「モロッコってサッカー強い?」
2022年カタールW杯にて、アフリカ史上初のベスト4進出。
近年急激に力をつけ、アンダー世代の育成も順調。
U-20W杯(2025年)では欧州・南米勢を抑えて世界王者に輝いています。
もはや、「サッカー強豪国」と言って異論はないでしょう。
この記事では、「モロッコ」という国をサッカーの面だけでなく、「どんな国なの?」という視点でも掘り下げていきます!
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

モロッコってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:モロッコ王国(アフリカ)
- 首都:ラバト
- 国土面積:446,300㎢
- 人口:約3,700万人
- 言語:アラビア語/ベルベル語(スペイン語/フランス語)
モロッコってどこにある?
Embed from Getty Images北アフリカの最北端に位置し、地中海と大西洋の両方に面する国。
海沿いの穏やかな風景が広がる一方、内陸に向かえば全く別の表情を見せます。
4,000m級の山々が連なるアトラス山脈があったり、さらに南に進めばサハラ砂漠が広がるなど、多彩な自然が特徴。
国土面積は446,300㎢(日本の1.2倍)で、人口は約3,700万人(日本の1/3)。
広大な土地と変化に富んだ地形こそが、モロッコの魅力です。
日本との距離
東京からモロッコの首都ラバトまでの直線距離はおよそ 11,500 km前後。
直行便はほとんどなく、欧州や中東での乗り継ぎを含めると、20時間を超える移動になることも。
ヨーロッパとの距離が近い
Embed from Getty Imagesモロッコとスペインの距離は、ジブラルタル海峡を挟んでわずか14km。(1番短い部分)
飛行機・フェリーを使えば約1時間で到着できるほどの近さです。
元々はスペインやフランスの統治下にあり、1956年に独立。
こうした距離的・歴史的背景もあってか、モロッコでは「ヨーロッパ文化×アフリカ文化」が自然に融合。
実際に、モロッコ人サッカー選手には”欧州生まれ・欧州育ち”というパターンも多いです。
隣国・アルジェリアと国交断絶
Embed from Getty Imagesモロッコの隣国・アルジェリア。
長年複雑な関係にあり、2021年8月に正式に外交関係が断絶。(参照:DIAMOND online)
現在もなお、国境も閉鎖されているという状況が続いています。
そんな政治的な争いはスポーツの面にも波及。
2023年にアルジェリアで開催されたアフリカネーションズ選手権では、モロッコ代表が「渡航許可が降りない」という理由で出場を辞退したことも。(参照:BBC)
アフリカネーションズ選手権とは?
自国リーグに所属する選手だけで構成される、アフリカ独自の大会。
国外クラブでプレーする選手は対象外で、位置づけとしては「アフリカネーションズカップ」より1ランク下のカテゴリーにあたります。
アジアでいえば、E-1選手権のような「国内組限定の代表戦」に近い大会です。
モロッコってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:アトラスの獅子(ライオン)
- FIFAランキング:12位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:6回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:ベスト4(2022年)
モロッコ代表の特徴
Embed from Getty Images2022年カタールW杯では、アフリカ史上初のW杯ベスト4進出を果たしたモロッコ代表。
一瞬の隙をつく「堅守速攻スタイル」で、ベルギー・スペイン・ポルトガルといった世界屈指の強豪国を撃破。
そして、その快進撃は決して”まぐれ”ではありません。
近年は、パリ五輪銅メダル獲得やU-20W杯世界王者に輝くなど、”若手の育成”も大成功しています。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images対戦歴なし
A代表での対戦はありません。
アンダーカテゴリーでは、2012年ロンドン五輪のGLで対戦。
1-0で日本が勝利しています。
注目選手
20人以上の選手たちが欧州のトップリーグでプレー。
中には、ビッグクラブで主力を務める選手も。
中でも、ハキミは2度のCL王者に輝くなど、世界屈指のSBして知られています。
ハキミ
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年11月4日
- 所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
- ポジション:DF
- 身長:181cm
- 体重:73kg
ブラヒム・ディアス
Embed from Getty Images- 生年月日:1999年8月3日
- 所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
- ポジション:MF
- 身長:171cm
- 体重:59kg
アムラバト
Embed from Getty Images- 生年月日:1996年8月21日
- 所属クラブ:ベティス(スペイン)
- ポジション:MF
- 身長:185cm
- 体重:82kg
マズラウィ
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年11月14日
- 所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
- ポジション:DF
- 身長:183cm
- 体重:65kg
ベン・セギル
Embed from Getty Images- 生年月日:2005年2月16日
- 所属クラブ:レバークーゼン(ドイツ)
- ポジション:FW
- 身長:178cm
- 体重:72kg
モロッコのリーグは強いの?
名称:ボトラ・プロ
モロッコ王国が独立した1956年に創設され、現在は16チームがトップリーグに参加中。
アフリカ内でも”強豪リーグ”とされており、クラブW杯に出場するチームを輩出することも。
特に有名なのがラジャ・カサブランカやウィダード・カサブランカなど。
国全体として”サッカー選手の育成”にも力を入れており、2009年には「ムハンマド6世サッカースクール」が創設されています。(参照:日刊ゲンダイ)
ただ、現在のモロッコ代表は”欧州育ちの選手”が中心で、モロッコ国内のリーグを経験していない選手も大勢います。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
2020年頃から日本サッカーは急速にレベルアップを遂げています。
そして、それと同様か・・・いや、それ以上の勢いで成長を続けているのがモロッコ。
もはや、「アフリカの強豪」という枠には収まらず、「サッカー強豪国」と称されるレベルに達しています。
2026年W杯でも、再び”モロッコ旋風”が世界を席巻するかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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