「エクアドルってどんな国?」
赤道直下の国–エクアドル。
「ガラパゴス諸島」や「バナナ」で知られるこの国ですが、実はサッカーも強豪国の一角です。
南米の激戦区を勝ち抜き、これまで5度のW杯出場を果たしています。
近年では、プレミアリーグやセリエAなどの欧州ビッグクラブで活躍する選手たちも増加中です。
この記事では、エクアドルのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

エクアドルってどんな国?
Embed from Getty Images- 国名:エクアドル共和国(南米)
- 首都:キト
- 国土面積:270,000㎢(日本の3/4)
- 人口:約1,700万人(日本の1/7)
- 言語:スペイン語
赤道直下の国
Embed from Getty Images1830年にスペインから独立し、エクアドル共和国が誕生。
場所は南アメリカ大陸の北西部。
「エクアドル」という名前は、スペイン語で「赤道」という意味。
その名前の通り、赤道直下に位置する国です。
「暑そう」という印象を持たれがちですが、標高が高い地域が多いため、1年を通して過ごしやすい気候です。
かつては「貧しくても穏やかな国」として知られ、南米の中では比較的治安の良い国とされていましたが・・・。
2019年ごろからメキシコやコロンビアの麻薬組織が流入した影響もあり、治安が急激に悪化しています。
自然の宝庫
Embed from Getty Images※ガラパゴス諸島の写真。
エクアドルは、あらゆる自然地形を1つの国の中で体験できる“自然の宝庫”です。
- アンデス山脈
- アマゾン川
- 大西洋
- ガラパゴス諸島
赤道直下という特徴に加え、5件の世界遺産を有する南米有数の自然国家です。
一方、国内における標高差が大きく、地域によって気候もバラバラ。
わずか数百kmの移動で「常夏の海」から「雪をかぶる山頂」まで気候が変わるほど。
標高2,800mの首都・キト
Embed from Getty Imagesエクアドルの首都キトは、標高およそ2,800mに位置する“世界で2番目に高い首都”です。(1位はボリビアのラパス)
高地にあるにもかかわらず、気候は年間を通して穏やかで、平均気温は約14℃前後(参照:DIAMOND online)。
昼間は春のように暖かく、朝晩は涼しいという、まさに「一年中が過ごしやすい春」といわれる環境です。
キトの街並みは、スペイン植民地時代の建築が残る世界遺産都市でもあり、標高の高さと文化遺産の美しさが融合した独特の風景を楽しめます。
バナナの名産地
Embed from Getty Images日本との距離は約14,500km。
直行便はなく、アメリカ経由で約26~30時間かかります。
そんな遠い国から、私たちは数多くの”バナナ”を輸入しています。
日本ではフィリピン産が圧倒的に多いものの、エクアドルはそれに次ぐ第2の供給国として、日本の食卓を支えています。
エクアドルってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ラ・トリ(トリコロール)
- FIFAランキング:23位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:5回(2026年大会を含む)
- W杯最高成績:ベスト16(2006年)
エクアドル代表の特徴
Embed from Getty Images標高の高い地域を拠点とするチームらしく、持久力とフィジカルの強さに定評があり。
酸素の薄い高地環境で育った選手たちは、南米でも屈指の走力と粘り強さを誇ります。
2002年日韓大会にてW杯初出場を果たし、これまでの最高成績はベスト16。
強豪ひしめく南米においては「やや格下」に見られる国ですが、それも過去のもの。
2026年W杯南米予選では、アルゼンチンに次ぐ2位で予選突破。
この情報だけでも、「エクアドルが確実に強くなっている」ということわかります。
日本との対戦成績
Embed from Getty Images2勝2分(日本から見て)
南米を苦手とする日本にとっては、珍しく勝ち越している対戦相手です。
直近の対戦は、W杯直前の2022年9月。(ドイツにて対戦)
終了間際に与えたPKをシュミット・ダニエルがストップし、辛くも引き分けに持ち込んだ一戦でした。
注目選手
エネル・バレンシア
Embed from Getty Images※インテルナシオナル時代(ブラジル)の写真。
- 生年月日:1989年11月4日
- 所属クラブ:パチューカ(メキシコ)
- ポジション:FW
- 身長:177cm
- 体重:74kg
モイセス・カイセド
Embed from Getty Images- 生年月日:2001年11月2日
- 所属クラブ:チェルシー(イングランド)
- ポジション:MF
- 身長:178cm
- 体重:73kg
エストゥピニャン
Embed from Getty Images- 生年月日:1998年1月24日
- 所属クラブ:ACミラン(イタリア)
- ポジション:DF
- 身長:175cm
- 体重:73kg
パチョ
Embed from Getty Images- 生年月日:2001年10月16日
- 所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
- ポジション:DF
- 身長:186cm
- 体重:81kg
インカビエ
Embed from Getty Images- 生年月日:2002年1月9日
- 所属クラブ:アーセナル(イングランド)
- ポジション:DF
- 身長:184cm
- 体重:77kg
エクアドルのリーグは強いの?
Embed from Getty Images名称:リーガ・プロ・エクアドル
1957年に創立され、トップカテゴリーには16チームが参戦中。
中でも有名なのが、
- リガ・デ・キト
→ 2008年に南米No.1を決めるコパ・リベルタドーレスにて、エクアドル史上初の優勝クラブに。 - バルセロナSC
→ 名前の響き・エンブレムがバルセロナFC(スペイン)にソックリな名門クラブ。 - エメレク
→ バルセロナSCの最大のライバル。 - インデペンディエンテ
→10人ものクラブ出身選手が2022年W杯に出場。(海外クラブへ移籍選手も含む)
「育成力」と「組織力」で勝負するリーグとして南米全体から高く評価されています。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
「世界最強リーグ」と称されるプレミアリーグで脚光を浴びる、モイセス・カイセド。
チャンピオンズリーグ決勝で堂々とスタメン出場し、欧州王者に輝いたウィリアン・パチョ。
今のエクアドルには、「欧州で活躍する」を超えて――“世界トップクラス”に到達する選手たちが確実に増えています。
次の舞台、2026年W杯では、“史上最強のエクアドル代表”として世界を驚かせるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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