「ニュージーランドってどんな国?」
日本人にも馴染みの深い国、ニュージーランド。
南半球にある島国で、四季はあるけれど季節は日本とは反対。
羊が多く、ラグビーがめちゃくちゃ強い国として知られています。
そんなニュージーランドの名前を聞いたことがある人は多いでしょう。
でも、「ニュージーランドのサッカー」について詳しく知っている人は、実はあまり多くないのではないでしょうか。
この記事では、ニュージーランドのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

ニュージーランドってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:ニュージーランド(オセアニア)
- 首都:ウェリントン
- 国土面積:約270,000㎢(日本の3/4)
- 人口:約520万人(日本の1/25)
- 言語:英語/マオリ語
映画のように美しい自然 ― 火山と氷河の国
Embed from Getty Images※トンガリロ国立公園の火山の画像。
1931年にイギリスから独立した南半球の島国で、「火山の噴火・隆起によってできた」という特徴があります。
国土は北島と南島に分かれており、それぞれが「灼熱と氷河」を象徴する”美しい自然”を持っています。
- 北島:活火山や温泉地
- 南島:氷河やアルプス山脈
映画の撮影地になることも多く、有名なもの1つが「ロード・オブ・ザ・リング」。(参照:NewZealand.com)
他にも、ラストサムライやアバターなど、様々な世界的名作の舞台に選ばれています。
酪農と羊の国
Embed from Getty Imagesニュージーランドといえば、やはり羊の国。
一時期は「人間の約5倍もの羊がいる」とも言わており、世界でも屈指の酪農大国として知られています。(現在はやや減少傾向)
豊かな草原と温暖な気候に恵まれ、放牧中心ののびのびとした飼育スタイルが特徴。
羊も牛もノーストレスで過ごしています。(参照:ELEMINIST)
そのため、牛乳・バター・チーズなどの乳製品は高品質で、世界中に輸出されるニュージーランド経済の柱に。
特にバターは日本にも多く輸入されており、スーパーで見かける“ニュージーランド産”の文字にピンとくる方も多いはず。
日本からの留学生も多数
Embed from Getty Images日本からの距離は約8,800km。
成田からの直行便で約10時間と、南半球ながらアクセスは比較的良好です。
時差はわずか4時間(夏は3時間)で、さらに四季があり、治安も良い英語圏という点から、日本人にとって非常に暮らしやすい国とされています。
そのため、日本からの留学生やワーキングホリデー利用者が多く、人気の高い留学先の一つです。
人々はフレンドリーで、差別が少なく外国人に寛容な社会。
学業だけでなく、アルバイトやボランティアなどを通じ、現地の人々と交流しながら暮らせる環境が整っています。
オールブラックス(ラグビー)
Embed from Getty Imagesニュージーランドの国技はラグビー。
その代表チームこそが、世界的に知られる「オールブラックス」です。
ラグビーW杯の初代王者であり、これまでに3度の優勝を誇ります。
この記録は、南アフリカの4回に次ぐ歴代2位の成績です。
試合前に披露される伝統の儀式「ハカ」は、マオリ族の戦いの踊りを起源とするもの。
鋭い目つきと力強いステップで相手を威圧し、観る者を一瞬で引き込むその姿は、ニュージーランドの象徴ともいえます。
ニュージーランドってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:オールホワイツ
- FIFAランキング:85位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:3回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:GL敗退
ニュージーランド代表の特徴
Embed from Getty Imagesニュージーランド代表は、フィジカルの強さと粘り強い守備が持ち味のチーム。
「華麗なサッカー」というよりは、身体を張って戦うハードワーク型のスタイルです。
テクニックやスピードで勝負する南米やアジアの国々とは異なり、最後まで集中を切らさないメンタルの強さと統率の取れた守備ブロックが武器。
2010年の南アフリカW杯では、「格下」と見られながらも、イタリア・パラグアイ・スロバキアという強豪相手に3戦連続ドロー。
グループリーグ敗退となったものの、大会唯一の無敗チームとして大きなインパクトを残しました。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images通算戦績:3勝1敗(日本から見て)
現在、日本が3連勝中の相手。
唯一の敗戦は1981年と、40年以上前のことになります。
直近の対戦は2017年のキリンカップで、日本が2-1で勝利。
注目選手
代表メンバーのおよそ半数が欧州組。
とはいえ、中堅国や2部リーグなど、「注目が集まる環境」でプレーしている選手は少ないのが現状です。
その中で異彩を放つ選手が”クリス・ウッド”。
名選手がひしめくプレミアリーグで長年活躍する、ニュージーランド史上最強のFWです。
クリス・ウッド
Embed from Getty Images- 生年月日:1991年12月7日
- 所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
- ポジション:FW
- 身長:191cm
- 体重:91kg
スタメニッチ
Embed from Getty Images- 生年月日:2002年2月19日
- 所属クラブ:スウォンジー(英国2部)
- ポジション:MF
- 身長:188cm
- 体重:79kg
サープリート・シン
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年2月20日
- 所属クラブ:TSC(セルビア)
- ポジション:MF
- 身長:175cm
- 体重:71kg
※バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)でのプレー歴あり。
ニュージーランドのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:ニュージーランド・ナショナルリーグ
970年に創設された国内リーグは、2021年に再編され、現在はセミプロとアマチュアが混在する構成となっています。
国内の選手層や資金力を考えると、世界的に見て「レベルが高い」とは言い難い状況です。
有名なクラブは、”オークランド・シティFC”で、クラブW杯の常連です。(オセアニア代表)
2025年大会では、ボカ(アルゼンチン)に引き分けるという快挙も。(参照:サッカーキング)
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
2022年W杯までは、オセアニアの出場枠はわずか0.5。
どれほど圧倒的な強さを見せても、最終的には「他大陸とのプレーオフに勝たなければ出場できない」という厳しい現実が続いていました。
この過酷な環境を嫌い、オーストラリアがアジア連盟(AFC)へ転籍。
その後、ニュージーランドがオセアニアの絶対王者として君臨し続けることになります。
そして迎える2026年W杯では、出場国の拡大に伴い、オセアニアの出場枠も「1.5」へと増加。
こうしてついに、ニュージーランドは久々のW杯出場を果たしました。
長年続いた“半枠の壁”を越え、再び世界の舞台へ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


コメント