【10分でわかる】オーストラリアってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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オーストラリアの国旗の画像
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「オーストラリアってどんな国?」

広大な自然を誇り、カンガルーやコアラといった動物でもおなじみの国。

時差が少ないこともあり、日本からの旅行先としても人気があります。

そして、サッカーにおいても日本人にとって“馴染み深い国”のひとつ。

かつては“格上”として立ちはだかっていたオーストラリアですが、いまではその立場も逆転しました。

互いに成長を続け、何度も激闘を繰り広げてきた両国。

オーストラリアはまさに、日本サッカーを語るうえで欠かせない永遠のライバル国です。

この記事では、オーストラリアのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

オーストラリアってどんな国?

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  • 国名:オーストラリア連邦(オセアニア)
  • 首都:キャンベラ
  • 国土面積:7,688,287㎢
  • 人口:約2,720万人
  • 言語:英語

国土面積は世界6位

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南半球”オセアニア”に位置する大きな国。

国土面積日本の20倍以上で、世界で6番目の大きさを誇ります。

それだけに、地域によって気候や景色はまったく異なるものに。

北部は熱帯気候でジャングルが広がり、中央部”アウトバック”と呼ばれる乾燥地帯。

南部東部には四季があり、シドニーやメルボルンでは過ごしやすい気候が続きます。

国土の約3分の2が乾燥地帯ですが、都市部はとても快適で、暮らしやすい環境が整っています。

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※世界遺産のエアーズロックの画像。

先住民族も暮らす多民族国家

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オーストラリアは、もともとイギリスの植民地として発展し、1901年に独立して「オーストラリア連邦」となりました。

その後に「移民制限法」が成立し、俗にいう「白豪主義」の国に。

これは、「白人の移民はOKだけど、他の人種はNG」という、いわば人種差別のようなもの。(参照:世界史の窓

70年以上にわたって「白豪主義」は続きましたが、1975年「人種差別禁止法」が制定。

この法律をキッカケとして、オーストラリアは”多文化共生”への歩みを始めました。

現在では、オーストラリアの総人口の約30%が海外生まれで、200以上の国や地域からの移民が共存中。(参照:未来コトハジメ

また、2025年現在も「オボリジニ」「トレス海峡諸島民」という先住民族が、独自の文化を守りながらオーストラリアで生活しています。

カンガルー・コアラの国

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”オーストラリアの動物”といえば、カンガルーコアラ

カンガルーに関しては、国民の2倍にあたる約5,000万匹も生息しており、「さすがに多すぎないか・・・?」という声があがるほど。(参照:ナショナルジオグラフィック

他にも、大人気のコアラをはじめ、エミューウォンバットタスマニアデビルなどの”珍しい動物”が数多く生息。

まさに、「自然と共に生きる国」オーストラリア

広大な土地と多様な気候が、こうしたユニークな生態系を育んでいます。

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日本からの旅行客・留学生

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※世界遺産のグレートバリアリーフの画像。

日本から8~10時間で行けて、時差はたったの1~2時間。

時差ボケの心配も少なく、気軽に行ける”南半球の人気国”です。

世界最大の珊瑚礁「グレートバリアリーフ」「エアーズロック」など、壮大な自然を一目見ようと、日本からも多くの観光客が訪れます。

また、治安の良さや教育水準の高さから、留学先としても世界的に人気。

留学生の受け入れは世界3位で、”英語圏で学びやすい国”として定評があります。LIFE JOURNEY

ラグビーとクリケットが強い!

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オーストラリアの国民的スポーツといえば、ラグビークリケット、そしてサッカー

特に、ラグビークリケット世界トップクラスの強豪です。

W杯での優勝経験もあり、世界ランキングでも上位にランクインしています。

そんなスポーツ大国の中で、近年は若者を中心にサッカー人気が急上昇しています。

競技人口の多さでも「サッカーがNo.1になった」と言われており、”新たな国民的スポーツ”としての地位を築きつつあります。(参照:日豪フットボールアクション

オーストラリアってサッカー強いの?

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  • 愛称:サッカールーズ
  • FIFAランキング:25位(2025年11月時点)
  • W杯出場回数:7回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:ベスト16(2006年、2022年)

オーストラリア代表の特徴

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体格の良い選手を揃え、「ロングボール一本」フィジカル勝負

かつてのオーストラリアは“力で押し切るチーム”であり、日本代表が苦手とする戦術でした。

しかし、2010年代後半からはスタイルを一新し、”パスサッカー”を志向。

スタイルを変更しても、W杯出場を勝ち取り続ける安定感は流石オーストラリア。

とはいえ、対戦相手としては、かつての”フィジカル勝負”の方が怖かったような気が・・・。

オセアニアを脱退し、アジアに加盟

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画像の上列にいる、オーストラリアの名選手たち。

特に人気だった、キューウェル(10番)ビドゥカ(9番)を覚えていますか?

当時、2人揃ってプレミアリーグでプレーしていた、世界的に高い評価を受けるアタッカーでした。

他のポジションにも”海外組”が揃う、まさに「オセアニア最強チーム」。

しかし、当時のオセアニアには「W杯出場枠」という大きな問題がありました。

当時のオセアニアのW杯出場枠は「0.5」

いくら大陸予選を無双しても、最終的には南米や中米の国との「大陸間プレーオフ」に勝たなければ本大会に出られない・・・。

この非効率さが、オーストラリアにとって大きな壁でした。

そこで2004年に、OFC(オセアニアサッカー連盟)を脱退し、”AFC(アジアサッカー連盟)に加盟。

その背景には、「アジアなら出場枠は4.5だから、W杯出場が現実的になる!」という判断があります。

その選択は見事に的中し、以降のオーストラリアはアジアの強豪国としてW杯常連の地位を築きました。

日本とのライバル関係

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日本とオーストラリアの関係は、まさに“アジアのライバル”。

印象的なのは、”2006年ドイツW杯のグループリーグ”での一戦。

「黄金世代(シドニー五輪世代)を中心とする、史上最大級の期待を受けた日本代表が”衝撃的な逆転負け”を喫した試合です。

この試合で2ゴールをあげた”ティム・ケーヒル”は、その後の試合でも幾度となく日本のゴールネットを揺らしました。

2004年のアジア加盟後も、オーストラリアは幾度となく日本の前に立ち塞がります。

2009年には、オーストラリアの観客からこんな弾幕が。

Nippon : Forever in our Shadow

日本語訳すると、「日本は永遠に俺たちの陰」(参照:サッカーダイジェスト

本当に屈辱的な瞬間でした。

しかし、それ以降のオーストラリアとの対戦では、”10試合負けなし”の状態に。

しかも、日本サッカー史に残る試合は、なぜかいつもオーストラリア戦。

W杯出場が決定したのも、3大会連続”オーストラリア戦”

  • 2011年アジア杯決勝戦(日本が優勝)
  • 2014年W杯出場が決定した試合
  • 2018年W杯出場が決定した試合
  • 2022年W杯出場が決定した試合

「太陽と陰」の位置は完全に入れ替わりました。

2011年アジア杯決勝戦

2014年W杯本大会出場決定

2018年W杯本大会出場決定

2022年W杯本大会出場決定

日本との対戦成績

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通算戦績:11勝8敗10分(日本から見て)

W杯アジア最終予選や、アジア杯といった”重要な試合”でよく対戦するライバル。

一時期は負け越していた相手ですが、今では通算成績で日本がリード。

特に2010年以降では、”6勝1敗4分”圧倒的に日本が勝ち越しています

注目選手

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以前ほどの”個の力”はありません。

それでも、「アジアの強豪」であり、「日本のライバル」であることは変わらず。

欧州でプレーする選手の数も、約20名とアジアではトップクラス。(5大リーグの選手は少数)

また、Jリーグでのプレー経験がある選手も多く代表入りしています。

  • ミッチェル・デューク
  • トーマス・デン
  • ジェイソン・ゲリア
  • ミロシュ・デゲネク など

マシュー・ライアン

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  • 生年月日:1992年4月18日
  • 所属クラブ:レバンテ(スペイン)
  • ポジション:GK
  • 身長:184cm
  • 体重:82kg

ジャクソン・アーヴァイン

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  • 生年月日:1993年3月7日
  • 所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
  • ポジション:MF
  • 身長:187cm
  • 体重:76kg

コナー・メトカーフ

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  • 生年月日:1999年11月5日
  • 所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
  • ポジション:MF
  • 身長:183cm
  • 体重:75kg

ジョーダン・ボス

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  • 生年月日:2002年10月29日
  • 所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
  • ポジション:DF
  • 身長:180cm
  • 体重:83kg

ミッチェル・デューク

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  • 生年月日:1991年1月18日
  • 所属クラブ:FC町田ゼルビア(日本)
  • ポジション:FW
  • 身長:186cm
  • 体重:84kg

オーストラリアのリーグは強いの?

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名称:Aリーグ

2004年に創立された新しいリーグで、トップカテゴリーには12クラブが参加。

レギュラーシーズンでの上位6チームファイナルシーズンに進出し、年間王者を決めるというシステムです。

2012年にはデルピエロ小野伸二などのスタープレーヤーが集結し、大きな盛り上がりを見せました。

近年は日本人選手も増加傾向。

Jリーグで長年活躍した選手に”キャリアの晩年に過ごす場所”として選ぶ傾向があります。

また、「どこが優勝するのか予想が難しい」という点もJリーグと似ており、実際ここ10年間で5つのクラブがリーグタイトルを獲得するという群雄割拠の状態。

ただし、ACLでの戦績を見ると、「代表チームほどの強さはないかな?」といった印象。

2014年にウェスタン・シドニー・ワンダラーズアジア王者に輝いたものの、それ以降はベスト16が最高順位となっています。(2025年11月時点)

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

日本にとっての永遠のライバル。

1つは言うまでもなく韓国

そしてもう1つは、「オーストラリア」と答える人が多いのではないでしょうか?

W杯やアジア杯で、幾度となく名勝負を繰り広げた日本オーストラリア

その激闘の歴史は、これからも続いていくことでしょう。

そして願わくば、「太陽(日本)と陰(オーストラリア)という立ち位置はそのままでいたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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