【10分でわかる】南アフリカってどんな国?|2026年サッカーW杯出場国

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「南アフリカってどんな国?」

不名誉なことに、”治安の悪さ”や”失業率の高さ”で話題になりがちな国。

その一方で、ゴールド(金)プラチナといった資源が豊富で、壮大な自然が広がる魅力的な国でもあります。

そして、スポーツの面ではラグビーが超強い!

現在W杯2連覇中で、「世界No.1」という呼び声も高いです。

では、サッカーは??

現在こそあまり名前を聞かないものの、かつては「アフリカの強豪国」として一時代を築いたことも。

この記事では、南アフリカのサッカーだけでなく、「どんな国なのか?」という視点から、歴史・文化・産業の魅力までをわかりやすくご紹介します。

「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。

【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。

初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。

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目次

南アフリカってどんな国?

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  • 国名:南アフリカ共和国(アフリカ)
  • 首都:プレトリア、ケープタウン、ブルームフォンテーン
  • 国土面積:1,220,000㎢
  • 人口:約6,200万人
  • 言語:ズールー語/コーサ語/英語 など

多様な自然と複数の言語

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1910年に独立した、アフリカ最南端の国。

国土面積は1,220,000㎢で、その広さは日本の3倍以上にもなります。

そんな南アフリカには、実に多様な自然が広がっています。

  • サバンナ樹林→ライオン、シマウマなど、アフリカらしい野生動物が暮らす大地。
  • 大西洋→冷たい海で、イワシ、ロブスターなどがよく獲れる。
  • インド洋→暖かく穏やかな海で、リゾート地として人気。
  • ドラケンスバーク山脈→標高3,000mを超える山々が連なり、世界遺産にも登録。

また、生活や文化の面でも“多様性”が根付いています。

民族や人種が入り混じる中で、公用語の数はなんと11言語

さらに、首都がプレトリア(行政)・ケープタウン(立法)・ブルームフォンテーン(司法)3都市に分かれているのも、他の国とは違った特徴です。

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※ドラケンスバークの画像。

アパルトヘイト政策

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南アフリカを語る上で欠かすことのできない歴史。

それが、「アパルトヘイト政策」です。(参照:IDEAS FOR GOOD

白人”黒人の権利”を奪い、生活の全てを分離させていた時代です。

流れをざっくりと整理すると、

  • 17世紀:オランダの植民地
  • 19世紀:イギリスの植民地
  • 1910年:独立
  • 1948年:白人政党による”アパルトヘイト政策”が開始
  • 1994年:民主化

つまり、1948年〜1994年の約46年間にわたって、黒人は“制度として”差別を受けていたのです。

現在は、人種を問わずに対等に生活する「虹の国政策」を掲げていますが、依然として人種間格差など様々な課題が残されています。

治安は世界ワースト級

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南アフリカの失業率30%超えで、世界でもワーストクラス。

中でも、黒人の失業率は37%に達ており、経済格差が深刻化しています。(参照:三菱UFJ

当然ながら、失業率の高さは治安の悪化にも直結。

強盗、殺人、誘拐といった凶悪犯罪は、都市部を中心に日常茶飯事です。

広大な自然など、見どころが多い国ではありますが、旅行をするには徹底した注意が必要です。

金・プラチナ・ダイアモンドがとれる

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南アフリカは、アフリカ随一の経済大国であり、その根幹を支えるのが鉱山資源です。

特に目立つのが、”鉱山資源”の輸出。

(ゴールド)、プラチナ、ダイヤモンドといった貴金属の埋蔵量・生産量は世界トップクラス。

特にプラチナは”世界シェア約70%”を占める「プラチナ王国」です。(参照:なんぼ屋

また、パソコンやスマートフォンなどに使われるレアメタルの生産も盛ん。

地下資源の豊かさが、南アフリカ経済の大黒柱となっています。

国技はラグビー

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南アフリカの国技とされるのは、以下の3つのスポーツ。

  • ラグビー
  • クリケット
  • サッカー

その中でも、最も国民から愛されているのがラグビーです。

ラグビーW杯では世界最多の4回の優勝を誇り、直近の大会では2連覇を達成。

ニュージーランド、オーストラリアと並び、「ラグビー世界最強国の座」を争っています。

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南アフリカってサッカー強いの?

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  • 愛称:バファナ・バファナ(少年たち)
  • FIFAランキング:59位(2025年11月時点)
  • W杯出場回数:4回(2026年大会を含む)
  • W杯最高成績:GL敗退

南アフリカ代表の特徴

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1990〜2000年代にかけてアフリカを代表する強豪国だった南アフリカ。

W杯にはこれまで3大会出場しており、アフリカネーションズカップでは1996年に優勝1998年に準優勝と、アフリカ大陸で大きな存在感を放っていました。

当時の代表メンバーには、マンチェスター・ユナイテッドでプレーしたクイントン・フォーチュン、エヴァートンで活躍したスティーヴン・ピーナールなど、欧州トップリーグ経験者がずらり。

まさに“黄金期”と呼べる時代でした。

しかし、その後は低迷期に突入。

自国開催となった2010年南アフリカW杯には出場したものの、以降10年以上、世界の舞台から遠ざかっていました。

そして2023年にアフリカネーションズカップでの3位に入りを皮切りに、南アフリカサッカーに復活の兆しが。

続く2026年W杯アフリカ予選では、実に24年ぶりにW杯予選を突破しています。

日本との対戦成績

通算戦績:1引き分け

A代表での対戦は1度だけ。

2009年に親善試合で対戦し、アウェーの地で0-0という結果に。

ただ、五輪では2度対戦し、2戦とも日本代表が勝利しています。

  • 2000年シドニー五輪→2-1で勝利
  • 2021年東京五輪→1-0で勝利

注目選手

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南アフリカ代表の登録メンバーを見ると、多くが母国リーグ所属選手

欧州に挑戦している選手もいますが、その大半はルーマニアやキプロスといったサッカー中堅国のクラブでプレーしています。

最も有名な選手は、プレミアリーグでプレーするライル・フォースター

ライル・フォースター

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  • 生年月日:2000年9月3日
  • 所属クラブ:バーンリー(イングランド)
  • ポジション:FW
  • 身長:185cm
  • 体重:70kg

ルーク・ルルー

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  • 生年月日:2000年3月10日
  • 所属クラブ:ポーツマス(英国2部)
  • ポジション:MF
  • 身長:184cm

シヤボンガ・ンゲザナ

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  • 生年月日:1997年11月15日
  • 所属クラブ:FCSB(ルーマニア)
  • ポジション:DF
  • 身長:188cm

南アフリカのリーグは強いの?

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名称:プレミア・サッカーリーグ

1996年に創設され、トップカテゴリーには16クラブが所属。

アフリカの中でも経済的に安定しており、運営・放映権・スタジアム環境の整備が進んだリーグです。

国内で圧倒的な強さを誇るのが、マメロディ・サンダウンズFC

2016年にはCAFチャンピオンズリーグを制覇。

アフリカ代表としてクラブW杯にも出場し、準々決勝では鹿島アントラーズと対戦しています。(鹿島が2-0で勝利)

とはいえ、アフリカ大陸全体で見ると、常に上位に食い込むわけではなく、立ち位置としては「アフリカ2〜3番手グループ」といったところ。

蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事を書いています。

「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。

ぜひ一度ご覧になってください。

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まとめ

約25年に渡り、アフリカ予選を突破できなかった南アフリカ。

厳しい見方をすれば、「W杯出場枠拡大の恩恵を受けた国」のひとつと言えるでしょう。

欧州でプレーしている選手も少なく、チームの実力は未知数。

ただ、「情報が少ない」という点は、南アフリカにとって武器になる可能性も。

2026年W杯では”ダークホース”として大会をかき乱す存在になるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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