【10分でわかる】チュニジアってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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チュニジアの国旗の画像
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「チュニジアってどんな国?」

「チュニジア」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、私にとっては2002年の日韓ワールドカップ

日本が初めて「自国開催でのW杯出場」「ベスト16進出」を同時に成し遂げた、あの歴史的な大会です。

その節目の試合で対戦したのが、まさにチュニジア代表でした。

サッカー以外ではあまり接点がないように感じる両国ですが、はたしてチュニジアはどんな特徴を持った国なのか?

この記事では、チュニジアのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

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目次

チュニジアってどんな国?

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  • 国名:チュニジア共和国(アフリカ)
  • 首都:チュニス
  • 国土面積:164,000㎢
  • 人口:約1,200万人
  • 言語:アラビア語/フランス語

欧州にも近い北アフリカの国

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チュニジアは、1956年にフランスから独立した北アフリカの国

地中海に面しており、イタリアまで”飛行機で2時間弱”で到着します。

国土面積は”日本の半分ほど”という小さな国ですが、地域によって気候は様々。

アトラス山脈のある北部地中海性気候で、冬は雨が多く夏は乾燥ぎみ。

一方、南部サハラ砂漠が広がる乾燥地帯で、昼と夜の寒暖差が大きいのが特徴です。

観光名所「カルタゴ遺跡」

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チュニジアの観光名所といえば、世界遺産「カルタゴ遺跡」

紀元前3世紀ごろに地中海で栄えた大都市で、古代の海洋民族の”フェニキア人”が作ったと言われています。(参照:阪急交通社

ローマとの戦いで一度は滅びましたが、その後ローマ帝国の都市として再び発展。

いまも広い遺跡が残っていて、円形競技場などを見学できます。

首都チュニスの中心部や空港から車で20〜30分ほどとアクセスも良く、地中海を望む絶景とともに、古代の歴史を感じられる人気スポットです。

スターウォーズの撮影地

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チュニジアは、”スターウォーズの撮影地”としても有名な場所。(参照:Space World

エピソード4『新たなる希望』エピソード1『ファントム・メナス』において、多くのシーンがチュニジアで撮影されています。

撮影が行われたのは、南部のマトマタトズール周辺。

砂漠や岩の地形を活かした風景が、「惑星タトゥイーン」の舞台として登場しています。

実際に映画の中でルーク・スカイウォーカーの家として使われた建物は、現在も宿泊施設「シディ・イドリス洞窟ホテル」として残されており、ファンの聖地として多くの観光客が訪れます。

その光景は、まさに”映画の世界”

「アラブの春」が始まった場所

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「アラブの春」をご存知ですか?

「アラブの春」とは、2010年末にアフリカや中東で起きた”民主化運動”のこと。

失業や物価高への不満が背景にあり、SNSで情報が拡散されたことで大規模な市民運動へと発展しました。

この活動の起点になったのが、”チュニジアの若者たち”

彼らの行動が多くの国に波及し、政権交代や社会変化を引き起こすきっかけとなりました。(参照:spaceship earth

チュニジアってサッカー強いの?

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  • 愛称:カルタゴの鷲
  • FIFAランキング:43位(2025年11月時点)
  • W杯出場回数:7回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:GL敗退

チュニジア代表の特徴

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W杯にはこれまで7回出場していますが、いずれもグループステージで敗退。

アフリカネーションズ杯では2004年に優勝しているものの、それも20年以上前の話です。

アフリカ勢らしい“爆発力”はあまりなく、近年は結果もやや低迷気味。

現状を考えると、「アフリカ3番手グループ」といった位置付けでしょう。

一方で、ヨーロッパとの距離が近いという地理的な強みがあります。

フランスのクラブ下部組織で育った選手も多く、現在でも欧州リーグでプレーする選手を複数輩出しています。

派手さはないものの、安定した守備戦術理解度の高さが持ち味のチームです。

日本との対戦成績

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通算戦績:5勝1敗(日本から見て)

これまでの対戦では、日本が圧倒的に優勢です。

2022年のキリンカップ決勝では0-3で敗れたものの、それ以外の試合ではすべて日本が勝利。

直近の対戦は2023年。

神戸で行われた親善試合では、古橋亨梧伊東純也のゴールで2-0で勝利しています。

そして最も印象的なのは、やはり2002年の日韓W杯での日本vsチュニジア戦

森島寛晃と中田英寿のゴールで2-0の勝利を飾り、日本が史上初の決勝トーナメント進出を決めた歴史的な一戦です。

注目選手

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誰もが知っている”世界トップクラス”と言える選手はいません。

有名どころであげると、当時18歳にしてマンチェスターユナイテッドのトップチームデビューを果たしたハンニバルや、堂安律のチームメイトのスキリなど。

また、選手の所属クラブを見ると、「そこにチュニジア人いるのか!」と思うケースも少なくありません。

そして、Jリーグのガンバ大阪でプレーする”イッサム・ジェバリ”もチュニジア代表の一員です。

ハンニバル・メイブリ

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  • 生年月日:2003年1月21日
  • 所属クラブ:バーンリー(イングランド)
  • ポジション:MF
  • 身長:183cm
  • 体重:74kg

エリス・スキリ

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  • 生年月日:1995年5月10日
  • 所属クラブ:フランクフルト(ドイツ)
  • ポジション:MF
  • 身長:185cm
  • 体重:74kg

ハムザ・ラフィア

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  • 生年月日:1999年4月2日
  • 所属クラブ:レッチェ(イタリア)
  • ポジション:MF
  • 身長:180cm
  • 体重:75kg

モンタサル・タルビ

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  • 生年月日:1998年5月26日
  • 所属クラブ:ロリアン(フランス)
  • ポジション:DF
  • 身長:190cm
  • 体重:81kg

イッサム・ジェバリ

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  • 生年月日:1991年12月25日
  • 所属クラブ:ガンバ大阪(日本)
  • ポジション:FW
  • 身長:186cm
  • 体重:84kg

チュニジアのリーグは強いの?

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名称:チュニジア・プロリーグ

1907年に創立され、1994年にフォーマット変更したリーグ。

トップカテゴリーには14クラブが参加しています。

このリーグはアフリカ屈指のハイレベルリーグとして知られ、CAFチャンピオンズリーグ(アフリカのCL)では、これまでに6回も優勝クラブを輩出

その回数は、アフリカ全体でもトップ3に入るほどです。

  • エスペランス・チュニス:4回優勝
  • エトワール・サヘル:1回優勝
  • クラブ・アフリカン:1回優勝

また、「有望株は欧州のユースでプレーする」という流れがある中でも、自国リーグから代表選手を輩出し続けているのがチュニジアの強みです。

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

日本が初めて”W杯ベスト16入り”を果たした際の相手がチュニジア。

通算成績でも日本が大きく勝ち越しており、苦手意識はほとんどありません。

一方で、世界的に見たチュニジアの評価は「アフリカの2番手グループ」といった位置づけ。

堅実で守備的なチームながら、欧州育ちの選手も多く、油断は禁物です。

それでも、現在の日本代表の実力を考えると、「勝たなければいけない相手」であることは間違いないでしょう。

W杯本大会で再び対戦する日が来たら、2002年のような快勝を期待したいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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