「南米で治安が悪い国」といえば、真っ先に名前が出るほどに治安が悪かったコロンビア

強盗やスリは日常茶飯事で、凶悪犯罪も珍しくない。

背景には、麻薬カルテルや密輸組織の存在があり、“麻薬取引の拠点”として世界的に知られていた時代でもありました。(参照:Yahoo NEWS

しかし近年は政府と警察の取り締まりが進み、ここ数十年で治安は大幅に改善

都市部や観光地では外国人旅行者も増えており、過去のイメージとは大きく変わりつつあります。

とはいえ地域差は大きく、危険なエリアが残っているのも現実

2025年現在も、「麻薬」のことでトランプ大統領と揉めていたことも。(参照:BBC

エスコバルの悲劇

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「エスコバルの悲劇」をご存知でしょうか?

1994年アメリカW杯にて、グループリーグ敗退を喫したコロンビア代表。

代表の一員だったアンドレス・エスコバルは、第2戦のアメリカ戦でオウンゴールを献上。

いわゆる、「戦犯」になってしまいました。

大会を終えて帰国すると、”エスコバルがバーで射殺される”という悲劇が起きます。(参照:讀賣新聞

先でも述べた通り、1990年代のコロンビアの治安は最悪。

「国の代表選手が殺害された」という衝撃的な事件は、当時の”最悪の治安”を象徴する出来事と言えるでしょう。

アパレルメーカーの「コロンビア」

街を歩けば、たくさんの人が来ている「Colombia(コロンビア)の服。

アウトドアブランドとして非常に有名で、登山のみならず普段着としても大人気のブランドです。

私はずっと、「コロンビアの会社なのかな?」と思っていました。

しかし、本社”アメリカオレゴン州”(参照:コロンビア公式HP

コロンビア(国名)とは全く関係がありません!

社名の由来アメリカとカナダの国境沿いに流れる「コロンビア川」から。

  • アメリカ → ワシントン州、オレゴン州
  • カナダ → ブリティッシュコロンビア州

どちらかといえば、「コロンビア(国名)ではなく、”ブリティッシュコロンビア州”」からとった社名と言えるでしょう。

コロンビアってサッカー強いの?

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  • 愛称:ロス・カフェテロス(コーヒーを作る男たち)
  • FIFAランキング:13位(2025年11月時点)
  • W杯出場回数:7回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:ベスト8(2014年)

コロンビア代表の特徴

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ディ・ステファノ、バルデラマ、アスプリージャ、ファルカオ・・・。

時代を超え、”世界的スター選手”を輩出し続けるコロンビア

高い技術と身体能力を兼ね備え、個人でも打開できて・組織でも崩せるサッカー強豪国です。

W杯での最高成績がベスト8というのは少し意外ですが、南米の中でも「上位」とされる国。

南米No.1を決めるコパアメリカでは2001年に初優勝。

最近の成績も、2021年3位、2024年準優勝と、その強さは健在です。

日本との対戦成績

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通算戦績:1勝4敗1分(日本から見て)

日本とはW杯本大会で2度対戦しています。

まずは2014年ブラジルW杯。

前評判の高かった”ザックJAPAN”1-4で大敗し、内容でも圧倒された試合。

日本では「クイアバの屈辱」と呼ばれるほどショッキングな光景でした。

そして、あの日のハメス・ロドリゲスは別次元でした・・・。

その4年後、2018年ロシアW杯でまたしても同じグループに。

「コロンビアが勝つに決まっている」という空気感もあった中、2-1で日本代表が勝利。

見事、リベンジを果たしています。

注目選手

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コロンビア代表のメンバーを見ると、”欧州と南米のクラブが半々”といった構成。

「欧州でプレーしてる選手が半分なら、あんまり強くはないのは・・・?」と思いきや・・・南米組はブラジル・アルゼンチン・メキシコの強豪クラブばかり。

むしろ、”プレー強度”に関しては南米勢の方が上回っているかもしれません。

そして、2025年現在もハメスロ・ドリゲス”コロンビアのNo.10”としてチームを牽引しています。

ハメス・ロドリゲス

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  • 生年月日:1991年7月12日
  • 所属クラブ:クラブ・レオン(メキシコ)
  • ポジション:MF
  • 身長:180cm
  • 体重:75kg

※2014-2019年にかけてレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンでプレー。

ルイス・ディアス

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  • 生年月日:1997年1月13日
  • 所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
  • ポジション:FW
  • 身長:178cm
  • 体重:65kg

ジェフェルソン・レルマ

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  • 生年月日:1994年10月25日
  • 所属クラブ:クリスタルパレス(イングランド)
  • ポジション:MF
  • 身長:178cm
  • 体重:70kg

※鎌田大地のチームメイト。

ダニエル・ムニョス

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  • 生年月日:1996年5月25日
  • 所属クラブ:クリスタルパレス(イングランド)
  • ポジション:DF
  • 身長:183cm
  • 体重:69kg

※鎌田大地のチームメイト。

ジェルソン・モスケラ

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  • 生年月日:2001年5月2日
  • 所属クラブ:ウォルバー・ハンプトン(イングランド)
  • ポジション:DF
  • 身長:188cm
  • 体重:k84g

コロンビアのリーグは強いの?

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名称:カテゴリア・プリメーラA

1948年にスタートしたリーグで、トップカテゴリーには20クラブが参加。

中でも有名なのが、アトレチコ・ナシオナルオンセ・カルダス

どちらもクラブW杯(旧・トヨタカップ)に出場した経験があり、日本のサッカーファンにも馴染みのあるクラブです。

とはいえ、南米といえばブラジル・アルゼンチンが圧倒的。

コロンビアはウルグアイ・パラグアイと並び、”南米2番手グループ”といった印象です。

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

世界的にみても、「サッカー強豪国」とされるコロンビア

とはいえ、「超・強豪」ではないこともあり、W杯の優勝候補あげられることは多くありません。

いわば、“大本命ではない強国”

大会前の予想では、地味に見られがちな国です。

しかし、2014年ブラジルW杯のようにチームが噛み合った瞬間、世界を驚かすだけの爆発力と個の破壊力を持っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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