「ノルウェーってどんな国?」
”ノルウェー”という国の名前は、誰もが1度は耳にしたことがあるでしょう。
雪国で、オーロラが見れて、国民の幸福度が高い。
寒さが厳しい一方で、“幸せに生きられる国”として知られています。
では、サッカーはどうでしょうか?
元々は、大きな世界大会にはあまり出場できない「そこそこの国」という印象でした。
しかし近年急速に強化が進み、いまや海外サッカーファンなら”絶対に知っている国”。
そして、W杯の前に「全員に知っておいてほしい国」でもあります。
この記事では、ノルウェーのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

ノルウェーってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:ノルウェー王国(北欧)
- 首都:オスロ
- 国土面積:385,207㎢
- 人口:約500万人
- 言語:ノルウェー語/英語
国土面積は日本とほぼ同じ
Embed from Getty Imagesノルウェーの国土面積は 約385,207㎢。
日本(約378,000㎢)とほぼ同じ広さです。
しかし、人口は大きく異なります。
- 日本:約1億2,500万人
- ノルウェー:約550万人
つまり、同じ広さでも人口は約20分の1。
その分、自然豊かな風景が広がっています。
また、時差は日本より約8時間遅れ。
ノルウェーへの直行便はなく、乗り継ぎを含めておよそ17時間前後でアクセスできます。
「フィヨルド」が有名な雪国
Embed from Getty Imagesノルウェーは、1905年にスウェーデンとの連合を解消&独立した北ヨーロッパの国。
「雪国」というイメージが強く、特に北部は北極圏に位置するため、冬には−20℃前後まで下がります。
一方、南部は緯度こそ北海道よりも高いものの、北大西洋海流(暖流)の影響で都市部は意外と過ごしやすく、冬でも東京の真冬と同じくらいの気温の日もあります。
国土は山岳地帯が大部分を占め、平地が少ないのが特徴。
なかでも「フィヨルド」と呼ばれる、氷河によって削られた深い入り江はノルウェーを象徴する絶景で、世界遺産にも登録されています。(参照:クルーズガイド)
オーロラが見える国
Embed from Getty Imagesノルウェーは、世界でも屈指のオーロラ観測スポットを持つ国です。
オーロラは太陽風の影響など、いくつかの条件が重なって発生しますが、ノルウェー北部では 年間200日近く観測できるといわれるほど、遭遇率が高いのが特徴。
特に有名なのは、以下の4箇所。
- トロムソ
- アルタ
- ロフォーテン諸島
- スヴァーバル諸島
もちろん、-20℃は当たり前の、めちゃくちゃ寒い地域です。
場所によっては、”ホッキョクグマ”が生息していることも。
幸福度ランキングNo.1
Embed from Getty Images首都・オスロの写真。
2017年に”幸福度ランキング世界No.1”に輝いた国。(参照:AFP)
- 石油・天然ガスの産出国
- 水力発電を中心としたクリーンエネルギーが充実
- 漁業が盛ん(特にサーモンは世界でも有名)
強固な経済基盤を持った”とても裕福な国”です。
その資源をただ使うだけでなく、教育・医療・福祉・子育て支援などにしっかり投資することで、国民が安心して暮らせる社会を築いてきました。
素晴らしい国ですね!
消費税は25%
Embed from Getty Images※ノルウェーの紙幣「クローネ」。
上の項目では「ノルウェーは素晴らしい国だ!」と称賛したわけですが、消費税は25%とかなり高め。(世界で2番目に高い)
「重税国家」と揶揄される日本の10%を大きく上回る数字です。
しかし、これには理由があります。
高い税率と引き換えに、
- 医療費が基本無料
- 大学まで学費がほぼ無料
- 失業手当や手厚い社会保障
- 子育て支援や保育の充実
といった安心して暮らせる仕組みが徹底しています。
「税金を払う=自分や子どもの未来に再投資される」という信頼があるため、国民の満足度も高いのです。(参照:ファイナンシャルフィールド)
ノルウェーってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ノルウェー
- FIFAランキング:29位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:3回
- W杯最高成績:ベスト16(1998年)
ノルウェー代表の特徴
Embed from Getty ImagesW杯出場は3回で、最後に本大会に出場したのは1998年のこと。
欧州No.1を決める”EURO(ユーロ)”においても、出場したのはなんと1回のみ。
本大会出場を逃したのは15回以上。
「有名選手は何人かいるけど、あんまり強くない」という評価を受けてきたのが、かつてのノルウェー代表です。
しかし、現在のノルウェーには黄金時代が到来中。
2026年W杯欧州予選ではグループ首位を快走中で、7大会ぶりのW杯も目の前です。
日本との対戦成績
通算戦績:0勝1敗(日本から見て)
両国の対戦は一度だけ。
2002年にオスロで親善試合を行い、0-3で日本が敗れています。
当時のメンバーには、スールシャールやリーセなどのプレミア屈指の選手たちも。
日本代表は、中田英寿や小野伸二が出場していました。
注目選手
Embed from Getty Imagesノルウェーと言えば、真っ先に出てくる選手が世界最強FWのハーランド。
彼に最高のパスを供給するウーデゴールも世界屈指のMFです。
ただ、現在のノルウェー代表はそれだけではありません。
各ポジションに、プレミアリーグやセリエAなどの”5大リーグ”でプレーする一流選手が揃っています。
アーリング・ハーランド
Embed from Getty Images- 生年月日:2000年7月21日
- 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:195cm
- 体重:88kg
マルティン・ウーデゴール
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年12月17日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:176cm
- 体重:68kg
セルロート
Embed from Getty Images- 生年月日:1995年12月5日
- 所属クラブ:アトレティコ・マドリード(スペイン)
- ポジション:FW
- 身長:196cm
- 体重:90kg
オスカー・ボブ
Embed from Getty Images- 生年月日:2003年7月12日
- 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:177cm
- 体重:70kg
ヨルゲン・ラーセン
Embed from Getty Images- 生年月日:2000年2月6日
- 所属クラブ:ウォルバー・ハンプトン(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:193cm
- 体重:79kg
ノルウェーのリーグは強いの?
Embed from Getty Images※ボデ/グリムト時代(ノルウェー)のホイブラーテン。
名称:エリテセリエン
1937年に創設され、トップリーグには16クラブが参加しています。
欧州内での立ち位置は、あくまでも”中堅リーグ”といったところ。
国内では圧倒的な優勝回数を誇るローゼンボリBKはCLベスト8進出の経験こそありますが、それも1996年と昔のこと。
近年はCLやELに出場しても、グループリーグ敗退という結果が続いています。
一方で、育成年代の評価は高く、数多くのノルウェー代表選手が育ってきたリーグ。
また、近年はJリーグに移籍する選手も増加中です。
- ユンカー(浦和、名古屋)
- ホイブラーテン(浦和)
- イッサム・ジェバリ(G大阪) など
トップリーグではありませんが、「良い選手が育つリーグ」であることは間違いありません。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
「ノルウェー=ハーランド」。
ハーランドという存在が強烈すぎて、どうしてもそんなイメージを持たれがち。
しかし、中盤には”天才ウーデゴール”がいて、”新生オスカル・ボブ”もいる。
特に、攻撃陣の豪華さは世界トップクラスと言っても過言ではありません。
W杯での実績が少ないということもあり、歴史的にはまだ”挑戦者”という立場になるでしょう。
ただ、いまのノルウェー代表は「世界が警戒すべきチーム」の一つです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	 
	
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