「カーボベルデってどんな国?」
2025年にアフリカ予選を突破し、”W杯初出場”を決めた小さな国。
その面積は”山梨県”と同じくらいの大きさで、人口は日本のわずか1/215。
「W杯史上最小の国」として、いま大きな注目を集めています。
この記事では、”カーボベルデ”についての基本情報やサッカーの強さについて紹介していきます!
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。


カーボベルデってどんな国?

- 国名:カーボベルデ(アフリカ)
- 首都:プライア
- 国土面積:4,033㎢
- 人口:約58万人
- 言語:ポルトガル語/クレオール語
W杯史上最小面積の国
Embed from Getty Imagesカーボベルデは、アフリカ大陸の北西に浮かぶ”18の島”から構成される国。
「島国」というと、水に困らなそうなイメージですが、降雨量は年間205mmほど。
日本の”1,718mm/年”に比べるとかなり少なく、温暖だけど乾燥した気候です。
国土面積は”4,033㎢”で、人口は”約58万人”。
日本で例えると、山梨県(4,465㎢)と同じくらいの面積で、人口は鹿児島市(約59万人)や八王子市(約58万人)と同じくらい。
そんな小さな国がW杯に出場するとなれば、世界中で話題になるのも当然です。
2026年W杯への出場権を獲得したことで、「W杯史上最小の国=カーボベルデ」になりました。(参照:ゲキサカ)
日本からは1日以上かかる!?
Embed from Getty Images前述の通り、アフリカ大陸の北西の国。
日本からの直線距離だと1.4万kmのようです。
では、実際にどのくらいの時間で行けるの?
というわけで、「日本からカーボベルデまでの所要時間」を調べてみました。
まず、日本からの直行便はなし。
ロンドンやニューヨークでの乗り継ぎが多いようですが、そこからも約7時間はかかります。
- 日本→ロンドン=約13時間
- 日本→ニューヨーク=約13時間
つまり、13時間+7時間=20時間。
フライトだけでも20時間かかると考えると、待ち時間を考えたら24時間は超えてくるでしょう。
公用語・文化・世界遺産
Embed from Getty Images公用語はポルトガル語。
14~17世紀にポルトガル領だったという歴史的背景があります。(参照:DIAMOND online)
「カーボベルデ」という国名もポルトガル語で、意味は「緑の岬」。
また、家庭内などでは主にクレオール語(ポルトガル語+アフリカ現地の言語)が使われています。
イメージ的には、日本語における”関西弁”に近いかもしれません。
観光という面では、「リベイラ・グランデの歴史地区シダーデ・ヴェーリャ」という世界遺産があります。
かつて奴隷貿易の中心地として栄えており、その時の建築物が現在も残っています。(参照:NEWT)
治安の面でも安全とされていて、アメリカ国務省の評価は”レベル1(通常の安全注意)”。
アフリカの中でも比較的安全とされ、観光地では安心して過ごせる国の一つです。
盛んなスポーツ
Embed from Getty Images島国ということもあり、”マリンスポーツ”が人気。
メジャースポーツでは、陸上やバスケが人気のようです。
2023年バスケットボールW杯にも出場しており、日本代表と対戦しています。(日本が勝利)
カーボベルデってサッカー強いの?
Embed from Getty Images- 愛称:ブルーシャークス
- FIFAランキング:70位(2025年10月時点)
- W杯出場回数:1回(2026年に初出場予定)
カーボベルデ代表について
Embed from Getty Images近年、着実に力をつけているアフリカの新興国。
アフリカネーションズ杯では、2021年大会にベスト16、2023年大会ではベスト8に進出するなど、大陸内での存在感を高めています。
また、W杯予選には2002年日韓大会から参加しており、7回目のトライ(2026年大会)で初めてアフリカ予選を突破。
しかも、強豪・カメルーンを抑えての首位通過となりました。
日本との対戦成績
0勝0敗
これまでに、日本代表と対戦したことはありません。
注目選手
カーボベルデ代表の選手たちは、その多くが海外リーグでプレーしています。
ただし、“5大リーグ”のようなトップレベルで活躍する選手は現状いません。
カーボベルデの有名選手
・GK:マルシオ・ロザ(モンタナ[ブルガリア])
・GK:ブルーノ・バレラ(アル・ハズムSC[サウジアラビア])
・DF:スティーブン・モレイラ(コロンバス・クルー[アメリカ/MLS])
・DF:ロベルト “ピコ”・ロペス(シャムロック・ローヴァーズ[アイルランド])
・MF:ケヴィン・レニーニ(FCクラスノダール[ロシア])
・MF:ラロス・ドゥアルテ(プシュカシュ・アカデミア[ハンガリー])
・MF:ジョアン・パウロ(SCオテウル・ガラチ[ルーマニア])
・FW:ガリー・ロドリゲス(アポロン・リマソール[キプロス])
※2025年10月時点の情報です。
カーボベルデのリーグは強いの?
リーグ名:カーボベルデ・プレミア・ディビジョン
1976年に創設された、約50年の歴史があるリーグ。
各島ごとに地域リーグがあり、その優勝チームが全国大会に集まって王者を決める「地域代表制」が特徴です。
とはいえ、リーグの規模はまだ小さく、観客動員や資金面では他国に及ばないのが現状。
アフリカの国際大会(CAFチャンピオンズリーグなど)では上位進出の実績も少なく、「発展途上のリーグ」といった印象が強いでしょう。
※蹴り道FOOTBALLでは、『サッカーの放映権』についてまとめた記事も書いています。
「この国はリーグはどこで観れるの?」という疑問に解決できる内容になっています。
ぜひ一度ご覧になってください。

まとめ
カーボベルデは、まだまだ“サッカー新興国”。
欧州の名門クラブでプレーする選手は一人もおらず、情報も限られています。
だからこそ“謎に包まれた存在”として、多くのサッカーファンの興味を引いています。
小さな島国が、初めて挑む「W杯」という大舞台。
彼らがどんな戦いを見せるのか。
そしていつか日本代表とピッチで相まみえる日がやってくるのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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