「アルゼンチンってどんな国?」
南米大陸の最も南に位置する、”縦長”の国。
200か所を超える氷河や7000m級の山々を有するなど、壮大な自然を魅力としています。
ただ、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは、やはり サッカー ではないでしょうか。
アグエロやディマリア、ラウタロ・マルティネスなど、サッカー好きなら誰もが知る世界的プレーヤーの宝庫です。
しかし、そんな彼らでさえも霞んでしまう別格級のスタープレーヤー。
その選手こそが、マラドーナとメッシです。
彼らに関しては、「サッカーを詳しくない人でも知っている”偉人”」と言っても、おおげさではありません。
この記事では、アルゼンチンのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

アルゼンチンってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:アルゼンチン共和国(南米)
- 首都:ブエノスアイレス
- 国土面積:2,780,000㎢
- 人口:約4,600万人
- 言語:スペイン語
南米最南端の大国
Embed from Getty Images1816年に誕生した”南米最南端の大国”。
国土面積は約278万km²と、日本の約7.5倍で、南米ではブラジルに次ぐ広さを誇ります。
国の形は縦長で、北は亜熱帯、南は氷河が広がる寒冷地帯。
「同じ国なのに、地域によって別世界」というスケール感こそが、アルゼンチンという国の魅力です。
歴史を見ると、16~18世紀にかけては”スペインの植民地”だったという過去も。
そんな背景もあり、アルゼンチンの公用語にはスペイン語が使われています。
壮大な自然
Embed from Getty Images※ペリトモレノ氷河の画像。
アルゼンチンの世界遺産は10件以上。(参照:NEWT)
その中でも特に目を惹くのが、”壮大な自然遺産”です。
- イグアスの滝→ブラジルとの国境にある”世界一の水量の滝”
- ロス・グラシアス国立公園→”ペリト・モレノ氷河”など、200以上の氷河
- バルデス半島→クジラやペンギンなどの生息地
そのほかにも、標高6,962m を誇る南米最高峰 アコンカグア など、”絶景”を求めて世界中から観光客が訪れます。
Embed from Getty Images※バルデス半島の画像。
異端の大統領”ハビエル・ミレイ”
Embed from Getty Images”ハビエル・ミレイ”という人物をご存知ですか?
経済悪化と貧困層の増加により、治安の悪化が目立っていた2023年。
アルゼンチンの大統領に就任した”ハビエル・ミレイ”。
「アルゼンチンを一度壊して、作り直す」という強烈なメッセージを掲げ、就任直後から大胆な改革に着手。
象徴的なのが、省庁の大幅削減です。
”18省庁→9省庁”へと半減させ、国家のスリム化を断行。(参照:JETRO)
そんな大胆な施策から、「アルゼンチンのトランプ」と呼ばれています。
伝統芸能”タンゴ”
Embed from Getty Imagesアルゼンチンの伝統芸能として知られる”タンゴ”。
18世紀ごろに誕生し、隣国ウルグアイなどでも親しまれてきた 情熱的なダンス です。
どこかスペインの フラメンコ を思わせる雰囲気もありますが、大きな違いは、”ソロ or ペア”という点。
- フラメンコ→ソロのダンス
- タンゴ→ペアのダンス
かつてアルゼンチンが スペインの植民地 だった歴史を思えば、それぞれの文化に共通点があるのも不思議ではありません。
そして、どちらの踊りも 貧しい人々の苦悩 が起源という点も共通しています。
メッシも大好物の”マテ茶”
Embed from Getty Imagesアルゼンチンの国民的な飲み物が”マテ茶”。
「飲むサラダ」と呼ばれるほどに栄養満点で、鉄分やビタミンが豊富に含まれています。
マテ茶はアルゼンチン以外にも、ブラジル や ウルグアイでも定番。
日常的に飲まれており、サッカー選手の愛飲者も少なくありません。
有名なのが、バルセロナでチームメイトになったメッシ(アルゼンチン)とスアレス(ウルグアイ)のエピソード。
「マテ茶がキッカケで仲良くなった」と語られるほど、南米の人々にとっては、人との距離を自然に縮めてくれる存在でもあります。(参照:サッカーキング)
ちなみに、味は苦めで、好みは分かれる印象。
でも、それだけ健康的で、人と仲良くなれるなら・・・。
アルゼンチンってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ラ・アルビセレステ(意味:白&空色)
- FIFAランキング:2位(2026年1月時点)
- W杯出場回数:20回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:優勝3回(1978年,1986年,2022年)
アルゼンチン代表の特徴
Embed from Getty ImagesW杯では3回の優勝。
南米王者を決める”コパ・アメリカ”では最多となる16回の優勝。
2022年W杯、2024年コパアメリカでも王者に輝いた、正真正銘の超・強豪国です。
しかし意外なことに、GKやDFといった守備的な選手には”世界最高峰”と称される選手は歴史的にも少なめ。
ただ、それを補って余りあるほど、攻撃陣には“ヤバい奴”が揃っています。
そんなアルゼンチンにとっての”最大のライバル”はブラジル。
どんな試合でも”絶対に負けられない相手”である両国を比較すると、プレースタイルは実に対照的。
- アルゼンチン→重心移動や一瞬の速さ
- ブラジル→派手なフェイントなどの魅せるプレー
アルゼンチンサッカーの特徴は「シンプルにゴールに直結させる」という点。
だからこそ、一瞬の駆け引きで試合を決定づけてしまう恐ろしいアタッカーが、次から次へと誕生します。
”マラドーナ”と”メッシ”
Embed from Getty Imagesアルゼンチンサッカー界には「2人の神」が存在します。
その2人こそ、”ディエゴ・マラドーナ”と”リオネル・メッシ”です。
マラドーナは、1980年代の世界最高のドリブラー。
1986年W杯ではチームを優勝に導き、個人でもMVPを受賞。
クラブでもナポリをクラブ史上初のリーグ優勝に導くなど、圧倒的な個人技で時代を制した選手です。
また、5人抜きゴール や 神の手ゴール など、記録にも記憶にも残る伝説のプレーヤーでした。(没:2020年)
一方、メッシ は2010年代の世界最高のアタッカー。
10歳でスペインへ渡った天才少年は、「身長が伸びない」という成長ホルモンの病を克服し、世界の頂点へと上り詰めます。
世界最高の選手に贈られる バロンドール は、歴代最多となる 8回受賞。
FCバルセロナ の黄金期を築き、クラブで考えうるすべてのタイトルを獲得。
そして 2022年W杯 では、アルゼンチンを世界王者へ導き、大会MVPにも輝きました。
この瞬間、メッシは 「すべてを手にした存在」 となったのです。
”2人の神”の共通点は以下の通り。
- バルセロナ所属歴あり
- アルゼンチン代表
- W杯優勝を経験
- W杯MVP
- 左利き
- 小柄な体格(165~170cm)
- ドリブラー など
そんな2人が、2008~2010年にかけて「代表監督とエース」という“師弟関係”だったという事実。(2008~2010年)
これは、アルゼンチンにとってはもちろん、世界中のサッカーファンにとっても、あまりにも熱すぎる物語でした。
Embed from Getty Images日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:1勝6敗(日本から見て)
通算成績では、日本が大きく負け越し。
そして、アルゼンチンという国は、「日本がW杯の舞台で初めて対戦した相手」でもあります。
日本がW杯初出場を果たした1998年フランス大会。
日本代表は、グループリーグ初戦で優勝候補アルゼンチンと激突しました。
試合序盤は日本が主導権を握る時間帯もありましたが、徐々に地力の差が表れ、前半に バティストゥータ のゴールで失点。
試合はアルゼンチンペースで進み、結果は0-1での敗戦となりました。
それでも、W杯初戦で世界屈指の強豪を相手に見せた戦いぶりは、「健闘」と呼ぶにふさわしい内容だったと言えるでしょう。
そのアルゼンチンから、日本が初勝利を挙げたのは2010年。
日本で行われた親善試合で、リオネル・メッシ らを擁する超・強豪を1-0で撃破しました。
この試合は、南アフリカW杯で逆風の中ベスト16入りを果たした直後であり、ザックJAPANの初陣でもありました。
結果以上に、「日本代表の次なる成長を予感させる一戦」として、強く印象に残る試合です。
注目選手
Embed from Getty Images全ポジションにワールドクラスのタレントを揃え、特に攻撃陣に関しては”全世界が羨むほど”の選手層を誇ります。
欧州5大リーグで活躍する点取り屋がズラリと並んでおり、”決定力”に関しては世界最高レベルと言って過言ではありません。
それでも、最注目の選手は”リオネル・メッシ”でしょう。
2026年W杯の期間中に”39歳”を迎えるベテランですが、その実力はいまもなお世界トップクラス。
まだ本人の口からは「6回目のW杯出場」については明言されていないものの、全サッカーファンが彼の出場を待ち望んでいます。
それは我々サッカーファンのみならず、子供の頃にメッシに憧れていた”アルゼンチン代表のチームメイト”にとっても同じこと。
リオネル・メッシ
Embed from Getty Images- 生年月日:1987年6月24日
- 所属クラブ:インテル・マイアミ(アメリカ)
- ポジション:FW
- 身長:170cm
- 体重:72kg
ラウタロ・マルティネス
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年8月22日
- 所属クラブ:インテル(イタリア)
- ポジション:FW
- 身長:174cm
- 体重:72kg
フリアン・アルバレス
Embed from Getty Images- 生年月日:2000年1月31日
- 所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
- ポジション:FW
- 身長:170cm
- 体重:71kg
アレクシス・マックアリスター
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年12月24日
- 所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:176cm
- 体重:69kg
エンツォ・フェルナンデス
Embed from Getty Images- 生年月日:2001年1月17日
- 所属クラブ:チェルシー(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:178cm
- 体重:76kg
エミリアーノ・マルティネス
Embed from Getty Images- 生年月日:1992年9月2日
- 所属クラブ:アストンヴィラ(イングランド)
- ポジション:GK
- 身長:195cm
- 体重:88kg
アルゼンチンのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:プリメーラ・ディビシオン
1891年にリーグが創設され、トップカテゴリーには30クラブが参加。
長い歴史の中で、”1シーズン制”や”2シーズン制”へとルールが変更されてきました。
近年は1シーズン制が続いていましたが、2025年に2シーズン制が採用されています。
リーグレベルの高さは、ブラジルと並んで南米トップ。
資金力では欧州トップクラブに及ばないものの、技術やプレー強度の高さでは、決して引けをとりません。
なかでも有名なクラブは、「アルゼンチン2強」と称される”ボカ・ジュニアーズ”と”リーベル・プレート”です。
2001年には、高原直泰がボカでプレーしていました。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
Embed from Getty Images2022年ワールドカップの王者・アルゼンチン。
当然、2026年W杯の優勝候補 に名前が挙がるだけでなく、「優勝候補の本命」 のひとつでもあります。
そしておそらく、リオネル・メッシ にとっては6回目のW杯であり、最後の大会 になるでしょう。
彼の魔法のような左足を、ぜひ目に焼き付けてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



コメント