「エジプトってどんな国?」
「エジプト」って聞かれたら、何を思い浮かべますか?
- ピラミッド
- スフィンクス
- 砂漠
- ツタンカーメン
- ナイル川
歴史とロマンが詰まった、世界で一番有名な“古代文明の国”。
日本でも誰もが知る、魅力あふれる国です。
では、私にとってのエジプトは?
即座に、「モハメド・サラー」と答えます。
この記事では、エジプトのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

エジプトってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:エジプト・アラブ共和国(北アフリカ)
- 首都:カイロ
- 国土面積:1,010,408㎢
- 人口:約1億1,000万人
- 言語:アラビア語
西アジアとアフリカの交差点
Embed from Getty Imagesアフリカの北東にある、「アジアとアフリカの交差点」ともいえる位置にある国。
地中海を挟んでヨーロッパとも近く、ギリシャなら約2時間、イタリアなら約3時間(いずれも飛行機)という文化・地理のハブとなる立地です。
歴史的には、長く英国の影響下にあり、1922年にイギリスから独立。
その後、1952年の革命を経てエジプト・アラブ共和国が誕生しました。
国土面積は約1,010,000㎢、人口は約1億1,000万人。
日本と比べると、「国土面積は日本の3倍で、人口はほぼ同じ」といったイメージです。
ナイル川周辺以外は砂漠
Embed from Getty Imagesエジプト東部には、世界で最も長い川が流れています。
それが、あの有名なナイル川で、全長は約6,650km。(諸説あり)
日本一の信濃川が367kmなので、その長さは約18倍です。
そんなに長い川が流れているなら「水に困らなそう」という印象を受けますが、実際のエジプトは超乾燥地帯。
ナイル川流域を除けば、国土の約9割は砂漠と言われています。
当然、砂漠で暮らすことは難しく、約1億人の大半がナイル川沿い、特に首都カイロ周辺に集中。
そのため、「東京一極集中」がかわいく思えるほどに「ナイル一極集中」が起きています。
Embed from Getty Images古代文明の象徴「ピラミッド」
Embed from Getty Imagesエジプトと言えば古代文明が色濃く残っている国で、世界遺産は7件。(参照:阪急交通社)
そして、その象徴的なものこそが”ピラミッド”です。
なかでも有名なのが、ギザの三大ピラミッド。
約4,500年前に建てられた巨大建造物で、現代の技術でも「どうやって作ったのか?」と議論が尽きないほどの精巧さです。
その横には、人間の頭とライオンの身体を持つスフィンクスが鎮座。
“謎を守る存在”とされ、古代エジプトの神秘性をさらに引き立てています。
さらに、王家の谷やファラオ(王)の墓など、古代王朝の歴史を感じる遺跡が各地に点在。
映画やエンタメの舞台になることも多く、『ハムナプトラ』や『クレオパトラ』、『インディ・ジョーンズ(レイダース)』など、数多くの作品にエジプトの世界観が投影されています。
エジプトってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ファラオズ
- FIFAランキング:32位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:4回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:GL敗退
エジプト代表の特徴
Embed from Getty ImagesW杯には過去3回出場し、いまだ勝利なし。
世界の大会では目立った成績を残せていませんが、アフリカ大陸での存在感は抜群。
アフリカNo.1を決めるアフリカネーションズカップでは、史上最多となる7回の優勝を誇ります。
スター選手は多くありませんが、強固な守備と鋭いカウンターが武器。
また、”熱量が高いサポーター”がエジプト代表を大きく後押ししています。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:2勝0敗(日本から見て)
A代表では過去2回対戦。(いずれも親善試合)
直近の対戦は2007年で、大久保嘉人のA代表初ゴールを含む4-1での勝利。
それと同時に、”オシム監督が最後に指揮をとった試合”でもあります。
アンダー世代では公式戦での対戦があり、2012年ロンドン五輪の準々決勝では日本が3-0で勝利し、ベスト4に進出。
このときのエジプト代表には、のちに世界的スターとなるモハメド・サラーの名もありました(参照:ゲキサカ)
注目選手
Embed from Getty Imagesエジプト史上最高の選手といえば、モハメド・サラー。
エジプト人として初めて世界のトップに上り詰めたFWで、その活躍ぶりから「ファラオ(王)」と称されます。
また、マーモウシュはサラーの後継者候補。
2025年にマンチェスター・シティへ加入し、“次代のエース”として大きな期待が寄せられています。
モハメド・サラー
Embed from Getty Images- 生年月日:1992年6月15日
- 所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:175cm
- 体重:71kg
オマル・マーモウシュ
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年2月7日
- 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:183cm
- 体重:82kg
モハメド・エルネニー
Embed from Getty Images※アーセナル所属時の写真。(2016-2024年)
- 生年月日:1992年7月11日
- 所属クラブ:アルジャジーラ(UAE)
- ポジション:MF
- 身長:180cm
- 体重:78kg
エジプトのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:エジプト・プレミアリーグ
1948年に創設され、トップカテゴリーには18クラブが参加。
中でも有名なクラブは”アル・アハリ”。
国内での優勝回数は圧倒的で、2位のアル・ザマレクに30回近い差をつけるほど。
その強さは国内にとどまらず、アフリカ王者に輝いた回数は12回。
「アフリカのレアル・マドリード」と称される、アフリカ最強クラブの1つです。
ちなみに、「サウジアラビアのアル・アハリ」や「UAEのアル・アハリ」は全く別のクラブです。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
2025年現在、気掛かりなのは”サラーのコンディション”。
30代半ばに差し掛かり、コンディションの波や衰えが少しずつ見え始めるのは当然のこと。
それでも、エジプトがW杯で“初勝利”を掴むためには、サラーの存在が不可欠です。
一方で、マーモウシュという“次代の王”が、欧州のトップで急成長中。
W杯をきっかけに、「サッカーファンだけが知る存在」から「世界中が注目するスター」へと変貌を遂げるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



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